まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都文化博物館「カポディモンテ美術館展」行ってきました。

2010年10月30日 | 京都市中京区

先日(19日)、京都文化博物館で開催中の「カポディモンテ美術館展」へ行ってきました。イタリアを代表する美術館のひとつである「ナポリ・カボティモンテ美術館」の美術品が展示されています。主にイタリアを代表する貴族のファルネーゼ家が蒐集(しゅうしゅう)したルネッサンスおよびバロック美術の作品と、ブルボン家が蒐集したナポリ・バロック美術の作品です

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ファルネーゼ家は、過去の美術品を蒐集すると同時に、芸術家にも積極的に作品を注文し、この時代の美術の牽引(けんいん)役を果たしました。その後、相続によってファルネーゼ家の莫大な財産を相続したブルボン家は、自らが統治したナポリの美術を蒐集しました。

Imgp1482館内を、音声ガイド(500円)を聞きながら回りました。最新式のペンタッチの機械だそうです。山本モナさんのアナウンスとすてきなバロック音楽が流れます。音がものずごーくよかったです。うっとり~。(#^.^#)

作品の中で、ポスターやチケットに使われている「パルミジャニーノの貴婦人の肖像 アンテア」はひときわ印象的です。とても大きな肖像画で、描かれている人物は貴族の女性?娼婦?と諸説あります。

P1160675装飾品や漂う気品を考えると娼婦ではなく貴族の女性ではないか?

貴族出身の女性から見ると、当時の貴族の女性なら決してこのような表情で人前に立つことはない。射るような、媚びるような視線は、やはり娼婦ではないか?

・・・と、先日放送されていたテレビ番組で紹介されていました。

実際に絵の前に立つと、存在感があって、当時の“生身の人間”を描いた迫力のある肖像画でした。血が通ってる感じ?かな?(^^;)貴族か娼婦か?謎ですね。

イタリアの絵画は、髪の毛も瞳も黒に近いので、日本人の私から見たら感情移入しやすいというか、どの作品も深く心に残りました。

京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp/

12月5日まで開催されています。前売り券は周辺の商店街のあちこちで販売されています。

この後は、近くのおいしいランチをご紹介します。次のぶろぐにて。