みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

Eduardの1/72、MiG-15 その10 尾翼の角度は…(the tail wings)

2014年04月14日 00時17分39秒 | 航空機(露・軍用機)
 EduardのキットとYefim Gordonの本の写真とを、できるだけ同じ大きさにして並べてみました。いずれも水平尾翼の翼弦線が水平になるように調整してあります。もちろんレンズの画角も焦点距離も異なるので厳密な比較はできませんが、まあだいたいの角度を見ることはできるのではないかと思います。いかがでしょう。これで見ると、Eduardのキットと実機写真における尾翼の角度や平面形は、非常に近いんですね。
 今までは垂直尾翼側面形がタミヤの1/48に比べて幅広だから、ということでKPの方が正確だと思っていました。ただこの比較からは、Eduardの垂直尾翼後退角は意外と正確だと思えるんです。ということはEduardの垂直尾翼よりも後退角の小さいKPは、尾翼が立ちすぎだったということに今度はなるわけです。作る暇はなくてもしょっちゅう触っているKPのパーツは手に馴染んでしまっているため、Eduardの新製品を手にした時に尾翼後退角がKPより大きいと感じておりました。しかし、もしかしてこっちの角度の方が正しかったのかも知れません。
 但しEduardのパーツ、方向舵まで取り付けた上で尾翼全体の平面形を見ると、あくまで幅広に見えるんです。KPに比べて後退角が大きいからと言って、先細りには見えないんですね。この点は明らかに先細りなタミヤとは異なっています。えーと、では、後退角は大きいのに先細りに見えないEduardの尾翼の秘密はどこにあるのでしょうか。