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「プリンセスチュチュ」ファンページ

ラン・ランv

2009-12-30 00:12:07 | その他
私は今日も仕事でしたが、皆様、年末年始のお休みを存分に御活用なさってますでしょうか?(笑)
冬コミ組の皆様には、お天気も良くて、楽しい年末になりそうですね。

さて、先日、クラシック音楽の啓蒙普及に多大なる影響をもたらした(チュチュもそうかもしれませんが、たぶんメジャー度の点では比較にならない...)某クラシック漫画(/ドラマ/アニメ)の映画版を見に行ってきました。
チュチュと同じく、BGMはほぼ全編、超有名クラシック音楽づくし(そういう業界の話だから当然ですが 笑)。
チュチュ関連の曲としては、「くるみ割り人形」の行進曲と「白鳥の湖」の情景が入ってました。けど、たぶんそれだけだったかな...
「白鳥の湖」は白チュチュ着た女の子達がなだれ込んでくるシーンで使われてて(毎日やってるような普段の練習で白チュチュを着るか?)、「バレエ」と言えば一般的にはやっぱりこの曲なんだなぁと今さらながら認識しました。チュチュのおかげで色んなバレエについて勉強する(させてもらう)ようになって、あんまり、「バレエと言えば『白鳥の湖』!」ってイメージが無くなってたもんで...


一つ、何だか分からない曲があって(分からなかったから思い出せない 笑)、パンフレットを見たんですが、書いてなかったんですよ...何だったんだろう?
パンフレットの曲目紹介には、(当然ながら)全部の曲は載ってなかったんですよね。
ちょっとだけ挿入されてた曲はもちろん、重要なシーンで結構長々とかかってたエルガーの「エニグマ組曲(第9変奏)」とか、マーラーの「交響曲第5番(第4楽章)」も載ってなかった...
分からないと気になるから、全部載せて!(笑)

それはさておき、私的には今回の目玉は、ヒロインのピアノ吹き替え(?)のラン・ラン(超人気ピアニストなのに、演奏を使うことをよく承知してもらえたものです...)でした。彼の演奏が使われてることは知ってたので、今か今かと待ち構えてたんですが、ヒロインが進級試験でモーツァルトの「トルコ行進曲」を弾き始めた瞬間、キタキタキター!!
まあ、たぶん、待ち構えてなくてもすぐ分かります。モーツァルトをあんなふうに弾くのは彼しかいないので(笑)
どこからどこまで明快・強靭で、若い女の子の音じゃないですよね。(お話上、そういう設定だから、別にいいんですが)
いわゆる「モーツァルトっぽく」はないけど、でもモーツァルト本人は、たぶんこれを聴いたら大喜びしたんじゃないかなぁ(新しいモノや変なモノ好きだから 笑)...と思いました。
次作ではショパンのピアノ協奏曲第1番をやるみたいですが、これもラン・ランの演奏かなv
役者さん達の中には実際に演奏してる人もいて(見てるとちゃんと分かりますね)、それも興味深かったです。

ストラスブールのクリスマスの市(いち)

2009-12-22 01:11:45 | その他
有楽町の東京国際フォーラム(ガラス棟と地上広場)で、先々週の金曜日から「Marché de Noël de Strasbourg マルシェ・ド・ノエル・ド・ストラスブール」なる催しをやってるってことで、ちょっと覗いてきました。

Strasbourg = Straβe シュトラーセ(道) + burg ブルク(城) [←ドイツ語] という町の名前からして、ストラスブール(アルザス地方;『黒い森』の西っかわ)はドイツ色が濃い(というか昔はドイツ圏だった)てのが丸分かりですが、クリスマス市(というかクリスマスのお祝いの仕方そのもの)もドイツそっくりなんですよね。本物のストラスブールのクリスマス市は、有名なニュルンベルクのクリスマス市に負けないくらい、賑やかで綺麗らしいです(知人から聞いた話)。

有楽町でやってるのは勿論ずっと(かなり)規模は小さくて、屋台(ショップ)が幾つかとフードコートがあるくらいですが、ミニコンサートのステージとか小さいメリーゴーランドとかもあったりして、お祭りっぽい雰囲気?ではありますね。
まあ、本来、その『市』の雰囲気ってのは、周りの建物とか自然環境とか気候とかを含めたものなんですけど、食べ物や飲み物は一応アルザスのものが手に入るんで、試しに行ってみられてもいいんじゃないかな?と思います。(食べ物や飲み物も空気によって味が変わりますけどね 笑)
ただし、週末の夕方だと限定物はほとんど売り切れてましたので、確実に手に入れたい物があるなら、お昼前に行った方が良さそうです。私は知人に薦められて「モンドール」というチーズを買いましたが(高かった)、中がクリーム状で熟成が進んでいるわりにはクセがなく、バゲットに付けて食べるととても美味しかったです。


#そういや、ウチの捏造二次(三次?)小説に出てくるザックスやレーネは、アルザス辺りの出身ってことになるんだよな...
#書くってお約束してたSSをさっさと上げないとな...

英国ロイヤルバレエのビデオクリップ

2009-12-19 23:47:08 | その他
が、ロイヤル・オペラ・ハウスのサイトで見れます。

http://www.roh.org.uk/video/
(いきなり音が鳴るので御注意下さい。
あと、かなり重いので、ハングアップしないよう御注意下さい 笑)

1本2-3分から、長いものだと10分以上。
「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」(アシュトン版)とか「ベアトリクス・ポターのお話」(アシュトン版;F. アシュトンは初演時(映像作品)ミセス・ティギーウィンクルを踊ったらしい...)」とか「眠りの森の美女」(プティパ版)とか「くるみ割り人形」(ピーター・ライト版)とか、今シーズンやってる演目の紹介みたいな感じですね。
(ちなみにロイヤルオペラのビデオクリップもあります)

まあ、YouTubeでも色々見れるとは思いますが、一応こちらはオフィシャルということで。
「眠りの森の美女」のカラボス役の演技リハーサルのビデオなんかは、ちょっとスーパー・バレエ・レッスンを髣髴とさせられて、興味深かったです(笑)

ルグリ先生のドキュメンタリー再放送

2009-12-17 00:15:42 | その他
今年の夏に放送された、ルグリ先生の引退公演前後の様子を軸としたドキュメンタリーがBSで再放送されます。前回放送時に「見逃した!」とか「録画しそびれた!」という方はどうぞ(笑)
前回放送時にドキュメンタリーと続けて放送された、パリ・オペラ座の「ドン・キホーテ」(2002年公演)も、やはり続けて再放送されます。

12/19(土) 23:00-00:01 NHK BSハイビジョン
ドキュメンタリー「エトワール 最後の60日」~密着 マニュエル・ルグリのバレエ人生~

12/20(日) 00:01-02:00 NHK BSハイビジョン (←19日深夜)
パリ・オペラ座バレエ 「ドン・キホーテ」全幕

ナレーションの上川隆也の話が大仰過ぎとか、世界のルグリを「同じ舞台人」呼ばわりしてるとか、いろいろ難点は有りますが(笑)、その辺には目を瞑って、パリ・オペラ座の厳しく華麗な世界をお楽しみ下さいませ。
「ドン・キホーテ」も、ルグリ先生の陽気なバジルは勿論、脇を固める豪華なエトワール陣も見ごたえたっぷりです。


ついでに、年末にはBS2で、2008年のサンクトペテルブルク白夜祭のバレエ公演の模様を再放送。

12/28(月) 01:00-2:54 NHK BS2 (←27日深夜)
マリインスキー劇場バレエ 「火の鳥」「春の祭典」「結婚」(ストラヴィンスキー)

ストラヴィンスキーの三大バレエから「火の鳥」(フォーキン振付)、「春の祭典」(チュチュファンならみんな知ってるニジンスキーの振付 笑)と、その後に作られた軽妙な「結婚」(ニジンスキーの妹のニジンスカ振付)で、どれもマリインスキー劇場バレエ団のお得意演目ですね。

「火の鳥」はロシア民話の風合いを損なわないオーソドックスな演出で、心置きなくお伽噺の世界を満喫できると思います。(まったく余談ですが「火の鳥」は拙作"Die alte Geschichte"のサブ・メインBGMでした)
「春の祭典」は(改めて見ると)ちょっとカムチャツカ辺りの伝統的儀式の踊りを彷彿とさせますね。
「結婚」の見どころは、何といってもあひるちゃんばりのお下げじゃないでしょうか(笑)

演奏(ワレリー・ゲルギエフ指揮/マリインスキー劇場管弦楽団)も良いので、オススメです。

くるみ割り人形の季節

2009-12-12 18:30:46 | その他
日本の有名どころの(たぶん、有名じゃないところも)バレエ団で、軒並み「くるみ割り人形」を公演する季節になりましたね(来週末あたりがピークか)。
東京バレエ団では、先月、アリーナ・コジョカル&ヨハン・コボーのロイヤルバレエ・ペアを招んで公演してたようですが(ワイノーネン版。この二人は本拠地ロイヤル・オペラ・ハウスでもこんぺいとうの精と王子(ピーター・ライト版)を踊る予定...しんどいな 笑)
キエフ・バレエの来日公演でもやってたようですね。どんなだったんでしょうか。昔、レニングラード・バレエの公演を観に行って、「こんなきれいな『雪の国』は観たことない!」ってぐらい感動したのをまだ覚えてますが。

さて、2010年6月の英国ロイヤルバレエ日本公演(9月のロイヤル・オペラのも)のチケット一般発売は、来年3月頃の予定らしいです。たぶん電子チケットぴあから何か言ってくるとは思うけど、マメにチェックしとかないとな...
ラ・フィーユ・マル・ガルデは、ロイヤル・オペラ・ハウスでの公演(3-4月)では、アリーナ・コジョカル&ヨハン・コボーがメイン・キャスト。でもカルロス・アコスタも踊るらしいので、どっちが来るんだろうって感じですね...

ちなみにロイヤル・オペラ・ハウス主催で、「バレエ団と一緒に日本に行こうツアー」てのがあるらしいです(本当は"Travel for the Arts"っていう、公演やクラスや公式行事がセットになった、会員向けの真面目なツアー)。
で、オペラハウスのマガジンにも参加募集広告が載ってましたが、添付写真はやっぱりというか、『桜とお寺』。6月に日本に来ても、ソレは見れないって...(笑)

来年3月にはパリ・オペラ座バレエ(シンデレラ/ジゼル)も来るし(しかもかなりの豪華メンバー)、どれを観に行こうか、迷いますね...

『展覧会の絵』と言えば...

2009-12-06 00:45:32 | その他
先日、ワレリー・ゲルギエフ指揮/マリインスキー歌劇場管弦楽団の演奏会に行ってきまして、それ自体はいろいろと面白いと言うか変な演奏会だったんですが、メイン(演奏会の後半でやる曲)がムソルグスキーの『展覧会の絵』でした。で、天下のゲルギエフ&マリインスキーを聴きながら、私の頭の中では、ふぁきあが眉間に皺寄せて破れた本見てたり(古城)、ピザ屋の前で”自分の意思”祭りをやってたり(ビドロ)、うずらちゃんが”しっぽ”探してたり(卵の殻をつけた雛鳥の踊り)、チュチュがランプの精と踊ってたり(カタコンブ)、あひるちゃんが金冠町一周ランニングして町の秘密に気づいたり(バーバ・ヤガー~キエフの大門)、ふぁきあが風に吹かれてドロッセルマイヤーの墓に立ち向かってたり(同左)...何やってんだか(笑)

でも、ま、それだけゲルギエフの演奏が、『エモーショナル』且つ『物語的』だ、ってことなんですよね。彼の演奏はスピード感ばかりが注目されることが多いですが、本当の特徴は、細部まで行き届いた明確な音楽解釈にあるんで。他の人ならさらっと流してしてしまうようなちょっとしたフレーズも、それぞれの楽器のそれぞれの音の意味をはっきり際立たせて、細密で鮮明な『絵』のように演奏するので、音楽全体が「生き生き」してるってゆーか、音が言葉を持って語りかけてくるような感じがします。相変わらず迫力有り過ぎ(音デカ過ぎ 笑)な面も有りましたが、演奏上の違和感に煩わされることはほとんどなく、まさに「チュチュ妄想して下さい」と言わんばかりの(言ってないって 笑)演奏でしたv