みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

コマンダー・ピングー

2011年03月17日 23時04分22秒 | キャラクター・SF等
 これは何だとお叱りを受けそうですが、後輩の女性から、ピングーの人形の色が剥げ剥げになったので塗り直してもらえないかと頼まれまして。いや、もちろん私が模型マニアだと知っていてのことなんですけど。しかし、素人さんが考えるほど簡単ではなく、元の塗装を一度剥がすべきかどうか、塗料はどの種類を使うか、など考えてから作業に入るんです。剥げている場所は周りと比べて塗幕がない分凹んでいるわけで、どうしたものかというのも気になりますが、もう一つ問題なのは、ピングーの嘴や足の色がなかなか手許にないことです。いやだって、私のところにあるのはみんなミリタリー用の色ばかりです。迷彩色はたくさんあっても、こんなビビッドな橙色は在庫がないんですよ。でもこのためだけに一瓶買ってくるのももったいないし。
 結局、塗装は剥がさずに、クレオスのラッカー系塗料を上塗りすることにしました。割と厚めに筆塗りすれば、塗幕の厚さの差も目立たなくなると思います。特に剥げているのは突起部に当たる嘴や足の先、それと手で持ったときに当たる背中や頭、というところ。まず光沢黒を体に塗ります。これは瓶のままの塗料で大丈夫。次に手持ちの塗料で調色し、元の色に出来るだけ近い橙色を作って、嘴と足に塗ります。それと難しかったのが、目。美少女フィギュアでも同じですが、目が変だと表情に影響します。元々あったアイキャッチがずれていてへんだったので、その辺もついでに修正。最後に缶のクリアをスプレーするのですが、今回はトップコート用クリアではなく、メタルプライマーを使ってみました。本来の使い方ではありませんが、あれは結構塗幕も薄く、綺麗な光沢が出るんです。

 よしよし、やっと出来ました。後輩は、塗り直したピングーは今後触らずにこのまま保存します、と言ってくれました。納品する前に、現在製作中のフジミのティーガーの上に載せてみます。ティーガーの方は、デカールを貼って、つや消しのトップコートをスプレーするところまで来ました。これについてはまた、「i-modellers」の方で報告します。しかし、年度末進行でいろいろ仕事が舞い込み、なかなかティーガーが進みません。