MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

観葉

2015-11-30 | Weblog
ここ数年くらいかな。

我が家の観葉植物が気になっている。

いや。
気になっているってのは遠回し過ぎるか。
ついついプライドが邪魔して、遠回しに言ってしまった。

もう夢中なんだよね!
虜なんだよね!

我が家には5つの観葉植物があるけど、その姿を毎日眺めている。
これが楽しい。
これが癒される。

草木が好きって男は地味っぽいので、世間には知られたくないだけどね。
派手さがないじゃないですか。
山登りが趣味です!とか週末にサーフィンしてます!とかだったらガンガンアピールするほどの趣味だけどね。
SNSに写真載せまくって、嫌みなほど自慢しまくるだろう。

でも自宅で観葉植物って…
地味だよ。
おまけに趣味ってほどのもんでもないので、人に語れるような事も何もない。

華道家とかお花屋さんとかならカッコいいんだけどなぁ。
自宅の観葉植物を愛しているとなると、とたんにカッコわるく感じてしまう。

40過ぎの男が自宅で地味にニヤニヤしながら観葉植物の様子を見ている姿は、あまり気持ちのいいものではなかろう。
「お水がなくなってきたから、そろそろあげましょうかね~」とか
「こっちから新芽が出てきましたね~。頑張ってますね~」とか言ってる姿は、出来れば誰にも見せたくない。
ひた隠しにしたい。

なのでこれからもあまり人に知られないよう、観葉植物を育てていくと思う。

わざわざ園芸店に一人で出かける事もない。
でもたまに園芸コーナーなんかを見ては、観葉植物を見て「これも欲しいなぁ」と思ったりしている。

ま、これ以上増やす事はないけどね。
この狭い我が家に5個もあるので充分だ。
愚妻は造花でも枯らしてしまうほどの人間なので、世話をするのはボクだけだしさ。

しばらくはこの5つを大切に育てていこう。

このまま園芸好きなオジさんになっていくのかなぁ。
庭で盆栽とかいじるようになるのかなぁ。
まあそれはそれで楽しそうな人生だけど、でもやっぱり地味な感じは否めないね。

その時は、カツオくんのような少年にボールで盆栽の鉢を割られたりしないように気をつけなくっちゃ。

震動の竜神

2015-11-28 | Weblog


九重町民劇場さんの公演の撮影へ。

朝からセッティングをしたり、ゲネを見たりして過ごしていると、お昼になった。
「お弁当がきたようだから、みなさん2階の部屋へどうぞ~」
と言っている。

ボクはまだちょっと確認したい事があったので、そこで残っていると…

「お弁当2階にありますからどうぞ~」

と、役者さんが言ってくれた。

ありがとうございます。
もうちょっとしたら行きますね。

と思ったらしばらくして、ボクの横を通った別の役者さん

「お弁当2階にありますからどうぞ~」

あ、ありがとうございます。

さらに、トイレに行った時に廊下ですれ違ったスタッフの方

「お弁当2階にありますから~」

少しして休憩から戻ってこられた役者さんも

「お弁当行きました?どうぞ」

何人言ってくるんだよ!

あ、全然イヤなわけじゃないですよ。
むしろ、この気遣いが嬉しい。

こういう時のお弁当って相手の行為で用意してくれているものだから、なかなか自分から「お弁当まだ?」なんて言えないもんね。
向こうから言ってくれたら助かるよ。
その後、ありがたくいただきましたよ。

お弁当の後も準備や稽古をし、夜ご飯の時間になった。
これまたあちこちから声をかけていただき、ご飯の部屋に行くと…

カレー!

豪華だ!

いや、カレーが豪華なんじゃなくってね。
スタッフの方々の手作りなのよ!
係りの方がその場でそよってくれる。
確か前回来た時もこうだったな。

これは嬉しい!
だいたいどこのイベントに撮影に行っても、お弁当ばかりだもんね。

「お前は俺たちがせっかく出してる弁当に不満があるのか!」

と、他のイベント関係者に思われてしまうだろうか。

あ、決してお弁当が嫌なわけじゃございませんよ。
お弁当大好きです!
ありがたくいただいております!

「文句があるなら今後一切お前には弁当やらんぞ!」

なんて言われたら大変だ。

いや、そういう事じゃなくって、気持ちですよ。
出来立ての温かいものをいただけるというのが、嬉しいじゃないですか。
美味しく食べさせていただきましたよ。

でもこうなったら明日に期待が高まるな。
明日も舞台があるからね。

でっかい鍋を持ち込んで、豚汁なんかを作ってくれるかもしれない。
炭火を持ち込んで、焼肉ってこともあり得る。
握り寿司をその場で握ってくれる可能性もあるぞ。

お寿司かぁ。
お昼からお寿司をたくさん食べられるかなぁ。
楽しみにしておこっと!

さて、舞台のほうは無事に終了。
地元の要素を取り入れたファンタジーで、いいお話でしたよ。
明日も撮影するから、頑張らねば。

ハグ

2015-11-26 | Weblog
夜、郵便局に行ってた愚妻が嬉しそうに帰ってきた。

「そこで!そこの駐輪場で!高校生が抱き合ってる!」

うほっ!
そりゃ凄い!

「郵便局に行く前から抱き合ってて、帰ってきてもまだ抱き合ってた!」

じゃあ20分くらい抱き合ったままか。
それはかなり熱烈な抱き合いだな。
単なるハグ程度ではなさそうだ。

見らねば!

アパートの駐車場だから、玄関を出たらすぐに目につくんだよね。

けど、愚妻が帰ってすぐにボクが出るのは不自然か?
人目につくとこで抱き合ってるから仕方ないとは思うけど、覗き側も多少はマナーを守るべきかもしれない。
興味本位で見られたら、向こうも気を悪くしちゃうよ。

あ、興味本位か。

いや、そうではないはずだ。
興味本位って部分もないではないけど、今時の高校生の恋愛事情を調査するという目的のほうが強い。
やましい気持ちや、いかがわしい気持ちはゼロだ。
と思うよ。

で、運よく、今から出かけなくちゃいけないんだよね。
高校生にとっちゃ「すぐに旦那が見に来やがった!」って思うかもしれないけど、でもこれは正式な外出だ。
その時に偶然、抱き合ってるのが目に付いただけだ。
堂々と見る事が出来るよ。

ワクワクしながら玄関を出る。
車に一直線に向かうものの、目だけは駐輪場のほうに釘付け。

愚妻が見た時はどうだったか知らないけど、男の子が女の子を後ろから抱きかかえてましたよ。
うひょ~。
楽しそうですなぁ。

ボクが高校生の時は、こういう事は全くなかったな。

昼ごはんの後、トイレにいったヤツの机の上でみんなでラスクを食べ、食べカスだらけにしてたり

真夏のベランダの熱々の手すりに、誰かの腕を引っ張って押し付けたり、

こっそり誰かのカバンに『こち亀全50巻(当時)』を入れてパンパンにし、ズッシリと思いものを持って帰らせたり、

仮装大賞に出るため、夜な夜な我が家で大道具(バックトゥザフューチャーのデロリアン)を作ったりしてただけだ。

後ろから女の子を抱きかかえる事は全くなかったよ。
女の子よりもラスク。
抱きかかえる事よりもデロリアンって感じだったな。

てな事を考えながら車に乗り込みながら、目だけはしっかりと高校生を見続けて外出しましたわ。

今後、彼らのデート場所はあの駐輪場になるのかなぁ。
楽しみにしておこう。

下見

2015-11-25 | Weblog
演劇ユニット・ロストバゲッジの公演会場の下見へ行った。

1月にある舞台の為にね。
ボクはメンバーじゃないけど映像制作を頼まれているので、会場での映り具合なんかをチェックするのだ。

ここってイベント撮影絡みで何度も来てるけど、そういえば映像を流してるのは見た事なかったんだよな。
どう映るのか分からないので、確認は必要だ。

もしかしたら恐ろしく小ちゃくしか映らない可能性もあるし、セットに隠れて見えない可能性もある。
再生ボタンが恐ろしく堅いって可能性もある。
色んな可能性があるので、事前に見ておかなくちゃいけないんだよね。

映像だけではなく、ステージには大道具も運び込み、実際にセットしてみるようだ。
ロストバゲッジ代表であるI氏が軽トラに荷物をいっぱい積んでやってきた。
会場の近くにバックで入ってくる。

が…

ガクンガクン…
あら、エンスト。

ガクンガクン…
あら、エンスト。

ガクンガクン…
あら、エンスト。

ガクンガクン…

何回エンストしてんだよ!
よくもまあこんな運転でここまで無事にこれたなぁ。

顔を見ると、見た事もないような決死の表情!

まあ普段乗っているわけじゃなくって、親の車らしいからね。
ミッションに乗る機会も少ないだろうから仕方ないのかもしれない。
でもなかなか危険な運転だよ。

そしてそのI氏。
「早く結婚したい…」といつも嘆いている女性なんだけど…
この軽トラのナンバーが

『11ー22(いい夫婦)』

え?
狙ってやってんのか?
希望ナンバーっぽいもんね。
いや、親の車だから親が決めたのか。
本人は知らなかったみたいだもん。

という事は、親がわざわざこのナンバーを選んだのだろう。

親である自分たちが仲の良い夫婦って事だったら、実に素敵なご両親だ。
でもこれが、なかなか嫁にいかない娘へのメッセージだとしたら…
恐ろしいものがあるね。

真相が知りたいものだ。

会場の下見は無事に終了。
ステージも映像も、色々と確認出来てよかったよ。

本番まで残り2ヶ月弱か。
肝心の映像のほうが全く出来上がってなくてそろそろ焦ってきちゃったけど、まあボチボチ進めていこう。

あなた、咲いた

2015-11-23 | Weblog


劇団水中花さんの公演の撮影へ。

セッティングを済ませ、受付付近を撮っていると…

ん?
隣の大ホールが何だか賑やかだな。

え?
ミスユニバースジャパンの大分大会?
今やってんの?

あら!
ちょうどロビーにミスがズラリと並んでポーズとってんじゃん!
人だかりが出来てみんな写真や動画を撮っている!

ボクも撮らねば!
受付なんて撮ってる場合じゃないよ!
後ろのほうからだけど、ジックリと撮りましたよ。
この中の誰かがグランプリになるんだな。
誰になるんだろうな。
自分なりに予想しながらその場は終了。

そして昼の本番の撮影が終わり、夜公演の前。
再びその付近に行くと、またも人だかり!

どうやらグランプリが決まって、今からここで記者会見のような感じになるっぽい。

おおっ!
撮らねば!

取材カメラが並ぶ中、ボクも一応業務用カメラを持っているので周りの方が避けてくれ、気付けば最前列へ。

いいの?
取材でもなんでもないけど大丈夫?

でもまあ最前列とはありがたい。
こりゃ楽しみだ!
ワクワクしながら待つ。

けど…
なかなか出てこないな。
もう水中花の集合写真撮影が迫ってきちゃってるよ。
でも、ミスが…。

別にボクが写真を撮るわけじゃなく、ただその雰囲気をビデオで撮るだけ。
しかも正式に頼まれてないので、行かなくてもいいといえばいいのだろう。
どうする?

ミスをとるか?
水中花をとるか?

いや、もちろん水中花さんよりもミスを大切に思っているわけではないよ。
もちろんです。
でもミスが…

ここはやっぱりミスを撮るべきかもしれないぞ。

と決断したボクに、後ろのほうから数名の視線が突き刺さった。
水中花のスタッフ数名だ!
しっかりと見られている!
これはミスを撮ってるわけにはいくまい。

「あいつ、ミス撮るのに夢中でこっちには来ない気ですぜ!」

と密告されてしまうだろう。
そしてみんなの反感をかい、小道具のトマトをぶつけられてしまうに違いない。

無念。
泣く泣く記者会見場を後にし、水中花さんの元へ戻りましたよ。
当然、こうしていて正解だったけどね。
みなさんの素敵な笑顔あふれる集合写真撮影に立ち会えて良かったですわ。

公演も大成功で終了。
再演だったけど、前とキャストが変わってて、演出も変わってて、セットも凄くて、いい舞台でした。

ミスに心動かされつつも、ボクも無事に撮影が終わって良かった。
グランプリがどの人になったかまだ分からないので、どこかで調べておこっと。