お宅訪問

夜、Ｔ氏の家に行ってきた。
２ヵ月程前に、ボクの家から車で１時間くらいの場所へ引っ越してしまっ
たのだ。
もっと早く行くハズだったのだが、Ｔ氏はしょっちゅうボクの家に来るの
でわざわざＴ氏の家まで行く気分になれなかったのだ。
突然の訪問に驚くＴ氏を尻目に家の中を物色する。
いやぁ～、何もないねぇ。
２ヵ月たっているけど引っ越しの荷物はそのまま。
部屋のあちこちに段ボールが山積みにされている。
そして、２ヵ月しかたってないのにＴＶの上には埃がつもっている。
ボクの家に来るとＴ氏は勝手に冷蔵庫を開け、飲み物を取り出し、ゴロン
と横になってくつろぐ。
今日始めてそれをやり返してやったよ！
冷蔵庫からウーロン茶を取り出して、それを横になって飲む。
気分よかったねぇ。
Ｔ氏が先日の結婚式の引き出物でコーヒーメーカーを貰ったというので、
早速試してみた。まだＴ氏も使ってなかったようだ。
目分量でフィルターに粉を入れてお湯をそそぐＴ氏。
が、どうも色が薄い。
さらに粉を投入していくＴ氏。
こちらが止めるのも聞かず、「まだ薄い！」と言ってドンドン粉を追加投
入していく。
最後にはフィルターが粉で詰まって、下からコーヒーが出て来なくなるま
でに投入を続けてましたよ。フィルターの中はデロンデロンに溶けたチョ
コレートのようになってましたよ。
飲んでみたら濃いいの何の！
やっぱり入れ過ぎだっての！
いつもボクの家に来たらボクに入れさせてるばかりだから、分量が分から
なかったんだろうね。
仕方なくそれにお湯をそそいて飲んでましたわ。
使い方間違ってるっての！

１００均ハンガー

全面“紫色”に塗られ、周囲から大不評であるボクの住むビル。
改修工事が行なわれたのが今年始め。
で、もうペンキが剥がれていってる！！
早過ぎ！！
雨があたる部分の壁が、明らかに剥げていってるし、ドアも以前の色が出
てきている。
こりゃどうみても手抜き工事だぞ！
このままいったら１年後にはボロボロになってるだろう。
どうせなら綺麗に全ての塗装が剥がれて、以前の色も戻ればいいけど…。
あ、洗濯物を干していた時。
洗濯バサミの付いてるハンガーにズボンを吊るそうと思い、洗濯バサミ部
分を握ると…
バキッ！
洗濯バサミが折れて右目２センチ下を直撃した！
危ねぇ～！
そういえば１年前もこんな事があり、その時は右目に赤い点が出来てしま
って眼科に行ったんだった。
１００均の商品はやっぱモロイね。
というか、６年以上も同じハンガーを使い続けているのが悪いのか？
このままでは目がいくつあっても足りないから、新品を買いに走りました
よ。
今度のは１８０円だったから、かなり頑丈なハズだ！

小池さん

夜９時頃。
土曜の夜だから誰か来るかと思っていたが、今日は誰からも連絡がない。
寂しいもんだ。
腹も減って来たし、何か食べよう。
台所を漁るが、カップラーメンしかない。
弁当を買いに行くのも面倒なので、わびしくそれにお湯を入れて食べる。
晩ご飯がカップラーメンだけってのはちょっと物足りない。
少しでも腹を満たす為にスープまで全部飲んだけど、やっぱり物足りない。
と、そこへＴ氏から電話が。
今から来るとの事。
Ａ氏もマサキも一緒に来るらしい。
こりゃ好都合だ。
「今夜はカップラーメンしか食べてないから何か買って来て！」
と頼んだ。
これでボクの胃も納得してくれるだろう。
しばらくして３人がやってきた。
友達ってのは有り難いね。ちゃんと買ってきてくれましたよ。
カップラーメンを！！
なるほどなるほど。そういう事ね。
麺で埋め尽くされているボクの胃に、さらに麺が投入されていく。
御丁寧に《大盛り》を買ってきてくれていたので、食べても食べても減ら
ない。
ラーメンは大好きだけど、さすがに飽きてきた。
違うものを食べるつもりで胃がスタンバイしてたのも相まって、もうラー
メンは食べたくない！
でも３人が見てるから最後まで食べましたよ。
もう胃の中、麺だらけ！

バランス

テニスに行った。
駐車場にいるとＩ氏がやって来た。
最近酒をやめたせいか１８キロも痩せてしまった彼。
まだ他に誰も来ないから、とりあえず駐車場で座って待つ。
横で立っていたＩ氏も座った。
２人して男座り（和式便所の姿勢ね）で座っていると、ボクの右隅に見
えていたハズのＩ氏がス～っと後ろに消えていった。
？？
慌ててそっちを向くとＩ氏が後ろ向きにひっくり返っている！
倒された亀のようにひっくり返っているのだ！
は？どうした？
「バランスが取れなくて…」
と苦笑いしていたＩ氏。
え～～！！
何やってんだよぉ。
痩せてしまったから自分の体の重さに慣れてないのか？
大丈夫かよぉ。
もう年だから足腰弱ってんじゃないのか？
しっかりしてほしいもんだね。

月

Ｎ氏とファミレスに行った。
昼だったのでボクは『月見ごぼう天うどん』を注文。
５分ほどして到着した。
あらっ！？
月が無いじゃん！
上に乗ってるハズのタマゴが無いのだ！！
これを運んでる時点で気づかなかったのか？
けしからん！！
無類のタマゴ好きとしては許せない！
タマゴが無かったらこれを頼んでないっての！
すぐに店員を呼びつける。
と、悪びれた様子もなく「ちょっと待って下さいね」とボクのうどんを
取り上げて厨房へと引き下がっていった。
しばらくしてから今度はタマゴの乗ってるうどんを運んで来た。
が、
２度煮した為か、アクが出まくっている！
さらに『ごぼう天』が分離して『ごぼう』と『天カス』に分かれてしま
っている！
なんじゃこりゃ！
テーブルをひっくり返してやろうか？とも思ったが、近所のファミレス
なのでやめておいた。
「しかし…」とＮ氏がきりだす。
「このまま帰るのも釈然としない。何かやったほうがいいんではないか
？」と提案してきた。
確かにそうだ。
ではこのタマゴを残して帰るってのはどうか。
わざわざ入れさせたタマゴを残して帰ったら、店員は怒り悶えるに違い
ない！
そして汁をいったん他の皿に移して、器の下に『天誅』と書いてから再
び汁を移しておこう。
さらには全部の食器をテーブルにアロンアルファでくっ付けてしまおう。
タマゴの恨みはデカイのだ。
これでもまだまだ弱いくらいだ。
ま、結局やらなかったけどね。