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「プリンセスチュチュ」ファンページ

もうすぐ夏祭り

2011-07-31 01:16:07 | その他
みなさま新刊の御準備はバッチリでしょうか?(笑)
春の祭典は吹っ飛んじゃったんで、いろいろと楽しみですね。
私もお伺いしたかったんですが、残念ながら東京にいないので、今回も行けません...
節電の夏の折、きっと会場もいつもに増して激暑かと思いますが、熱中症対策を万全にして、しっかり萌えをチャージしてきて下さいませ。

チュチュとはあんまり関係ないですが...

2011-07-29 00:59:36 | その他
『希望』が必要な町の話。

先月、とある三陸の町を訪ねてきました。

以前私がお世話になっていた臨海センターは、敷地の一部が海に沈み、瓦礫が撤去された後の建物は、歪んだ窓枠と垂れ下がった天井を残すのみ。
近くの水産工場が跡形も無くなっていることを思えば、建物が残っているだけでも奇跡的と言うべきなんでしょうが...
一年前の海の日に一般公開されてた船は、沈没したそうで、影も形もありません。
センターに縁のある人達で復興のために組織を設立して支援を始めていますが、正直、そう簡単にいきそうもないな...と思わざるをえませんでした。

町なかの被害は更に酷く、在るのは海砂に覆われたさら地と、焼け跡と、壮絶な瓦礫の山だけ。
いつも使っていた駅舎は、プラットフォームと歪んだ柵のはしっこだけを残して消滅。
鉄道橋を含めていくつかの橋が落ち、堤防の内側に海が入り込んで地形も変わっています。
さらには、打ち上げられた海泥と、大量の瓦礫から出る有害物質への懸念。
ライフラインの復旧云々以前に、前と同じ場所に同じように町を作るのか?というところから考え直さないといけない感じでした。



ただ、そういう中で印象的だったのが、あちこちに掲げられていた、災害派遣やボランティアなどの支援活動に感謝する看板や垂れ幕の多さ。
海外の報道で日本人の『礼儀正しさ』がしきりと取り沙汰されていましたが、私は、列に並んだり指示待ちだったりするのはある意味習性のようなもので、礼儀正しさとはあんまり関係ないような気がしてました。
が、あれほど酷い状態で、助けが来るのを当然と思わず、援助が十分でもないことにも文句を言うでもなく、来てくれた人達に素直に感謝ができるというのには、さすがに脱帽しました。
感謝することによって自分達の気持ちを奮い立たせてるという側面も確かにあるんでしょうが、もともと人が良い人達だったので、そういう感謝も出てくるのかもしれません。

あと、心に残ったのは、焼けた中学校の黒板で見つけた「I'll be back」の文字。
他にも、「あきらめない」「生き抜く」という言葉もあちこちに見られました。
(もちろん全て手書き)

先は長く、道もよく見えてこないというのが現実ですが、過去の教訓は今回、いくらかは生かされていたはずだし、今回の経験も必ず未来に生かされると信じたいと思います。

ABT直前大特売(笑)

2011-07-23 15:29:10 | その他
暑さのせいか自粛ムードのせいかあるいは露出不足のせいか?、チケットの売れ行きが芳しくなかったらしく。
天下のアメリカン・バレエ・シアター公演(ただいま開催中)の豪気な割引チケットをチケットぴあで売ってます(他でもやってるかも)。

◆「ドン・キホーテ」
 7月23日(土)13:00・7月24日(日)18:00公演
 ペア券(A席相当)21,000円(1名につき10,500円。2枚単位での販売)
◆「ロミオとジュリエット」
 7月26日(火)・7月27日(水)・7月28日(木)18:30公演
 特別料金A席10,500円(通常17,000円)

あ、23日のマチネーはもう終わってるな。
A席10,500円って、B席(14,000円)どころかC席(11,000円)よりも安いですよ...(笑)

「ブラック・スワン」は...

2011-07-18 03:25:44 | その他
あちこちで嫌われているようなので、一応、口添えしときますかね(笑)。
私もすごく好きな映画というわけじゃないですが、そんなにヒドイ映画でもないと思うんで。
まあ、どっちかと言うと『映画好きのための映画』なのかなという気はしますが...

この映画、たいてい「スリラー」とか「ホラー」とかに分類されてることが多いようですが(映像的にね...)、個人的には「サスペンス」だと思ってます。
状況に追い詰められた主人公が精神のバランスを崩して破滅する、という筋書きは、「欲望という名の電車」他、往年の名作で繰り返し取り上げられてきた、ある意味『王道』モノですね。
(「赤い靴」もそうかな)
たいていは徐々に狂っていく過程を描くのが普通ですが、この作品では配役をきっかけに一気に偏執症状に陥る(たぶんそれまで潜在していた問題が顕在化した?)ので、「ホラー」っぽい感じになっちゃってるんじゃないでしょうか。
あと、(点線部内ネタバレ)
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問題(衝撃)シーンのあれこれは、すべて主人公の妄想なんですが、これが最初分かりにくい。
現実と妄想が切れ目無く繋がっていて、いつの間にか妄想の世界に入っていく。
主人公にとってはそれが『現実』なので、当然ながら、そう見えるように作ってあるわけで、最初から「これは妄想だ」と分かってしまったら映画としては駄作なわけですが、その辺の不明瞭さが『気持ち悪さ』のモトなのかなぁ。
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精神科的問題と妄想(幻覚)とは医学的にはイコールではないですが、同時に発症する(どちらかがどちらかの誘因になる?)こともありますし、誰しも漠然と身近に感じるところがあるので、こういう話は映画やドラマになりやすいんでしょうね。
『こうなりたい・こうあるべき(と自分が思い込んでいる)自分像』と、『現実の自分像(と自分が思っているもの)』のギャップ、あるいは『他人が期待する自分像』を自分の考えと混同してしまったりとか、逆にそれに反発することでかえって深層で強く意識してしまうといった、ありがちな精神的ストレスから惹起される問題(の中でも、より敏感なケース)を、妄想症状という映像化しやすいシチュエーションを介して(←この点に関しては、ちょっと台本が安易?)、映画的に描いてみせたものとも言えるかと思います。

分析的なクドさとか、『オチ』が無い(?)ところは、私にはドイツ文学を髣髴とさせるんですが(笑)
いわゆるハリウッド的な、商業ベースの作品ではない感じですよね。
バレエシーンについては、重要なところはABTのダンサーが代役で踊ってるようですので、そこでガッカリ(´Д`|||) (話が全部ブチこわし)てことはないんじゃないでしょうか。
(この”吹き替え”に関しては、代役のダンサーとの間でモメたらしいですね。
振付のミルピエは主演のポートマンの肩を持ったそうですが、ポートマンはまさに『振付家と寝た』クチだからな...(笑)
踊りの部分の代役を認めたところで、ポートマンの女優としての価値が下がるとは思わないんですが)

ちなみに、ポジションを得るために有力者と寝たの寝ないのという話は、クラシック界でも別に珍しい話じゃない(事実かどうかはさておき)ですけどね。
そういう中傷を「些細な雑音」と切り捨てられる強さ(あるいはおおらかさ)があるかどうかも、上を目指す人には大事なコトなんでしょうね。
実際問題、現実には、繊細すぎる人は職位的意味でのプリマにはなれないんじゃないかな。
あと、たいていの業界でそうかもしれませんが、クラシック界でそこそこ成功する上で、『才能』はあまり大きなパーセンテージではない(重要な一部分ではあるにしても)気がします。
自分の努力とか、周囲の協力とか、運とか、色々な条件が揃って、最後はやっぱり『健康』。(仕事に穴を開けたら話にならん 笑)
この映画は、熾烈で無慈悲な競争世界で精神を蝕まれるプリマ達を描きつつ、「自分の力だけで成功できる」という思い違いの悲劇をも見せてくれているのかもしれません。

ルグリ先生公演本日開幕

2011-07-14 01:00:11 | その他
すでに昨日か...

NBSからのメールマガジンによると、ルグリ先生は他のメンバーより一足早く来日、着いたその日に東京バレエ団のリハーサルを見に行き、見てるだけでは飽き足らず、靴を脱いで参加しちゃったらしいです。
さすが(笑)
メールマガジンには↓
「出演者全員が、日本が大変なこの時期に、日本に来ることができて、そして日本で公演を行うことができて光栄に思っています」
というルグリ先生のメッセージが載ってました。

シルヴィ・ギエムの方は10月下旬からの東京公演と日本ツアー(東北にも行くつもりらしい...)の後、11月中旬には別プログラムの公演を東京でやるらしいですね。
 「エオンナガタ」~EONNAGAT
 http://www.nbs.or.jp/stages/1111_eonnagata/index.html
私は見たことありませんが、評判を見るとなかなか「意欲的な作品」(笑)のようで。
フランス人(女装のスパイ)の物語だけど日本的要素も取り入れられてて、「ダンスと演劇とアートのコラボ」で、上演を重ねるごとに改訂を加えられてきたという、なんだか『ごった混ぜ』な感じの作品?(笑)

あ、そうそう、東京での「チャリティ・ガラ」(詳細未定)と全国ツアーでは、なんと「ボレロ」が復活上演されるようです。
「もうやらない」と言ってたのに何故なのか?その理由については↓
 http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/hope-japan-tour.html

ローラン・プティが亡くなりましたね

2011-07-11 22:12:59 | その他
ちょうど先週末のNHKプレミアムシアターでプティ振付の「ランデブー」(パリオペラ座バレエ公演)が放送されたところですが。
そのうち追悼特集(/番組変更)があったりするかな...

それにしてもここ数年、モーリス・ベジャール、ピナ・バウシュと、大御所振付家の他界が続いてるような気がします。
まあ、替わって、ラトマンスキーとかウィールドンとかの若手(ラトマンスキーはもう若手じゃないか 笑)がどんどん出て来てはいるので、モダン(コンテンポラリー)バレエが寂れることはないでしょうけど。

『親子で楽しむ夏休みバレエまつり』

2011-07-08 00:01:18 | その他
東○まんがまつり(古)みたい... (;^△^)
内容は、キエフバレエのメンバーによる、チャイコフスキー三大バレエほか名作バレエのいいトコ取り詰め合わせセット(?)らしいです。
で、歌い文句は、「美しいバレリーナや、注目のソリストが踊る姿はまるで、おとぎ話のお姫さまと王子さまのよう」... (〃∇〃)
ファミリー向けということで、「4歳以上のお子様からご入場頂けます」で、しかも「司会のお姉さんの解説つき」(笑)
夏休みのお子さんと一緒に、ちょっと涼みに行かれるのはいかがでしょう?
(家ではエアコンつけるのもなかなか気が引けますからね...)
開催予定は以下のとおり。

神奈川県民ホール(7/18)
新宿文化センター(7/28, 29)
グリーンホール相模大野(7/30)
(詳細は光藍社のサイト↓にて)
http://www.koransha.com/ballet/oyakoballet2011/index.html

実はこの催し、カード会社(どことは言いませんが)からのチラシパンフに載ってるのを見て知ったんですが、カード会員限定で、なんとリハーサル見学とレッスンが付く(経験者限定、要予約)という特典があったんですよ。
行かない(行けない)ですけどね...

ルグリ先生といえば

2011-07-05 23:48:45 | その他
来年(2012年)4月に、ウィーン国立バレエの日本公演があるらしいですね。
<ウィーン・ガラ>と題して、プティ振付の「こうもり」他、『ウィーンらしい』演目を上演するそうです。
ウィーン国立バレエは日本ではウィーン・フィルのニューイヤーコンサートなんかでお馴染みのバレエ団(?)かと思いますが、ルグリ先生が総監督になってからは初来日ですよね(今夏のルグリ先生ガラを除いて)。
今後さらなる発展が期待できそうなバレエ団v かな?

来年はNBS的に『ウィーン年』らしく(笑)、5月にはフォルクス・オパー、10-11月にはシュターツ・オパー(ウィーン国立歌劇場;国立バレエの母団体)も来日予定。
フォルクス・オパーは元々のオペレッタの「こうもり」を上演するので、見比べてみるのも良いですね。
あと、シュターツ・オパーが今回持って来る「サロメ」(←御存知の方もいらっしゃるでしょうが、私が超好きなオペラの一つ 笑)は、美術がクリムト風のユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)な感じで、この劇が初演された当時のウィーン世紀末芸術の物憂く妖しい雰囲気を現出する(ある意味原点回帰)と同時に、それを物語の舞台となっている爛熟したユダヤ王宮の雰囲気になぞらえた演出かと思われます。
音楽の都なだけじゃなく美術の都でもあるウィーンを感じられそう? ですかね。

バレエ関連2題

2011-07-03 01:23:36 | その他
①ちょっと前にニュースで見ましたが、渋谷のBunkamuraオーチャードホールの初代芸術監督(...)に熊川哲也氏が就任する(2012年1月~)らしいですね。
私は、オーチャードホールにはあんまり「バレエ」ってイメージ無いんですが...
これからそっち方面に力を入れてく、ってことなんでしょうか?
ちなみにBunkamura自体は、設備改修工事のため、2011年7月4日~12月22日まで休館予定だそうです。
耐震補強とかかな...(ミューザ川崎は天井落ちたからな...)

②バレエ(とオペラ)の上演に関しても歴史の在る、上野の東京文化会館。
今年開館50周年で記念ガラコンサートが開催される予定です(2011年11月5日(土) 大ホール)。
http://www.t-bunka.jp/50th/anniversary5.html

世界で高い評価を受けているベテラン日本人音楽家を何人もソリストとして迎えての、一大豪華イベント。
その出演者の中に、吉田都さんの名が☆
プログラムリストから察するに、『ラ・ジョコンダ』の“時の踊り”(ポンキエッリ)を踊られるみたいですね。
何で一人だけバレエ?とも思いましたが、どうやら50年前の東京文化会館のこけら落としはロイヤル・バレエの『ジゼル』だったらしく、そういうつながりも踏まえてのことかもしれません。

チケットは「予定販売枚数終了」ですので、どうしてもという方は足で探されるか、稀に直前に関係者席が放出されることもあるのに期待して随時チェックなさってみて下さい。