ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ETCでもいらいらするということ

2007年11月21日 | ITS
ある調査によれば、パソコンでインターネットをしていて目的のページが表示されるまでに10秒以上たつと人はいらいらを感じるらしい。
ダイアルアップの頃なら写真一枚に30秒くらいかかったから、それから考えると大進歩なのだが。

高速道路のETCゲートは多少車が並んでいても数秒で通過できるはずだが、それが我慢できない人がいる。
ゲートの手前で突然すいているレーンへ車線変更する。これによる接触事故も発生しているらしい。
そもそも首都高速でもっとも事故が多いのは料金所、それも通過後の合流によるものなのだが、ETCができてからゲート通過速度が速くなり、事故はさらに増加しているらしい。

すいているETCゲートと混んでいるそれの通過時間差はせいぜい数秒。
冷静に考えれば車線変更はまったく意味を持たない。
なぜそれが我慢できない、という心理に陥るのだろう。

なんらかの特権を持っている人がその特権が十分に発揮できないといらつく、という心理がある。
たとえばビジネスクラスに乗るのにチェックインの列が長いとかいうと必要以上に不愉快になる。
そんな心理かもしれない。