JARI(日本自動車研究所)のITS産業動向調査2007年版を入手した。
400ページ近い資料なので内容はおいおいチェックしていくが、私が一番関心があったITS車載器については、2011年に80万台、とかなり控えめな予想となっている。少なくとも私が見たことがある公式な数字としては、今迄で一番悲観的だ。
その理由を、キラーコンテンツ/ビジネスモデルの欠如、ITS車載器の価格(ETCの数倍といわれている)、路側機のコスト、インフラ整備計画が不明瞭、としている。まあ、これはその通りだろう。
キラーコンテンツがない以上、ビジネスがスタートするはずがない。スタートしなければ、機器のコストは下がらない。80万台だって楽観過ぎる。
で、こうした予測記事はたいていの場合
「キラーコンテンツの発掘が鍵となる」みたいなコメントで締めくくられるのだが、そんなコンテンツがあるならとっくに離陸している。
余談だが
キラーコンテンツの可能性に関するインタビューとして、ITS推進関連団体の方の
「(DSRC決済は)車に乗ったままで利用できるシーンを前提としたビジネスモデル、たとえばドライブスルーやドライブインシアターなどが有望だ」
という回答が掲載されていた。
ドライブインシアターがいま日本にいくつあるかご存知なのだろうか...。
少なくとも、まっとうな市場分析に基づく見解とは思えない。
答え:1箇所(大磯)
400ページ近い資料なので内容はおいおいチェックしていくが、私が一番関心があったITS車載器については、2011年に80万台、とかなり控えめな予想となっている。少なくとも私が見たことがある公式な数字としては、今迄で一番悲観的だ。
その理由を、キラーコンテンツ/ビジネスモデルの欠如、ITS車載器の価格(ETCの数倍といわれている)、路側機のコスト、インフラ整備計画が不明瞭、としている。まあ、これはその通りだろう。
キラーコンテンツがない以上、ビジネスがスタートするはずがない。スタートしなければ、機器のコストは下がらない。80万台だって楽観過ぎる。
で、こうした予測記事はたいていの場合
「キラーコンテンツの発掘が鍵となる」みたいなコメントで締めくくられるのだが、そんなコンテンツがあるならとっくに離陸している。
余談だが
キラーコンテンツの可能性に関するインタビューとして、ITS推進関連団体の方の
「(DSRC決済は)車に乗ったままで利用できるシーンを前提としたビジネスモデル、たとえばドライブスルーやドライブインシアターなどが有望だ」
という回答が掲載されていた。
ドライブインシアターがいま日本にいくつあるかご存知なのだろうか...。
少なくとも、まっとうな市場分析に基づく見解とは思えない。
答え:1箇所(大磯)