みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

エクストラキットのシーハリアーFA2

2009年02月06日 23時45分09秒 | 航空機(英・軍用機)
 最近ではインジェクションキットでも輸入品などはまず写真を撮っておくようになりました。デジカメというのは便利なものです。これはエクストラキットのシーハリアーFA2です。フォークランドで活躍したシーハリアーFRS1はいろいろキットが出ていますが、レーダーなどを新しくしたアップデート型のFA2は、なかなかキットが出ませんでした。エアフィックスの1/48はありますが、まああれはなんと申しましょうか、問題なしとは言えませんで。
 そうしたところに、エクストラキットから1/72でFA2が出ると言うニュースが。さあどしたものか。最近在庫が増えているので、最初の入荷の時は理性で押さえました。しかしそれが品切れになると、やはりなんだか惜しい。そしたらねらったように再入荷が。で、結局買ってしまいました。エクストラキットからは最近、シービクセンやミーティア各種が出ています。ラインナップからして既存のキットのパーツ替えのような感じがしましたので、さあシーハリアーはどんなものだろうと、ドキドキしながら蓋を開けると…
 おお、紛う方なきFA2。しかし、なにかどうも既視感が…。これ、パーツのいくつかがハセガワのシーハリアーそっくりなんです。特に胴体、翼、レドームを除く機首など、形も部品分割もハセガワによく似ているんです。どうもハセガワのキットを原型にして、FA2に仕上げたみたいなんですね。
 もちろんハセガワのまんまではありません。FRS1とFA2との実機の相違点はしっかり押さえています。当然レドームは別部品で再現。それから、FRS1では主翼にドッグツースがついていたのですが、FA2ではそのとがった部分がなめらかに変更されています。キットではそれもしっかり再現してあります。垂直尾翼には機首から移動したピトー管(ですよね、これ?)がしっかり追加されています。
 それから、実機の変更点とは別に、模型としてのディテールも変えてあります。例えば補助エアインテーク。ハセガワでは単なるへこみでしたが、エクストラキットではちゃんと四角く開口しています。ただ、開いた状態のドアがどこにもありませんので、これは自作せねば。それからエンジンの排気ダクト。ハセガワでは単なる階段状で、開口していませんでしたが、エクストラキットではルーバーが別部品になっていて、ダクトの奥行きが表現されています。
 翼下パイロンには増槽のみ。空対空ミサイルは入っていませんので、ハセガワかどこかから調達しなければなりません。それから胴体下は整流板のみ。アデン砲は入っていません。これもハセガワのハリアーから調達かな。キャノピーの透明度はいいのですが、破砕線はついていません。これもハセガワのパーツの勝ち。デカールは三機分から選べます。いずれもロービジ塗装。コクピット内部は、FA2らしくなってます。射出座席は貧弱ですが。
 まあ、部品取り用にハセガワのシーハリアーをひと箱使うくらいのつもりがよいかも。もちろんこだわるならば、の話でして、そのままでも十分です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿