ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

ダルい夏の入り口で

2010-07-17 02:35:08 | いわゆる日記

 15~16日と当地は夏祭り。もちろん私は祭りなんか嫌いだ。が、近所付き合いもあるので15日は山車巡行に付き合う。クソ暑い中、疲労困憊。おかげで明けて16日、起きられずに祭りをサボってしまう。そして明日17日、実は一番大変な”祭りの後片付け”がある。出ないわけにはいかんなあ。う~。(2

 昨日の夕方、そろそろ山車が出発する時間だな、付いて歩くのは面倒くさいなあ、などとブツブツ言いながらコーヒーを飲んでいたら、どこかであの南アフリカにおけるワールドカップの際、話題になった民族楽器ブブゼラを吹き鳴らす音が聴こえた。
 ああ、持ち出す奴がいるだろうなとは思っていたよなあなどと苦笑するうち、そのブブゼラ奏者は、私の街の祭り太鼓のリズムパターンの一つを吹き鳴らし、と、彼を取り囲んだ連中が「エエドッコイ!」と唱和した。
 ああ、馬鹿馬鹿しくていいなあ。うっとうしい祭りに吹いた一服の涼風と。言うほどではないにしても。あれ、本番の山車の上でもやってやったらいいのに。

 ダラダラ歩いて山車のところに行くと引き綱のあたりに、どこかの神輿から流れてきたかと思われる、おそらく水商売関係の若い女数人がギャーギャーと盛り上がっている。まあ、慢性的に参加者不足で困っているわが町内、なんだって歓迎なのだが。
 その彼女らの衣装、サラシを巻いた祭りの装束とアムロナミエのステージ衣装の折衷、とも言うべきもので、なるほどこれが現代というものか、などと昭和30年代のドキュメンタリー番組のオヤジくさいナレーション風に呟いたりしてみる。
 その彼女ら、山車巡幸の間、ずっと祭り太鼓のリズムに合わせてヒップホップ系のダンスを踊りまくり、エグザイルといったっけ、あの連中のステージの物真似とかも披露し、だんだん私は面白くなっていったのだった。やったれやったれ。

 と、無駄な文章を続けるうちにも時は過ぎ行く。ああ、酒が飲みてえ。けど、飲んでしまったら明日、目覚める自信はない。