みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ミリキャストの新製品 チャーチルMk.7

2008年04月01日 23時34分28秒 | AFV(英・チャーチル)
 さてカーペットレイヤーと一緒に買った、チャーチルMk.7です。車体と砲塔だけ撮影してみました。この状態で成形されています。つまり、これで2パーツなんです。車体で一つ、砲塔で一つ。これは以前の製品と比べて、ずいぶん一体成形化が進んだ構成になっている、ということです。ちょっと驚きました。これについてはミリキャストの製品の構成から説明しなければなりません。
 ミリキャストの製品番号は、まず国別に分けて、それに番号が振ってあります。例えばイギリス軍なら「UK01」番、という風に、UKで始まる番号になっているわけです。以下同様に、
 G=ドイツ
 US=アメリカ
 R=ロシア
 F=フランス
 I=イタリア
 J=日本
 Y=ユーゴスラビア
 B=ブルガリア
です。ただし、フィギュアについては国は関係なく、FIGで始まる番号になっています。これが今までの通常商品。
 ところが最近始まった「バトルフィールド」というシリーズがあります。このシリーズの番号は頭に必ずBがついています。
 BG=ドイツ
 BB=イギリス
 BA=アメリカ
 BR=ロシア
 BF=フランス
 BFIN=フィンランド
 BIT=イタリア
 BJ=日本
です。この「バトルフィールド」シリーズでは、通常商品と同じ車輌も発売されていて、はて通常商品とどう違うのかな、とちょっと気になっていました。
 チャーチルMk.7は通常商品のUK93でも既に持っていたのですが、せっかくなので新しいバトルフィールドのBB82も買ってみました。そしたら、UK93の通常商品がかなり細かい部品分割だったのに対して、バトルフィールドのBB82はこのとおり、かなり一体化された部品構成になっているんです。キャタピラの裏に大きな湯口が来ているので、接地面のモールドは最初からあっさりあきらめているわけです。
 この一体化されていて組み立てやすい、というのがバトルフィールドシリーズのコンセプトなのではないでしょうか。もしかすると、クロムウェル社のコンバットレディシリーズのように、ウォーゲームの駒としても使えることを意識しているのかもしれません。
 ところで、ご覧の通り砲塔のハッチも一体成形、ってのはちょっとやりすぎではないでしょうか。本当は車長ハッチも、装填手ハッチも、両方とも一体成形だったんですが、装填手ハッチの方は折れてしまっていました。ミリキャストももうちょっと大きい袋に入れてくれればいいのに、かなりぎりぎりのチャック付きクリアパックに入っているものですから、入手したものはどれもハッチが折れていたんです。まあ、ぽっきりきれいに折れているので、接着は簡単ですけど。