みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

チャーチル戦車の巻(その17)

2006年06月17日 00時47分44秒 | AFV(英・チャーチル)
マタドールの改造パーツ(続)

マタドールモデルズの改造パーツについてもう少し。同社のサイトはここです。
http://matadormodels.co.uk/index.htm
この中のここを見ると
http://matadormodels.co.uk/76e/lists.htm
チャーチル関係の画像がいろいろ載っています。
http://matadormodels.co.uk/mat_pics/76E06_AssaultBridgeTrailer.jpg
非戦闘時の運搬は、トレーラー式で後ろに牽引したんですね。
http://matadormodels.co.uk/mat_pics%20mus/0264etc%20Churchill%20AVRE%20IV%20with%202%20bridges.jpg
これで車体後部にどうやって引っかけているのか、分かります。ただし、前後に突撃橋を装着しているのがすごい(本当かどうかわかりませんが)。
http://matadormodels.co.uk/mat_pics/76E07%20Folding%20SBG%20Bridge.jpg
ありました、突撃橋を畳んだ状態。一つ前のブログに載せたマタドールの説明書では、突撃橋が半開きの状態でしたが、この画像では完全に手元まで折りたたんでいます。揚陸艦上ではたぶんこの状態だったのではないでしょうか。
このマタドールのサイトの画像をよく見ると、いろいろ気づきます。まず突撃橋を装備するAVREの砲塔がMk.IIIの溶接タイプだということです。もちろん溶接砲塔にペタード砲を搭載したタイプも存在するので問題はありません。ただマッチボックスのキットはMk.IVの鋳造砲塔ですから、改造キットには鋳造砲塔まで用意されているということなのでしょう。

さらに、カーペット敷設車の画像もあります。
http://matadormodels.co.uk/mat_pics/76E08_CarpetLayer.jpg
http://matadormodels.co.uk/mat_pics/76E09_TwinBobbin.jpg
一枚型のとボビン2個型のと、両方あるんですね。一枚型の方を見ると、ペタード砲用装填ハッチから、ボビンの操作ロッドが伸びています。ここから操作したんですね。いかにもやっつけ仕事ですが、上陸作戦の海岸ではこれで十分使えたんだと思います。ボビン2個型は6ポンド砲装備の溶接砲塔で、さらによく見ると、キャタピラがマッチボックスのキットのものと明らかに異なります。この形、どうもハセガワのMk.Iのキャタピラじゃないんでしょうか?
粗朶束装備車を見ると、
http://matadormodels.co.uk/mat_pics/76E04_WWIIfascine.jpg
これは車体・キャタピラ共に明らかにマッチボックスのキットを使っています。
http://matadormodels.co.uk/mat_pics%20mus/0950%20Churchill%203in%20Gun%20Carrier.jpg
http://matadormodels.co.uk/mat_pics%20mus/Churchill%203in%20Gun%20Carrier%20wreck%20-%201101.jpg
なんとこれは3インチ自走砲型、試作のみで実用化されなかった車輌です。

このようにマタドール社の改造キットはなかなか面白そうなのですが、国内でほとんど売っているところがないのが難点ですね。またチャーチル用改造キットはベースにマッチボックスが指定されているものとエアフィックスが指定されているもの、両方あるので要注意です。