一昨日、東寺の弘法市へ行ってきました。1年を締めくくる「終い弘法」ということもあり、お店の数は1200軒もあったそうです。東寺の境内だけでなく、塀の外には、庭木や庭石の露店もあります。駅までの帰り道の民家の前にもお店がいくつも出ています。
そういえば、今回、池やお濠の水がとてもきれいなことに気がつきました。いつも濁っているのに、こんなに澄んでいるのは初めて見ました。冬だから???
東寺から駅に向かう途中に、日本で初めて作られた私学「綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)跡」があります。弘法大師が平安の初期、天長5年(828)に創設したものです。当時、国立の大学がありましたが、入れるのは貴族など特別な階級の人のみで、一般民衆は入ることができませんでした。綜芸種智院は、一般民衆が入ることができ、学費は無料だったそうです。運営は寄付によって成り立っていました。また教えるのは「密教」だけでなく「総合教育」を目指していたそうです。
場所は、東寺の東門をでて、横断歩道を渡り東にまっすぐ歩きます。近鉄線の陸橋をくぐらずに、北(左)に曲がり、しばらく歩くとあります。東寺から徒歩5分ぐらいです。弘法市の際でも人も車も少ない道(写真下)です。西九条池ノ内町にあり、現在は西福寺という浄土宗の小さなお寺の門前に石碑が建っています。
綜芸種智院の前の道をさらに北上し、横断歩道を渡ると・・・戒光寺公園があります。
まじくんは、ここの公園の遊具が大好きです。ロープでできているので、揺れて怖いそうですけど、近くに行くたびに寄ります。「おかーさんも一緒に登ろうよ・・・」と言いますが、実は12歳まで限定なんです。助かった・・・。(^^;)小さな公園なので、死角がほとんどなく親も安心です。
写真は、以前遊びに行った時のものです。京都コンピュータ学院の裏手にあります。
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