ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

その旗の下には立ちたくないと言う話

2010-05-17 02:56:17 | 奄美の音楽

 以前よりいろいろ想いを寄せている奄美の音楽の世界で、下のような音楽イベントがあります。

 <夜ネヤ、島ンチュ、リスペクチュ!>

 上に掲げたポスターをご覧になればお分かりのように、内容だけなら、そりゃ文句のつけようがない。私だって都合さえ付けば「それいけ!」ってなものですが。
 でもちょっと、引っかかるものがあるんですねえ。それについて、流行のツイッターに下のように呟いてみました。

 ”微妙な話ですが。奄美の地に憧れを持ち島唄を愛しているけれど、ヒップホップやレゲが大嫌いな私にとって、この「リスペクチュ!」って言葉、凄く複雑な気持ちになります。ヒップホップが嫌いな奴は奄美を愛しちゃいけませんか? ”

 「リスペクチュ」ってのは、要するにラップやらレゲやらが好きな連中が好んで口にする「リスペクト」でしょ?それを南島風に「くちゅ」と訛ってみた、というわけだ。
 まあ、小さな事と言えばその通りなんですがね。主催の人々は私みたいにヒップホップ嫌悪とかなくてむしろファンでおられるのでしょう。で、勢い一発でイベントのタイトルをそう決めてしまった。

 まあ、そう言うこともあるでしょう。ヒップホップの世界に共鳴している人には、さぞや楽しいジョークなんでしょう。
 けど私は、そんなヒップホップ印の旗の元に集まるわけには行かない。つまらない意地を張っているとお笑いでしょうが、嫌なものは嫌だ。それに、一言言わせていただければ、その場で奏でられる音楽のほとんどはレゲでもヒッポホップでもないんですよね?

 ・・・という、まあそれだけのお話です。