みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ヒートペンHP-1000 その2

2007年09月08日 23時03分44秒 | 工具・材料
 ヒートペンに標準で附属している先端ビットです。
(上)丸棒を斜めに切り落とした形のもの=「ウェルダー」
(中)先端がナイフ状のもの=「カッター」
(下)先が尖っているもの=「ピンポイント」
となっています。必要に応じてこれを付け替えて使用します。付け替えにはプラスのねじ回しが必要なので、常に側に置いておくとよいでしょう。
 メーカーの十和田技研のウエブサイトを見ると、「現在開発中」のオプションビットとして、

●ヘアライン1号<表面加工用>
 フィギュアの髪の毛や、動物の体毛表現に威力を発揮します。
 プラスチックならではの、他の素材では絶対不可能なリアルな造形が楽しめます。
●ベンダー<曲げ用>
 母材に突き刺して、曲げ・ねじれ・伸び縮みなど形状を変更します。
 フィギュアの関節など、現物合わせで角度を決める事が出来、
 切った貼ったを繰り返すよりも素早く加工でき、かつ、強度もほとんど落ちません。

の二つが挙げられています。おお、フィギュアの人を対象にしていますが、我々のミニスケールAFVにも大いに役立ちそうなオプションですね。特に「ベンダー」はレジンキットに重宝しそうです。よくある、レジンのパーツをお湯で熱して曲げてください、というやつ。お湯の代わりにこのヒートペンを当てながら曲げ作業ができるなら、大変便利です。このヒートペンがハンダごてと異なるのは、使用温度が約160℃~270℃と低めなことで、だからレジンでもたぶん大丈夫。しかし「母材に突き刺して」というところが気になります。かるく当てながらでも使えるのでしょうか。これは発売時のお楽しみ。

ヒートペンHP-1000

2007年09月07日 23時48分36秒 | 工具・材料
 買っちゃいました、十和田技研の「ヒートペン」
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/towada/sub/purple5.html
『モデルアート』にちょっと出ていましたので、どんなものだろうと思いまして。特に「シャープな筋彫り」ができる、というのが気になります。熱した金属の先端で溶かすんでしょ? それで筋彫りが? 薄いプラ板の「円カット」もできるとか。「フィギュアの衣服や指の間のすき間など」のディテールアップもできると書いてあります。そりゃぜひ試してみたいな。
 でもこういう工具の効能書きにわざわざ「フィギュア」と書いてあるとは、「フィギュア」も市民権を得たな… と言うか、こういう工具のユーザーとして「フィギュア」をやっている人がやはり大きいんでしょうか。
 入っているのはこれだけ。本体、ペン部、それにオプションビットです。本体にはペン部を置くためのスタンドを取り付けるようになっています。本体とペン部の電線はあらかじめつながっています。さて早速使ってみましょうかね。テストは何でやろうかな。

UMの38(t) その4

2007年09月05日 20時37分10秒 | AFV(独)
 砲塔を載せてみました。接着面のテーパーをちょっと平らにしておけば、部品の合いもまあまあ。砲塔底面部品にまず両側面を軽く接着し、それに天板を載せ、それから後部の装甲板を接着。各部の合わせを調整した後、流し込み接着剤で固着します。ただし、後部装甲板はすりあわせしないと少々すきまが…。接着剤が乾いてから、前面装甲板の接着面を平らにヤスリがけしたいので、前面装甲板はまた後で。
 前回書きましたが、車体側砲塔リングの内側を軽く削らないと、砲塔が入りません。こういう時は、タミヤのクラフトヤスリPRO半丸が便利。コツは砲塔リングに対して直角に刃を当てて、まっすぐ動かすことかな。

UMの38(t) その3

2007年09月04日 22時37分03秒 | AFV(独)
 キャタピラを履かせ終わりました~。説明書の枚数だとちょっと長すぎたので、左右で1ピースずつ減らしてあります。また38(t)の場合は、後ろの上部支持輪と誘導輪の間隔が広いので、ここのたるみで全体の長さを調整することにします。前回書いたように、スプロケットホイールとリターンホイールは、二枚重ねの際に間にプラ板を挟んで間隔を広げています。そしたらスプロケットの歯がきちんとキャタピラを噛み込んでくれました。UMって、意外と精度がいいんですね。巨大な重戦車ならともかく、こんな軽戦車でキャタピラがきちんとはまってくれるのは、褒めてよいと思います。
 よく見ると、砲塔リングの内側がちょっと毛羽立っています。これは、パーツのままでは砲塔がはまらなかったので、タミヤのクラフトヤスリPROの半丸を当てて削ったからです。

UMの38(t) その2

2007年09月03日 22時37分31秒 | AFV(独)
 ミニスケールAFVも最近はプラ製連結キャタピラが増えてきました。これを自然に履かせられるかどうか、毎回不安になりますね。このキットでも他のキットでも共通ですが、最初のポイントはキャタピラを履かせる前の各車輪の接着にあります。キャタピラのガイドが通る筋道をよく考えて、起動輪、転輪、誘導輪、上部支持輪の向きや位置関係をきちんと揃えておきます。縦方向、横方向からよく見て、きちんと接地するように、キャタピラがまっすぐ通るように。ここで慎重にしておけば、後が楽。
 さて、途中までキャタピラを履かせてみました。ここまでは何とかOK。車体の形状にもよりますが、普通は起動輪にキャタピラを数枚貼り付けておき、そこからまず下方にキャタピラを繋いでいきます。その後で後部誘導輪、上面と繋いでいきます。ポイントは、最後に長さの調整をどの部分でやるか、あらかじめ考えておくことです。

UMの38(t) その1

2007年09月02日 20時54分14秒 | AFV(独)
 突然ですが、ユニモデル(UM)の38(t)C型です(1/72)。いや、シャーマンのサスペンションはまだやってるんですよ。手が馴れてきて、組みにくいところのコツが分かってきましたので、毎日五分でも十分でも続ければOK。で、38(t)ですが、在庫消化です、在庫消化。もちろんシリウスのレジンキットもあるんですが、まあ気軽に作るならUMでしょう。いまさらアタックはちょっと…。
 さてここまではすんなりできました。車体の箱組みもほぼOK。しっかり仮り組みすれば隙間も出来ません。一箇所、C型の場合に操縦席前面装甲板の左右を削らなければならないところがあり、要注意。操縦席前のフェンダー側板(部品46と59)を先に接着し、その延長線に切り込みを入れ、前面装甲板とツラ位置になるまでまっすぐカットします。
 次は足回り。特に大きな問題はありません。ただパーツのままだと、転輪が若干斜めに、前から見ると八の字に開き気味になります。取り付けのダボを少し下向きに曲げ、板バネ側のダボ穴をピンバイスでわずか広げておき、接着時に地面に直角になるように調整します。
 もう一つ注意を要するのが、スプロケットホイールとリターンホイール。それぞれダブルで、二枚重ねになりますが、そのまま接着すると間隔が狭くて、後でキャタピラがはまってくれません。スペーサーとしてプラ板を間に挟んで接着し、キャタピラが入る程度に間隔を広げておきます。
 そしてスプロケットホイール・転輪・リターンホイール・上部支持輪の向きがきちんと揃うように気をつけて接着します。