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「プリンセスチュチュ」ファンページ

秋らしくなってきました

2012-10-28 13:24:10 | その他
みなさま、世界バレエフェスティバルのTV放送は御覧になられましたか?
BSの方でも幾つか放送されなかった演目もありましたが(ルグリ先生の「オネーギン」とか...)、分量としては結構見応えあったんじゃないでしょうか(^ー^* )

感嘆するばかりの出来栄えだったものや、ちょっと踊り込み不足?(笑)に感じたものや、色々ありましたが、私が一番印象に残ったのはBプロのノヴィコワ&サラファーノフ組の「ウィズアウト・ワーズ」。
シューベルトの歌曲を「言葉無しで」表現することを意図した作品のようですが、振付に独特な美しさが有って、しかも(元)マリインスキーの2人がそれをとても正確かつ生き生きと表現してたと思いました。
同じ振付家の作品の「コール・ペルドゥート」(ザハロワ&メルクリエフ)も良かったな。

もちろん古典もそれなりに良かったですが、こういうガラ公演で、長いストーリー・バレエの中のパ・ド・ドゥだけとかをやると、どうしても「一部を切り取ってきた」感が否めなくて、観てる方もイマイチ入り込め切れない?ので、不利かな、という気がします。
ああ、でも、オシポワとワシーリエフの「海賊」はスゴかった! (⌒▽⌒;)
2人してビュンビュン跳んでましたね(笑)


ところで話変わりますが、オネーギンと言えば、今期のロイヤル・オペラ・ハウス(@UK)では、バレエの「オネーギン」(2013年1-2月)とオペラの「エフゲニー・オネーギン」(2月)を両方やるらしいです。
やっぱり、「並べて観たら面白いんじゃない?」って思う人はいるってことか...(笑)

第13回世界バレエフェスティバル放送(BS)

2012-10-13 00:25:57 | その他
先日もちらっと御案内しましたが、今夏の世界バレエフェスティバル(プログラムA & B)の録画が、NHK BSプレミアムで放送予定です。
「ららら♪クラシック」のピックアッププログラムだけでは、物足りないとさえ言えない程度(笑)だったんじゃないかと思いますので、見れる環境の方はぜひどうぞ。


2012/10/15(月)【14日(日)深夜】 00:00-05:06 NHK BSプレミアム
プレミアムシアター 第13回 世界バレエ フェスティバル~ Standing by the people of East Japan ~

◇プログラムA 00:00-02:14
1.「モペイ」(音楽:C.P.Eバッハ/振付:M.ゲッケ)
  フリーデマン・フォーゲル
2.「幻想~『白鳥の湖』のように」から 第1幕のパ・ド・ドゥ(音楽:P.I.チャイコフスキー/振付:J.ノイマイヤー)
  エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン
3.「ドリーブ組曲」(音楽:L.ドリーブ/振付:J.マルティネス)
  上野水香/マシュー・ゴールディング
4.「扉は必ず…」(音楽:D.ハウブリッヒ(クープランの「プレリュード」に基づく)/振付:J.キリアン)
  オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ
5.「海賊」からパ・ド・ドゥ(音楽:R.ドリゴ/振付:M.プティパ)
  ポリーナ・セミオノワ、イーゴリ・ゼレンスキー
6.「瀕死(ひんし)の白鳥」(音楽:C.サン・サーンス/振付:M.フォーキン)
  ウリヤーナ・ロパートキナ
  チェロ:遠藤真理
  ハープ:田中資子
7.「パガニーニ」(音楽:N.パガニーニ/振付:M.ゴメス)
  マルセロ・ゴメス
  バイオリン:チャールズ・ヤン
8.「ラ・シルフィード」第2幕から(音楽:H.S.レーヴェンスヨルド/振付:J.コボー(ブルノンヴィル版に基づく))
  タマラ・ロホ、スティーヴン・マックレー
9.「ブレルとバルバラ」(音楽:J.ブレル、バルバラ/振付:M.ベジャール)
  エリザベット・ロス、ジル・ロマン
10.「カンタータ」《世界初演》(音楽:J.S.バッハ/振付:N.ドゥアト)
  ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラディーミル・マラーホフ
11.「ドン・キホーテ」からパ・ド・ドゥ(音楽:L.ミンクス/振付:M.プティパ)
  オレシア・ノヴィコワ、レオニード・サラファーノフ
指揮:ポール・コネリー
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

◇プログラムB 02:16-05:06
1.「パルシファル」(音楽:R.ワーグナー/振付:M.ベジャール)
  カテリーナ・シャルキナ、オスカー・シャコン
2.「タイス」(「マ・パヴロワ」から)(音楽:J.マスネ/振付:R.プティ)
  上野水香、マシュー・ゴールディング
3.「エフィ」(音楽:J.キャッシュ/振付:M.ゲッケ)
  マライン・ラドメーカー
4.「ライモンダ」からパ・ド・ドゥ(音楽:A.グラズノフ/振付:M.プティパ)
  タマラ・ロホ、スティーヴン・マックレー
5.「ロメオとジュリエット」から“バルコニーのパ・ド・ドゥ”(S.プロコフィエフ/振付:K.マクミラン)
  アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー
6.「ウィズアウト・ワーズ」(音楽:F.シューベルト/振付:N.ドゥアト)
  オレシア・ノヴィコワ/レオニード・サラファーノフ
7.「椿姫」から第3幕のパ・ド・ドゥ(音楽:F.ショパン/振付:J.ノイマイヤー)
  アニエス・ルテステュ、ステファン・ビュリョン
  ピアノ:橋望
8.「ラ・シルフィード」第2幕から(音楽:J.M.シュナイツホーファー/振付:P.ラコット)
  エフゲーニャ・オブラスツォーワ、マチュー・ガニオ
  東京バレエ団
9.「マーラー交響曲第5番」から“アダージェット”(音楽:G.マーラー/振付:J.ノイマイヤー)
  エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン
10.「シェエラザード」(音楽:N.リムスキー・コルサコフ/振付:M.フォーキン)
  ポリーナ・セミオノワ、イーゴリ・ゼレンスキー
11.「海賊」からパ・ド・ドゥ(音楽:R.ドリゴ/振付:M.プティパ)
  ナターリヤ・オシポワ、イワン・ワシーリエフ
12.「ル・パルク」(音楽:W.A.モーツァルト/振付:A.プレルジョカージュ)
  ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラディーミル・マラーホフ
13.「コール・ペルドゥート」(音楽:M.M.ボネット/振付:N.ドゥアト)
  スヴェトラーナ・ザハロワ、アンドレイ・メルクーリエフ
14.「ドン・キホーテ」からパ・ド・ドゥ(音楽:L.ミンクス/振付:M.プティパ)
  ヤーナ・サレンコ、ダニール・シムキン
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

(収録:2012年8月3、14日 東京文化会館)


前回紹介記事で「『瀕死の白鳥』だけ生演奏だったみたい」と書きましたが、その他もちゃんと生演奏だったようですね。
「オケピで演奏する人は出演者に含めない」というのが、”「ららら♪クラシック」ルール”らしい (^_^;)

この間見た限りでは、サレンコ&シムキンのドンキはちょっと「おっとっと」な感じじゃなかったですか?
一方、ロパートゥキナの白鳥は、「これぞプリマ」と唸るばかり。
同じ演目を何度も何度も踊ってて、こっちも何度も何度も見てるのに、それでも見る度にスゴイなと思わされます。
本当に人間ではない存在のように見えて、かと言って本物の白鳥っぽいということでもなく、幻想の生き物みたいで...
遠藤さんのチェロも良かったv

あと、バレエの「椿姫」について「ららら♪クラシック」で、「(伴奏は)全部ピアノだけなんですか?」「そうですね」みたいな会話をしてましたが、本当は、ピックアップされたパ・ド・ドゥのところ以外はピアノ協奏曲(つまりオーケストラ有り)が使われてたハズ。
さすがに全幕物のバレエをピアノ1台の伴奏だけでやるのは(色んな意味で)キツイんじゃないでしょうか(笑)

ピックアップされてなかった演目も(の方が?)興味を惹かれるものが目白押し。
「タイス」の音楽(オペラ『タイス』の中の「瞑想曲」)は、拙作"Die alte ..."でも使いましたが、バレエにしやすい曲なような気がします。
全部をバレエにしてもいいんじゃないかと思うくらい素敵な曲揃いのオペラなんですが、セリフが無いと話が分かりにくいかなぁ...?
でもバレエって元来そういうもの(「言葉にせずとも伝わる想い」? 笑)ですもんね。

これも『バレエ音楽』?

2012-10-11 23:50:18 | その他
最近のバレエの音楽は、元々バレエ用として作曲されたわけじゃない曲に振り付けてることもある(というか、その方が多い?)ですが、↓のマーラーの交響曲第3番(某・銀河争奪戦アニメで多用されてたので、それでお聞き覚えのある方も多いのでは...)も、ノイマイヤーとかベジャールとかが振り付けてますね。
特に第6楽章(”愛が私に語ること”)は、ほんとに美しい、エモーショナルで印象的な曲なので、バレエを振り付けたくなるのも分かる気がします。

↓の演奏は、私的にはこれまで聴いた中で3本の指に入るマラ3です(*^o^*)ので、御興味のある方は是非。


2012/10/14(日)06:00-07:48 NHK BSプレミアム
特選オーケストラ・ライブ ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団演奏会

交響曲第3番二短調(マーラー)
 指揮:マリス・ヤンソンス
 管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 メゾ・ソプラノ:ベルナルダ・フィンク
 合唱:オランダ放送合唱団、ブレダ・サクラメント少年合唱団
(2010年2月3日 アムステルダム・コンセルトヘボウ)


第6楽章終盤、ミュート付き金管で奏されるコラール風の第一主題再現部は、本当に天から柔らかく音が降ってくるような神々しさで、鳥肌モノです...

日本にも来た!

2012-10-10 21:45:09 | その他
皆様すでに御存知かと思いますが、英国ロイヤル・バレエの舞台録画を、今月から来年5月まで月1回、映画館で上映するシリーズ企画があるそうです。

http://www.theatus-culture.com/

上映されるのは(たぶん)ロイヤル・オペラ・ハウスがやってる"Royal Opera House Cinema Season"の映像(だと思います)。
"Cinema Season"自体は、Royal Opera Houseでその年上演される演目のうち、オペラ5-6作とバレエ3作くらいを映画館にライブ中継(基本的に)する、って企画で、これまでは主にヨーロッパと旧イギリス領の国でしかやってませんでした。
やはり日本からの要望は強かったのか...(笑)

日本で上映されるのはバレエだけで、しかもライブ中継ではないみたいですが、昨シーズンやその前の録画も幾つか見れるようですね。
ちなみに今シーズンのバレエ作品(つまり日本で半日遅れの中継となる演目)は、

・Swan Lake live 23 October 2012(日本での上映:2012/10/24)
・The Nutcracker live 13 December 2012(日本での上映:2012/12/14)
・Alice’s Adventures in Wonderland live 28 March 2013(日本での上映:2012/3/29)

定番のアンハッピーエンドに賛否両論の「白鳥の湖」(笑)に、チュチュ・ファンに人気の高いピーター・ライト版「くるみ割り人形」、ロイヤル・バレエ・オリジナル&来日公演でやる予定の「不思議の国のアリス」という、なかなか面白そうなラインナップ。
その他の演目もロイヤル・バレエが十八番にしてるものばかりですね。
生の舞台とは違いますが、ちょっと気軽にお近くの映画館でいかがでしょうか。

ちなみに2012-2013シーズンの予告編↓
http://www.youtube.com/watch?v=S6iYgQYtIm4&feature=player_embedded

バレエネタ再び

2012-10-06 00:58:51 | その他
ちょっと涼しくなってきて、いよいよバレエ日和...って訳ではないでしょうが、今週末の「ららら♪クラシック」はまたバレエ特集。
今夏の第13回世界バレエ・フェスティバルの模様を、BSでのノーカット放送(来週末)に先行して、チラ見させるようです。
ゲストは東京バレエ団の首藤康之氏。

2012/10/7(日) 21:00-22:00 NHK Eテレ
「ららら♪クラシック」バレエの世界へようこそ!第2弾

ピックアップされるメニューは、

◇「ドン・キホーテ」パ・ド・ドゥから
 ダニール・シムキン/ヤーナ・サレンコ
◇ラ・シルフィード 第2幕から
 マチュー・ガニオ/エフゲーニャ・オブラスツォーワ
◇瀕死の白鳥
 ウリヤーナ・ロパートキナ
◇「椿姫」から 第3幕のパ・ド・ドゥ
 ステファン・ビュリョン/アニエス・ルテステュ

「瀕死の白鳥」(サン・サーンスの「動物の謝肉祭」の「白鳥」)だけは生演奏だったみたいですね。
私は、このバレエは音楽と振付がいまいちしっくり合ってない気がして、あんまり高評価してないんですが (^_^;)
でもまあ、大定番・ロパートゥキナなので。

それより、ダンサーの名前紹介で男性が先になってる(↑番組HPでそうなってる)ってのがありえない...(笑)