東寺では、3月18日(日)まで「冬の特別拝観」が行われています。今回、公開されているのは、東寺五重塔、小子房(堂本印象の壁画が有名)、観智院(東寺一山の修学院)の3箇所です。
五重塔内部を見た後は、東寺の迎賓館「小子房」へ。(600円)五重塔の様子は、前のブログにてどうぞ。
金堂の西側に位置する小子房は、昭和9年、弘法大師1100年御遠忌にあたり再建されました。
内部は、鷹の間、牡丹の間、勅使の間など6部屋からなり、近代美術界で名を馳せた京都画壇の巨匠、堂本印象、43歳のときの筆による障壁画で飾られています。
6部屋のうち、5つの部屋は水墨画が描かれ、最も奥の勅使の間は、「渓流に鶴」などの極彩色が描かれています。この襖絵は、JRの冬のポスターにも使われています。すこし、わかりにくい写真ですが、ポスターを撮影することが出来ました。
堂本印象氏といえば、抽象画のイメージが強いかもしれませんが、こちらに描かれているのは、純粋な日本画です。ただ、東山を描いた日輪山獄図は、すこし抽象的で、このあとの印象氏の画風を感じることができます。
小子房の勅使の間には、天皇陛下、皇后陛下の玉座がありますが、両陛下の玉座があるということが、この間が近代になって作られたことを物語ります。最近では、平成3年に今上天皇がおみえになり、記念の植樹も残っております。
またまた、写真撮影が禁止されていますので、伝えすることが出来ないのが残念ですが・・・。お庭で見つけた鬼瓦をご紹介します。近くで見ると、結構大きくて・・・かわいいです。(^^;)
そうそう、勅使門のすかしも、とても綺麗です。
この後は、「観智院」へ。次のブログにて。