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シルヴィ・ギエム・チャリティ・ガラ

2011-10-21 01:54:48 | その他
昨日(既に一昨日)はシルヴィ・ギエム企画の東日本大震災復興支援チャリティ・ガラ 〈HOPE JAPAN〉(@東京文化会館)でした。
どの出演者のどのパフォーマンスも、質が高いのみならず、気持ちが籠っていて素晴らしかったです。
シルヴィの踊りはやっぱり壮絶にきれいでした。
そしてルグリ先生は、やっぱり踊るの好きなんだなぁ、て感じでした(笑)

シルヴィは「ルナ」と「ボレロ」の対照的な2演目で、前半で踊った「ルナ」では、透明で、ある種の哀しみを感じさせる『静』の美しさを、完璧なテクニックでたっぷりと堪能させてくれました。
プログラム最後の「ボレロ」は、もう、言うこと無しの名演だったんじゃないでしょうか。(シルヴィもいつも以上に気合入ってたかも 笑)
揺れる炎のように目が離せず、どきどきしながら見ているうちに次第に熱狂の終結へと連れて行かれる、まさに『魅入られる』という言葉がぴったりの、『これぞ「ボレロ」』な踊りでした。

ただ私は、個人的には、アンソニー・ダウエルの朗読に一番感動したかもしれません。
"The Contented Ghost"と"Said the Child..."という、ロイヤル・バレエ創設者のニネット・ド・ヴァロワ(デイム爵)の詩2編で、詩自体も良かったですが、アンソニー・ダウエルの温かく穏やかな声でゆっくり語られるのを聞いていると、昔ずっと見ていた三陸の海の光景が浮かんできて、思わず涙ぐんでしまいました。
こういう、心動かされる、良いものを、被災地でしんどい思いをしている人たちにこそ見てもらえたらなぁ、と思いました。
シルヴィは東北でも公演をやる(「ボレロ」も踊る)ようですが。

今回の公演にはNHKが入ってたみたいなんで、もしかしたらそのうちTVでも放送される?かもしれません。

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