台

Ａ氏が来た。
ダラダラ話していると、１つの台が目についた。

中に色んな物を入れている台だけど、来月部屋を模様替えする時に捨てようと思っているんだよね。

それをこないだＡ氏に話したんだっけ。
「いるならあげるけど？」
と言ってたら、「今度行った時に現物を見てから考える」との事だった。

思い出して良かった。
「あの時話していたのはこの台なんだけど、どうする？」

と聞いたら
「いる」
との事。

そりゃ良かった。
捨てにいく手間が省けたよ。

「じゃあ今日持って帰ります」

え？
今日？
「無くなっていたほうが模様替えしやすいでしょ？」
とＡ氏。

確かに、ごもっともだ。

ということで、夜１０時からいきなり始まった棚整理。
中にある物を、手当たり次第に出していく。
ずっと手つかずだったので、ほとんどいらない物ばかりだ。
いらないＤＶＤや、いらないケースやら。
捨てようと思ったけどＡ氏に聞いたら「いる」と言うものがたくさんあったので、無駄にならずにすんだけどね。

中身も外身も無事にＡ氏に引き渡しましたよ。

さて。
台がなくなった場所。
そこには、こっちの部屋にある本棚を持っていくつもりだったんだよね。

するとＡ氏。
「じゃあ、今それを動かしておきましょう」
と言ってくる。

え？
今？
「今のうちに動かしていたほうが便利でしょ」
とＡ氏。

確かに、ごもっともだ。

２メートルくらいある本棚にギッシリ詰まったＤＶＤや本を取り除いていく。
なかなか面倒な作業だ。
遅い時間なので、近所迷惑にならないよう、なるべく静かに作業する。

中がだいぶ減ったとこで、Ａ氏と共にエッホラエッホラと運んでみた。

ら…

物凄い圧迫感！
その場所にその高さのその色の棚を置いたら、これほどまでに違和感あるとは思わなかったな。
置いておけばそのうち慣れるだろう…とは思えないほどの存在感がある。
話し合いの結果、やっぱり元に戻す事に。
無駄な努力をしてしまった。
再びさっきの位置に運び、降ろしたばかりのＤＶＤや本をさっきの位置に戻す。

もう０時近い時間になにやってんだか…。

そんな時。
愚妻は違う部屋で何やらゴソゴソしていたかと思えば…
ず～っと使ってないトースターを取り出してきたではないか。
さらに、ず～っと使ってなかった蛍光灯スタンドなんかも持ってきた。

そしてＡ氏に「これもいる？」と聞くではないか。

いやいや。
いらんでしょ！
そういう業者の人じゃないんだからさ。
我が家のいらないものなんて、そうそう必要ないでしょ。

と思ったら、Ａ氏。
「いる」
って！

いるんかい！

車いっぱいに我が家の不要物を詰め込んで、嬉しそうに帰っていきましたよ。
ま、こっちは片付いていいんだけどね。
しかし、何でも持って行くなぁ。
今度から物を捨てる前に、一度Ａ氏に聞いてみたほうが良さそうだな。

毎週出る可燃ゴミも、全てＡ氏に見せる事にしよっと。

休日

久しぶりに何もない休日。
こんな日は滅多にない。

気をきかせて、愚妻は昨日から息子（３歳）と共に実家に泊まっている。
「せっかくだから、ゆっくり昼まで寝ればいいわ」
と、ありがたい言葉。

単にそっち方面で昨夜飲み会があり、そのついでに実家に泊まるだけの感じもあるが、でも助かる。
編集しなくちゃいけないものはたくさんあるけど、今日は思い切りノンビリさせてもらうよ。

そうだな。
とりあえず起きるのは、アッコにおまかせくらいの時間だな。
最近ではほっといても８～９時くらいには目が覚めてしまうんだけど、でも今日は頑張って寝るぞ。
次にこんな機会があるのがいつになるか分からないもんね。

愚妻に感謝しつつ、いつもより少し遅めに眠った昨夜。

そして今朝７時。
ケータイのメール音で目が覚めた。

見ると愚妻からだ。
ん？
「ゆっくり寝て」と言っていた相手に朝っぱらからメールするとは、余程の急用なんだろう。

慌てて本文を確認してみると…
「（ＨＤＤに録っていた）ドラマは視聴済みになってるけどまだ見てないから消さないで」
って！

どーでもいいわ！
朝７時に送ってくる内容か！？
しかも、「ゆっくり寝て」と言っててさぁ。

結局その後に来客があったりして目が覚め、いつものように編集だけして過ごしてしまいましたわ。
勿体ない…。

夕方くらいに愚妻と息子が帰宅。
買う物があったので、ホームセンターなんかを何件か回った後
そういえばデパートで北海道物産展やってるって言ってたな。
と思い出して、ついでに行ってみた。

うほぉ～！
美味しそうなのがいっぱいありますなぁ。
北海道なのに木彫りの熊もまりもっこりもなく、食品ばかりってのが納得いかないけど、でもまあ楽しい。

息子と一緒に歩いていく。

気付いたら愚妻の姿がない。
後ろを見ると、試食中。

また再び歩いていく。

気付いたら愚妻の姿がない。
後ろを見ると、試食中。

あっちこっちで試食しまくってやがんの。

「こういうとこの楽しみは試食なんだから」との事。
確かに、あっちこっちでみんな試食を食べている。
物産展に来るのは２回目の為に正式マナーが分からないので、それが正しいスタイルなのかもしれない。

でもなぁ。
やっぱり試食したら断りにくくなっちゃうもん。
これ本当に安いのか？
と思うようなものでも、食べてしまった為に買っちゃうケースが多い。
そんな自分の性格はよく分かっているので、なるべくボクは試食せず。

堂々と食べ、堂々と断れるような強い人間になりたいものだ。
そんな人のほうが人生得するんだろうなぁ。

そんな中を歩いていると。
イクラ大好きな息子がイクラを発見して「イクラ！」と叫ぶ。
すかさず店のオッチャンがスプーンに乗ったイクラをボクに差し出されたので、仕方なく食べようとした
ら、息子がそれを奪い取るようにそれを食べてしまった。

仕方なく再びくれるオッチャン。
今度は無事にボクが食べたんだけど、息子がまだ「イクラは？ぼくのイクラは？」とうるさい。
さらにイクラをくれるオッチャン。
これが最後と言ったにも関わらずまだ欲しそうにしていて、結局３回目のイクラをもらっていた。

さすがに３回ももらったら買わないわけにはいかないな。

一番安いのにしたけど、１００ｇで１０００円。
相場は知らないけど、全然安いとは思えないなぁ。

今度ここに行く時は、息子は目隠しさせていたほうがいいね。

奢り

シャインクラブ最新作『ゴー！ゴー！ラブストーリー』の撮影日。
今日は夜の公民館にて。

けどタツヤ不在のために、ほとんど撮れず。
ま、仕方ない。
こういう時は早めに切り上げて、食事に行きましょう。

すると、製作プロデューサーのＯ氏。

「今日はわたくしが奢りましょう」

と言うではないか！

おお！
実にありがたい！

この歳になると、さらに男だと、奢ってもらえる機会なんて滅多にないんだよね。
こんな時は遠慮なく奢ってもらっちゃおう。

しかも
「好きなの何でもいいよ」
との事。

すげぇぞ！
大盤振る舞いだ。

さて、どこにしよう。
いつもの撮影後ならタツヤがすぐに場所を決めてしまい、他の人が選択する余地はない。
「タツヤの食べたい物をみんなで食べに行きましょうの会」になってしまっている。
でも今日はタツヤ不在。
行き先は我々が決めなくてはならない。

どうしよっかなぁ。
迷うなぁ。
奢ってもらうからには、少しでも高いのがいい。
自腹ではちょっと躊躇してしまうくらいの金額のほうが、奢ってもらった感が倍増するってものだ。

こないだから、焼肉に行きたかったんだよね。
あ、バイキングにも行きたかったんだよね。
でも寿司も悪くないよね。
新しく出来た天ぷら屋さんとかも興味あるんだよね。

思いを巡らせる。

でも、これといった決め手がないので、どれか１つには搾れない。
みんなも同じ感じだ。

なかなか決まらないので、とりあえず近所のショッピングセンターに行ってみた。
軽い食堂街があるから、その中のどれかにすればいいだろう。

と思って行ったんだけど、閉店や満席で残るは３店のみ。

バイキングかウドン屋かお寿司屋さん。
それでも決まらない。

よし、じゃあもうジャンケンで決めましょう。
寿司かバイキングならどっちでもいいわ。
ちょうど３人だったので各自に担当店を振り分け、買った人の店に行く事にした。

ジャンケンポン！

ウドン屋さんに決定！

え～。
ウソだろ？
奢ってもらうのに、ウドン屋さんかよ！

でももう今さら変更は出来ずに店内へ。

メニューを吟味する。
どう頑張っても３桁以内。

こんな機会滅多に無いんだから、せめて１０００円は越えたい。
しかし、最高でも９８０円。
フカヒレウドンとか、特上カルビウドンとか無いのか？
と、探してみるが見つからない。

ボクが頼もうとしているものには『お得』なんて文字が書いてやがる。
普段なら嬉しい文字だが、今日はこの文字が憎く感じてくる。
内容は一緒でいいから、せめて今日だけはこれの料金を倍にしてもらいたいくらいだ。
でもこれを食べたかったので、泣く泣くそれに決めましたわ。

一品料理を追加したり、ウドンをおかわりしたりしようと思ったけど、意地汚いと思われそうだったのでやめておきました。
帰り際、レジにあったキャラメルも買ってもらおうかと企んだけど、それも断念。

結局、７８０円のみ。

いや、ありがたいんですよ。
嬉しいんですよ。
でも、もっと高いのを奢ってもらえる可能性があっただけに、若干物足りない。
奢ったＯ氏も、本当はもっとたくさん奢りたかったに違いないよ。

近いうちに、焼肉と寿司のハシゴをしてお土産にiPad2を買ってもらうという、豪快な奢られツアーを企画しましょう。

大黒堂

あまり知られたくないのでもう触れたくないんだけど、でも避けては通れない話題。

痔にやられっぱなしの日々。
毎日痔の事しか考えていないのだから、これを書かないわけにはいかないだろう。

痔と共に起き、痔と共に食事をし、痔と共に寝ている。
この身体でいえば、もはや圧倒的に痔が中心だ。
痔がボクを連れていると言ってもいいくらいの存在感がある。

でもね。
今日くらいから、何だかちょっぴりいい感じになってきたっぽいような気がするような気配があるのよね。

昨日までは、クシャミをした後も、激しく痛かったんだけどさ。
クシャミというものが、いかに全身の筋肉、しかもお尻のほうの筋肉までも使っているかがよく分かったよ。
なるべく刺激を与えないよう、こっそりとクシャミをするんだけど、それでもダメ。
フェイントをかけてクシャミをしてみても、ダメ。

痔の野郎は敏感に反応し、ボクに痛みを与えてきやがるの。

でも、それが今日は少し改善されたような気がするんだよね。
単に慣れただけか？
いや。
こんなの、慣れるような痛みではない。
明らかに緩和してきているよ。

ふぅ。
どうやら峠は越えてくれたようだな。
ボラギノール強し。
なかなかの強敵だったけど、ボラギノールのパワーには敵わなかったようだね。

天藤製薬さん、ありがとう。
もう、天藤製薬さんにはお尻を向けて眠れないな。

まだまだ違和感はあるので完治にはほど遠いけど、油断せずに頑張ろっと。
このまま治まっていただきたいものだ。
見事に痔を撃退したら、みんなを集めて盛大なパーティー開かねば。

しかし。
痔の下降は止まったけど、こっちの下降は止まらない。

阪神だよ、阪神。
阪神タイガース。

勝てないなぁ。
なんだよ、この弱さ。
怪我人の影響もあるけど、それにつけても弱過ぎる。

だって今、セリーグの最下位なんだよ。
最下位。

あ～あ。
物心ついたときから阪神ファンをやっているので、弱いっぷりには慣れているはずなんだけどね。
でもやっぱり最下位は悔しいよ。

巨人はもちろん、広島よりも横浜よりも下ってのが許せない。
情けない。

どうにかして、上下逆さまの順位に出来ないかしら。
どんな不正でもいいから、気がついたら阪神が首位って事になっていて欲しいよ。
無理かなぁ。

天藤製薬さんが、強くなるクスリを開発してくれるのを待つしか無いか…。

字

う～ん。
なかなか今回のは手強いですわ。
そろそろ治まるかと思っていたのに、ますます威力を増してきやがる。

痔がね。

痔っていろいろ種類があるけど、ボクのは腫れ物が出来ているタイプ。
だからその腫れさえ引けばいいんだけど…。

でも発生から５日経っても、まだ腫れたまま。
それも腫れ具合は下り坂にさしかかっている感じがしない。
むしろ成長を続けているんだよね。
頻繁にボラギノール攻撃しているのになぁ。

困った。

痔というのは、場所が場所だけにあまり人に知られたくない病気だ。
どうせなら隠しておきたい。

痔の男と痔じゃない男、どっちが好きですか？

と女性にアンケートをとれば、９割近くの人が痔じゃないほうを選んでしまうだろう。
悲しいけど仕方ない事実だ。

早く治んないかなぁ。
今週は久しぶりにテニスに行けると思っていたけど、これじゃとても行けそうにないよ。

仲間内とはいえ「痔で不参加」なんて恥ずかしくて言えやしないから、適当なウソを付いておこう。

この数日はもう頭の中が痔の事でいっぱい。
なにを事をしていても、どこにいても、片隅では痔の事を考えてしまっている。

せめて威力が低下している気配でもあればいいけど、今のところはまだまだ頂上に着いてないようだ。
このまま成長が止まらなければ、病院って事になってしまうだろう。

いつだったか。
１年くらい前だったかな。
義弟が痔で入院したってのを聞きつけて、喜んで病院に御見舞いに行った事があったっけ。

トイレ（大）の後は、のたうち回るほど痛いというのを聞いていたので、のたうち回っているとこを見にいったのよね。
記念写真を撮ったりして、楽しい想い出となった。

けど…

バチがあたってしまったのか。
次は我が身だ。

やだなぁ。
のたうち回りたくないなぁ。
想像しただけで恐ろしいよ。

そしてそれを喜んで見に来るヤツがいたりするんだろう。
悔しい。
それは１年前のボクの姿だ。
義弟の気持ちが今になってようやく理解出来たよ。

義弟だけでなく、実の兄も痔で入院した過去を持つので、ボクもそうなってしまうのは避けられないかもしれない。
顔も性格もあまり似てない兄弟とはいえ、実の兄。
痔の部分だけは似ていたようだ。
もう少し違う部分が似ててくれたら良かったのに、共通点はお尻だけだったようだね。

でもどうせ入院するんだったらさぁ。
せめて、痔という事は隠しておきたいな。
もっとカッコいい理由にしておきたい。

「線路に落ちた子供を助け、そのハズミでお尻に電車が刺さってしまった」とかにしよう。
「女の子を悪者から守るため、ヒップアタックで戦ったから」とかにしよう。

それならお尻を押さえて痛がっていても、不自然ではないだろうからね。

とりあえず今は、ボラギノールにボクの全てを託す日々。
この黄色いチューブにボクの未来がかかっている。
頑張って撃退していただきたいものだ。