みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

チャーチル戦車の巻(その15)

2006年06月06日 20時43分58秒 | AFV(英・チャーチル)
チャーチル戦車はModell Transによるイタレリの改造、ハセガワのキットによる各種初期型バリエーション、その後も鋭意進行中です。それに合わせて今まで買い集めたミリキャストのフルレジンキットも、ぼちぼち製作を再開しました。ミリキャストのキットは、特にサブタイプの多い車種の場合に、しばしばパーツの封入間違えがあると言われます。まあ、あれだけタイトル数が多いと、ある程度仕方がありませんよね。
私の場合、タイトルと中身が違っているなどの大きなトラブルには幸い遭遇していません。むしろそういう間違いが起こりやすいことを意識してか、ある程度近いタイプのパーツが全部まとめて入っていることが多いようです。つまり、購入後にキットから必要なパーツを選べば、タイトルとは違うサブタイプを製作することも可能なわけです。例えばチャーチル戦車については砲塔が溶接型と鋳造型、主砲が短砲身と長砲身、のように最初から複数入っているキットが多い。余ったパーツは他に流用できるので、楽しいんですね。
ただ部品の封入ミスより深刻な問題も一部にはありまして… 写真はMk.VIIの後部フェンダーと駆動輪周辺です。天地逆さまに置いてあるので少々見にくいのですが、左のものは正常に注型されたもの、そして右側は成型不良のものです。ひどいでしょ? ほとんど腐乱前、腐乱後、って感じです。ここまでゴム型が傷んだら、出荷するなよな~と思いますよね。クロコダイル(火炎放射型)や近接支援型(つまりMk.VIII)を作ろうと思って、Mk.VIIは二つ買ったのですが、いや二つ買っておいてよかった、よかった。
左のパーツのキャタピラの上につきだしているのは円柱状の湯口で、それ以外にも細かいバリは見えますが、まあ簡単に取り除けそうです。キャタピラ・フェンダー・オイル缶ラック、いずれもきれいに抜けています。一方、右の方はもうぐちゃぐちゃ状態。これって、どうやって整形すればいいの? 回転工具や超音波カッターが活躍しそうです(円柱状湯口は既に切り取ってあります)。工具についてはまたいずれ詳しくレポートします。