本日、午前11時より放射能測定と対策についての緊急申し入れを行いました。
申し入れの内容は以下の通りです。
2011年6月7日
足立区長 近藤やよい様
日本共産党足立区議団
放射線量の測定と対策に関する緊急申し入れ
東日本犬震災から3か月が経とうとしています。福島第一原発がメルトダウン(炉心溶融)し、マスコミでは「実はこんなに高い。あなたの町の本当の放射線量」「足立区は管理区域寸前」こんな見出しが躍る週刊誌の記事が出される中、「子どもが小学校に通っているが、プールの放射能が心配で区役所の問い合わせしたら「たぶん大丈夫です」と言う答えで安心できません。・・・安心できなければ、プール授業は中止しでくれればいいと考えています」など、不安の声が多数寄せられています。
日本共産党都議団が専門家の指導の下で独白に測定したデータ(別紙)によると、東部地域は高い線量で、放射能汚染の影響が一定程度広がっていることを示唆するものと考えます。また、年間1ミリシーベルトという目安は、ICRP(国際放射線防護委員会)の「ALARAの原則」の考え方に基づけば24時間365日で受ける放射線量として約0.12マイクロシーベルト毎時の放射線量が限度となります。
文科省や東東都が根拠とする「屋外に8時間、木造家屋内(低減効果0.4)に16時間」と仮定した場合でも、約0.19マイクロシーベルド毎時で年間1ミリシーベルトを超すことになります。
区では23区で唯一震災前から継続的に放射線量の測定を継続し、現在も毎目測定値を公表するとともに今後5ヵ所の放射線量を継続的に測定・公長するとし、その努力には敬意を表しますが、その数値は、直ちに健康被害を生じさせるレベルではないにしても決して区が6月に新たに広報した「健康上心配するレベルではありません」と単純に言えるものではありません。
小さな子どもを持つ保護者が心配するのも当然のことです、「比較的放射線量の高い地域」との認識をもってとりくむことが必要です。
「安心」のためには、「きめ細やかな測定とデータの周知徹底」が基本であり、以下のことを緊急に申し入れいたします。
1、放射線量測定については、区内5方所だけでなく、すべての学校・幼稚園・保育園・公園の線量を地上1メートルおよび地表面において測定し公開すること。高い数値が検出された場合には、必要な土壌の放射線量を測定し、表土の除去など対策を講じること
2、学校のプールは放射線量を測定し、安全を確認したのちにプール授業を行うこと。
3、河川・池などの土壌も測定すること。
4、地元の野菜についても腺量の測定を行うこと
5、核種別測定にもとりくむこと。
以上
緊急申し入れに対して近藤区長は「趣旨はよくわかりました。放射線測定器は1機追加購入するとともに、区内5か所だけでなく、随時、測定個所を点から面に広げようと思っていると答えました。