MiG-15bis胴体背面のVHSアンテナの、取り付け位置が分かるような写真はないかと探していましたところ、ポーランドのマッシュルームプレス・イエローシリーズの近刊「Mikoyan Gurevich MiG-15」にこんな写真が載っていました。
黄色の矢印をつけたのがVHFアンテナです。明らかに中央軸線より左にオフセットされており、同心円状のパネルラインの中央に位置しています。その斜め前方には、青い矢印をつけた、Г字型に曲がったパイプが見えます。これは模型ではほとんど省略されていますが、エンジン冷却用の空気取り入れ口です。さらにVHFアンテナ基部を拡大すると、こうなります。
写真では分かりにくいのですが、外側の同心円には、タミヤのパーツのようにネジ頭がならんでいます。これで見ると、内側の同心円はアンテナのブレードと一体になっているようですね。また、アンテナを取り付ける角度ですが、基軸の垂直線の向き(垂直尾翼と同じ方向)ではなく、アンテナ取り付け位置の機体表面接線に対して直角(垂直尾翼と比べれたやや斜め外向き)になるのが正しいようです。つまり機体の断面を円形と見たときの円の中心からでる放射線の方向ですね(ええい、文章にするとめんどくさい)。
ちなみに写真右上に写っている、ピンクの矢印をつけた金具は、もちろん実機にはないもので、博物館でこの機体を空中に吊して展示するために取り付けたワイヤーの基部です。
黄色の矢印をつけたのがVHFアンテナです。明らかに中央軸線より左にオフセットされており、同心円状のパネルラインの中央に位置しています。その斜め前方には、青い矢印をつけた、Г字型に曲がったパイプが見えます。これは模型ではほとんど省略されていますが、エンジン冷却用の空気取り入れ口です。さらにVHFアンテナ基部を拡大すると、こうなります。
写真では分かりにくいのですが、外側の同心円には、タミヤのパーツのようにネジ頭がならんでいます。これで見ると、内側の同心円はアンテナのブレードと一体になっているようですね。また、アンテナを取り付ける角度ですが、基軸の垂直線の向き(垂直尾翼と同じ方向)ではなく、アンテナ取り付け位置の機体表面接線に対して直角(垂直尾翼と比べれたやや斜め外向き)になるのが正しいようです。つまり機体の断面を円形と見たときの円の中心からでる放射線の方向ですね(ええい、文章にするとめんどくさい)。
ちなみに写真右上に写っている、ピンクの矢印をつけた金具は、もちろん実機にはないもので、博物館でこの機体を空中に吊して展示するために取り付けたワイヤーの基部です。