鼻毛

ふと。
ずっと放置していた、愚妻からのクリスマスプレゼントを使ってみようと思い立った。

『サボテンノーズワックス』



鼻毛が痛くなく一気に抜けるってやつなんだよね。
いつかやろうと思いつつ、置きっぱなしになっちゃってたんだよな。

さて、やるか。
粒状になっているワックスを、電子レンジで溶かしていくところからスタート。



１分って書いてあるけど１分だと全然だったので、２分近くかけてドロドロにさせる。
それを専用スティックで取り、そのまま鼻に入れて放置、固まったら鼻毛もろとも一気に引き抜くのだ。

まずは左の鼻の穴から。

スティックにワックスを付け、それをおもむろに鼻に突っ込んだ。
でも…
これ、絶対に失敗だよ。

だって、突っ込む前にワックスが固まりだしちゃってたもん。
そんなの鼻に入れたって、どうにもなるわけがないよね。

案の定、しばらくして取り出したけど何の成果もありませんでしたわ。



もっと早く突っ込まないと…ってのは分かってたんだけどさ。

怖いんだもん！

電子レンジでドロッドロに溶けてるワックスだよ？
それを鼻の穴に突っ込むんだよ？

怖いでしょ？

これを怖がらずに何の抵抗もなく出来るのは、かなり度胸があるか、何も考えていない人だけだ。
普通はちょっと躊躇するよね。

でもあれが悪かったんだ。
残っている分をもう一度チンし、今後は大急ぎで鼻に入れる。

おお。
思ったほど熱くない。
生温い程度。

説明書通り、鼻の上から軽く押さえてしばらく放置。
今度はうまくいくか？

２分ほど経ちすっかり固まった頃、一気に引き抜…

く…

う～ん。

怖い。

鼻毛って一本抜くだけでも痛いのに、これはいったいどれほどまでのものなんだ？
想像が出来ない。
でももう鼻に突っ込んでしまっているのだ。
抜かない以外の選択肢はないのだ。

ええい！
一気にいっちゃえ！

ブチッ！

ふぅ。
思ったほど痛くなかったな。
さすがだ。

で、どれくらい抜けているのかを見てみると…

うぉ～！！
すんげぇ抜けてる～！！

短いやつばかりだけど、もう何十本も抜けているじゃないですか！
これはすげぇぞ！

ああ。
これ、みんなに見せびらかしたいなぁ。
友達のとこを、これ持って回りたいなぁ。
さすがにそういうわけにはいかないか。

その写真を撮ったものの、ここに載せるのはためらわれるし…。

そしてツルンツルンになった右の鼻の穴も誰かに自慢したい！
これまたそんな写真をここに載せるわけにもいかないだろう。

くっそ～。
こんなに綺麗になったのに、何のアピールも出来ないとは。
無念だ。

これからしばらく、人と話す時は出来るだけ鼻の穴が見えるようにするようにしよっと。

お試し用

用事があって駅ビルのほうに行ったので、ついでに中のテナントを覗いてみた。

ここに来る事はたまにあるけど、いつもは買う気ゼロで素通りする程度なんだけどね。
高そうな洋服屋さんばっかりなんだもん。
でも今日は７０％オフなんて書いてある。

そりゃ安いな。
ちょっと真剣に見てみるか。

と、何件か入ってみたけど…

う～ん。
どうしてこういうとこって、男女のコーナーの違いが分かりにくいのだろうか。

高い店であればあるほど、そしてシャレた店であればあるほどその傾向が強い気がする。

スーパーとかだったら『紳士服』『婦人服』なんて書かれていて、かなり分かりやすい。
ユニクロとかも、左右や階でビシッと区切られているから、まあ分かる。

でもこういう店って、そもそも配置がグチャグチャなんだよな。
ところどころにシャレた雑貨が売ってあったり、変な仕切りがあったりするから、色んなとこに服がある。
そこに男女の服があるもんだから、初心者には分かりにくいんだよね。

気を抜いていると、女性服を真剣に見てしまっていたりする。

気持ち悪い人と思われてしまうぞ！

と慌てて立ち去る事になる。

女性が男性服を間違ってみても問題ないけど、逆だと途端に変人っぽくなるもんな。

もうさぁ。
銭湯の入口にあるような『男』『女』ってのれんを、洋服屋さんの入口にも付けてくれないものかねぇ。
それくらい分かりやすくしてもらいたい。

それを義務化して、シャレてる店に少しでも入りやすいようにして欲しいものだ。

その後。
近くのデパートで東北物産展をやっているというので寄ってみた。

おっ！
海宝漬があるじゃん。
あわびとかイクラとかめかぶが入ってて、かなり美味しいらしいんだよね。
テレビか何かで見た事あるよ。

いつか食べてみたいと思ってたから、これはチャンスだ！

でも…
たけぇ！

３０００円のとか５０００円のとかばかり！

まだ普通のオカズなら許せるけど、ご飯のお供に３０００円も出せないよ！
これはお金持ちの人が買うやつなんだな。
諦めよう。

「お試し用とかあれば買ったのにな～」

ボソッとそう言って去ろうとしたら

「お試し用ありますよ。１５００円！」

と店員のオバちゃん。

え？
聞こえてたの？
そして本当にあるの！？

１５００円…
これでも高い。
けど自分で言ってしまったので、もう後には引けず。

ちゃんと買いましたよ。

ご飯のお供に１５００円は痛いけど、まあ念願のが食べられるから良しとするか。

少しでも美味しく食べられるように、ご飯とぎまくることにしよっと。

モスバーガー

昨日の夜、Ｙ氏がモスバーガーのコーヒー券を持ってきてくれた。
今日が期限だけど、もう使い切れないらしい。

おお！
ありがたい！
くれるだけでもありがたいのに、わざわざ持ってきてくれるとは驚愕のありがたさだ。

我が家がモスバーガーの近くって事に加え、ボクならタダ券を嬉しがると思ったのだろう。
その予想通り、かなり嬉しいですわ。
遠慮なくいただきましたよ。

するとそれを見た愚妻。

「あ！」

と叫んだ。

どうやら以前、別の友達からモスチキン（５本入）の券を貰ってたらしいんだよね。
その期限が今月いっぱいだったそうだ。

あっぶねぇ！
今回の券がなかったら忘れたまま過ぎ去ってしまっていただろう。
それを数ヶ月後に突然思い出し、号泣するほど悔む事になったに違いない。
何しろモスチキン５本入りだもんね。
３日間くらい嘆きつづけていたと思うよ。

助かった。
Ｙ氏のおかげだ。

という事で今夜はモスバーガー。
持ち帰りでね。

ネットでメニューを見ると、ネット予約が出来るらしい。
よ～し。
チキンもコーヒーもタダなんだから、ハンバーガーは奮発して一番高いやつにしてやろう！
『とびきりハンバーグサンド「傑作ベーコン」スライスチーズ入』
をチョイス。
普段ならこんな名前の長いのは買わないが、まあたまにはいいだろう。

愚妻もハンバーガーを選び、いざネット予約をしようとしたら…

「待って！」と愚妻が叫ぶ。

「ネット予約の場合は使えないってチケットに書いてある！」

おお～。
あぶねぇあぶねぇ。
そんなからくりがあったとは知らなかったな。
これで使えなかったら意味ないもんね。

電話予約なら大丈夫のようなので電話で予約。

よしよし。
これで完璧だ。
いただいた券を２つとも無駄にせずに良かったよ。

しばらくして愚妻がモスバーガーまで買いに行ってくれた。
じゃあボクはトイレにでも行きましょうかね。
と立ち上がると…

テーブルの上に、モスチキンの券とコーヒーの券、さらに愚妻のスマホが置きっぱなしになっているではないか！！

なに～！
全部忘れてやがる！
何やってんだよ！

直前に気付けば戻ってくるだろうが、気付かずにレジに行ったらもう後戻り出来ないかもしれない。
慌ててそれを持ってモスバーガーへ走りましたわ。

ったく…。

ま、どうにかギリギリ間に合ったから、無事に券を使う事が出来たから良かったけどさ。

苦労した上に無料のモスチキンとコーヒーは、最高の味でしたよ。
皆さんも期限ギリギリの券があったら、遠慮なく我が家へ持ってきてください。

青いボール

学校から帰ってきた息子（７歳）が

「アパートの駐車場に青いボールがあった！隣の人の車にコツコツぶつかってた！」

と興奮しながら話しだした。

なんだよ。
ボールくらいでそこまで騒がなくてもいいでしょ。
と気にもとめずにいたのが数日前。

で、その２日後。
部屋の中から何となく駐車場を眺めたら…

ん？

今なんか動いたな？

え！？
なにあれ！
あれが息子の言ってた青いボールか！

想像を絶するデカさだぞ！

だって、でっかい青色のバランスボールが駐車場に転がっていたんだよね！

なんであんなのがあんなとこにあるんだよ！

見ると、風に揺られてあっちこっちフラフラしているが、うまいこと駐車場からは出ていかない。
そして建物の陰から出たり引っ込んだりを繰り返しているので、ボクもこの二日間気付かなかったのだろう。

このアパート内の住人のか？
いや。
それだったらさすがにすぐ回収しているだろう。
あんなのが無くなったらすぐに分かるだろうし。

息子が見つけた日は風が強かったから、どっかからか転がってきたのかなぁ。
もしくは近所の子供がどっかからか拾ってきて、ここに投げ入れたのか。

まあどっちにしろ、放っとくわけにもいかないだろう。
でもなぁ。
放っとくしかないよなぁ。

あんなバカでかいボール、どう対処したらいいのか分からないもん！

捨てるに捨てられないし、持ち主が分かるわけでもない。
警察に届けるのが正しいのかもしれないが、どう考えてもあんなの持ってこられても警察のほうも困るだろう。

という事で放置。

毎日毎日、ころころ転がっているのを眺めつつ、数日間過ごしましたわ。
夜中に帰ってきた時とか、ヘッドライトに照らされて急に現れるボールに驚愕したりもしたんだけどね。
でもどうにも出来ないので仕方ない。

雪の日にも耐えていたそんなボールだったけど、遂に昨日、隣のアパートのほうへ移動していましたわ。
これまたどうやってあっちまで行ったのか分からんけどさ。
ま、ホッとしましたよ。

これからあのボールがどうなっていくんだろうな。
願わくばこのまま誰にも捕まらずに日本中を放浪して、いつかまた戻ってきてもらいたいものだ。

ステージ

とあるイベントの撮影へ。

毎年県内各地で行われているイベントだけど、今年は大分市で開催。
いつものように朝から行ってセッティングし、いつものように撮影をした。

けど！

今日の撮影はいつもと違う。

だってステージに立ったもんね！

このイベントを撮り始めて１２年になるけど、まさか自分がみんなと同じステージに立つ日が来るとは思ってもみなかったな。
クララが立った時以来の衝撃だよ。

あ、ステージ上で撮影しただけなんだけどね。
演者という立場ではない。
けど、なかなか貴重な体験だ。
だって本番中にステージに立った事なんてないもん。
どう考えても邪魔だから、普通のイベントは客席とかから撮っている。
せいぜい舞台の下や端から撮る程度。
今回もイベントのほとんどは２階の客席から数台で撮っていた。

それが今回、イベントの主催者から一部分だけステージから撮るように言われたんだよね。

言われたからにはやるけど…
本当に大丈夫なのか？

おまけにリハがないので、ぶっつけ本番だ。
かなりのプレッシャー！

その事が気になりつつも本番がスタート。
そうしていよいよボクがステージで撮る時間がきた。

カメラを持って急いでステージに行き、撮影を始める。

ただ撮影するだけだから緊張するとははないんだけど…

急にステージに現れて撮影を始めたボクの事を、お客さんはどう思っているんだろうか。
最初っからならともかく、突然だもんね。
それに結構演者の目の前に立って撮ったりしてるし…。

邪魔なんだろうなぁ。

ステージ上からは客席の姿も声も全く聞こえないけど、もしかしたら今頃大ブーイングが起きているかもしれないぞ。

「見えねぇぞ！」「どけよ～！」なんて言われていたらどうしよう。

背中に「頼まれて撮っているんですからね！」という貼り紙を貼っておけばよかったな。
なんて思いつつも、そしてバタバタしつつも、どうにかステージ上での撮影は終わりましたよ。

ふぅ。

ま、滅多に出来ない経験が出来て良かったな。
来年のこのイベントも楽しみにしておこう。