ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ETCの効果

2005年01月31日 | ITS
一昨日、東北自動車道の川口料金所を通過した。土曜の夕方だったが、全く渋滞はなく、通常の徴収ゲートも殆ど車列が無い状態だった。確実にETCの渋滞緩和効果が出てきていると思う。

ETCは今後も装着率は拡大が見込まれる。今所有している車に取り付けるという人は少なくなっても、新車に買い換えるときに装着する人が多くなるため、装着台数増加率は今年あたりから鈍化するかもしれないが着実に増加するはずだ。

渋滞が緩和されたのだから、ETCは成功と言って良いと思う。

過去の私の記事で、その生い立ちがオーバースペックであり、普及の三重苦を背負っていると書いたが、今更過去は変えられない。
これで良しとするべきだろう。

言いたいのは、そのスペックを活用するという名目で、もしくはここまで来たから引き下がれないということで、DSRCサービス利用や路車間通信への応用をなんとしても進めようということはやめてもらいたい。

別に検討や研究をやめろとは言わないが、本当に必要なことならマーケットから声があがるはずだ。
ドライブスルーの料金をETCで払いたいか否かは消費者が決めることである。
カスタマードリブンで考えるべきであろう。