まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

コスモス寺で弟子入り?

2006年10月13日 | 奈良

先日、関西花の寺第17番札所「般若寺」へ出かけました。
奈良市内、東大寺の近くにあります。

自宅(京都南IC)から、車でゆっくり2時間弱です。

般若寺の開山は飛鳥時代にさかのぼります。
その後、聖武天皇が平城京の繁栄と平和を願うために
大般若心経を奉納し、鬼門鎮護のお寺とされたそうです。

私は、奈良のお寺が好きです。
京都ほどの華やかさはないですが、素朴で深みがあります。
仏像も、色は褪せているものの、建立時の色彩を想うと
心が躍ります。表情も、とても人間らしく豊かです。

この寺は、観光名所ですが、朽ちたお寺のイメージです。
今は、境内の中いっぱいに、生い茂ったコスモスが見ごろです。

カメラを構えたり、絵筆を走らせたり、楽しみ方は、人それぞれ。
まじくんの楽しみ方は・・・なんと、浄財です!!!

境内の石塔、地蔵、賽銭箱を見つけては浄財です。
入れるお金は、1円、5円、20円と、少しづつですが
仕舞に、小銭がなくなってしまいました。
恥ずかしながら、和尚さんに両替してもらいました。


境内で、絵画教室のおば様方と仲良しになりました。
まじくんの絵心が刺激されたのか、描きたくて仕方がない様子。

ずうずうしく紙と鉛筆を頂いて、描きはじめました。

「まじくんの、見えたように描いてごらん。好きに描いてね。」
赤ちゃんの頃、まじくんにはよく絵を描いてあげました。
人の顔、動物、車・・・。
やがて、ペンを持ち始めたまじくん、
にっこり顔を描きました。私が描いた書き順通りに。
その頃から、私は描くのをやめました。まねるのではなく
まじくんの目で見た、にっこり顔を描いて欲しかったからです。

鉛筆でコスモスを書きましたが、残念ながら色づけは時間切れ。

おば様方が、まじくんに言いました。

「おうちに帰って、今見たお花を思い出して色を塗ってね。
ゆっくり目を閉じると、色を思い出すでしょ。」

「やだ、いつも先生に言われてることと同じこと言ってるわ。
かわいいお弟子さんだわね。うふふ。」

その後は、絵を並べて品評会。
秋風に吹かれて、さわやかな楽しい時間でした。
また、花の季節にお目にかかりましょう・・・。

帰り道、水彩セットを買いました。
どんな絵を描くのか、楽しみです。