まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

東本願寺の内部拝観へ行ってきました!

2011年10月28日 | 京都市下京区

今日は、午前中、東本願寺へ行ってきました。ご近所さんがここでお仕事している関係で、内部を案内していただきました。先日の知恩院前ぶろぐ】とか、本願寺とか・・・ご近所にお寺関係の方がたくさんおられるっていうのが、なんか京都らしいですよね。なにせ、我が家から歩いて3分以内にお寺が6軒もありますから。(^m^)

Dsc00669 Dsc00650

現在、東本願寺さんは、親鸞聖人750回忌のため、たくさんの参拝者でにぎわっています。通常、観光客向けの拝観はしていませんが、どなたでも自由に参拝することができます。(内部拝観は、基本、檀家さんのみ事前申込みが必要です)

Dsc00657 Dsc00663

いろいろ見せていただいたのですが、少しだけご紹介します。宮御殿は、大宮御所の御殿を明治天皇より贈られ、移築されたものです。同時に渉成園の大玄関も贈られています。内部の襖絵などは、当時のものをそのまま移しています。畳のヘリが朱色なのが雅~です。

Dsc00664 Dsc00659

四季折々の行事や景色が襖絵になっています。左下写真:「子の日の松」という初春に小さな松の木を引いて、長寿祈願をする行事を描いたものです。後に、この行事が、現在のお正月の門松に変化します。描かれている幕、紅白じゃなくて白黒です。めでたいはずの絵なのですが、その理由はよくわからないそうです。衣服の赤色は残っているので色が変化したわけでもなさそうです。不思議~。【追記】「鯨幕」だそうです。いまは葬式等を連想しますが、本来は縁起の良い配色で、弔事・慶事に関係なく使用され、皇室では慶事にも使用するそうです。

Dsc00662 Dsc00660

お庭から御影堂が見えます。この庭の池の水は、疎水から直接ひかれた「本願寺水道」を利用しています。蹴上と東本願寺の土地の高低を利用してひかれ、もともと防災用に造られたものでした。御影堂門前の噴水も、別邸の渉成園【前ぶろぐ】も同じ水です。庭の築山は、実は石垣の上に造られています。これは火災による延焼を防ぐためです。ちなみに、本願寺の御影堂は4度火災に遭い、現在の御堂は5度目の再建です。規模は創建時のままだそうで、現在はともかく、創建時、これだけの大きな建物を建てるのはさぞかし大変だったことでしょうね。

Dsc00665 Dsc00667

御影堂で見つけた面白いものです↓ハト除け?猫除け?でしょうか?誰にでも広く門戸を開けているとはいえ、ハトや猫のいたずらはちょっと困りますよね。(^^;)

Dsc00671 Dsc00670

真宗大谷派 東本願寺 http://higashihonganji.or.jp/

以前、紅葉の季節にご紹介しています。【前ぶろぐ】別邸渉成園【前ぶろぐ】は桜の名所です。