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ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

チップについて

2006年10月15日 | 雑記
結構あちこち出張していると、チップについて戸惑うことが多い。

基本的な私の対応は:
・アメリカでは飲食、タクシーに15+%(15で計算して適当に切り上げ)
・その他では飲食はおつりの小銭、タクシーも多少の上乗せ程度
 (ただし、社費で落とせる時は多め)
・枕銭はしない
・ベルボーイは使わない、もしくはその国の物価感覚における100円相当
ということにしている。
(こう書き出すとどうもセコイね。領収書がもらえないチップは経費清算できないというのも事実なんですよ。やっぱりセコイか。)

アメリカの飲食店の場合はチップ収入を勘案した賃金となっているため、これはチップというよりも料金だと思ったほうが良い。
その他の国は、本当にそのサービスの質に応じての心付けだと理解している。
しかし、たとえば欧州でも国によって相場は結構異なるようだ。

議論があるのは枕銭だろう。
旅行書には絶対に置け、と書いてあるし、ツアーでは添乗員が必ずおくように指導するらしい。しかし、「そんな風習はないのだ」と言い張る人も結構いる。

地球の歩き方ではPillow Tipと英訳が紹介されているが、一般的な言葉ではない。Pillow tipという言葉は、強いて言えば「枕に関するヒント」という感じだろう。
枕銭に相当する言葉はHousekeeping Tipping (Gratuity)だと思うが、これも決して一般的な言葉じゃないと思う。

で、実際この風習は存在するのか、という疑問だが、私の取引先の欧州人に聞く限りヨーロッパでは一般的ではないようだ。
しかし、これも国によって多少は違ったりするのだろう。

ある米国の旅行サイトがこれに関する調査をしている
これを見るに、30%の米国人は枕銭をしない、40%が1-2ドル、30%が2-5ドルということで、米国ではまあ2ドル程度の枕銭をするのが多数派のようだ。(ただし、このサイトはカリブクルーズなどを得意としており、顧客は多少アッパーな人たちかもしれない)