福島原発汚染水問題ー国会は閉会中審査をただちに実施

　日本共産党の志位和夫委員長は９月５日、国会内の記者会見で、東京電力福島第１原発の汚染水漏れ問題を審議する国会の閉会中審査について記者に問われ、早期の開催を改めて主張しました。

閉会中審査を見送った与党の責任は重大

　志位氏は「私たちは閉会中審査を直ちに行うべきだと強く主張してきましたが、見送られたことは大変、問題です。『国会は何をやっているのか』と強い批判が起こるのは当然です」と与党の対応を批判しました。

　その上で「一刻も早い閉会中審査によって、汚染水問題の現状はどうなっているのか、解決の方法はどうなのか、突っ込んで国会で明らかにして責任をはたすべきだ」と述べました。

「収束宣言」を撤回し、「非常事態」との認識にたて

　志位氏はまた、「そのさい事故の実態を全面的に明らかにし、『収束宣言』を撤回し、非常事態にあるという認識を共有して事にあたることが必要
だ。そこから国会がきちんとした仕事を始める必要があります」と指摘しました。

原発敷地内に林立する汚染水タンク審査をただちに実施せよ

　福島原発の汚染水問題はまさに非常事態です。事故対策を「東電まかせ」にしてきたうえ、原発再稼働や輸出を推進するなど、安倍政権の責任は重大です。こうした態度を改めさせ、国が全責任をもって事故対策を抜本的に強化させるために、そして原発ゼロを政治決断させるために全力をあげます。

吉良よし子きら・よしこ参議院議員（東京選挙区選出）

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