指輪

「リング」シリーズの曲と言うと、チュチュでは「神々の黄昏」の＜ジークフリートの葬送行進曲＞のモティーフ（ずばりそのものじゃないですが、オペラの中のどこの部分かはよく分かりません...ちゃんと調べりゃいいんですが）が、物語中盤の、人物関係が険悪な...じゃなくて複雑な様相を見せるシーンで効果的に使われてましたね。
（10Akt冒頭でツッパリふぁきあがガラスの破片でチュチュの首を掠めるところとか。危ないヤツだなぁ...て言うか、あれは絶対本人が流血してるはず。つーか、飛び込んできた時点で血まみれだろう...）
他には「リング」がらみの曲は無かったかな？
ワーグナーのオペラでは、「リング」シリーズの間での共通モティーフ（メロディー）が有るのはもちろんのこと、あるオペラで使われてたモティーフが別のオペラにふいに出てきたりするんで、あれっ？とかいうことになります。

それはともかく、「ヴァルキューレ」を見てて気がついたんですが、ウチのふぁきあ君（騎士の方）の逃亡両親は、もしかしてコレ（ジークムント＆ジークリンデ）に影響を受けてたのか？
自分では意識してなかったんですが...
あ、でもシークリンデとリンデの名前の類似は偶然です。

あと、ほんとにどうでもいい話ですが、以前ブリン・ターフェル（↓）が「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のザックスを歌ってるのを（テレビで）聴いたことがあって、ウチのザックスの造形には、ターフェルがちょびっと入ってます。

ヴァルキューレ

番組予告。7/22（日）深夜のNHK BS2「クラシックロイヤルシート」という番組です。

7月23日(月) 00:55-04:55 楽劇「ワルキューレ」（演奏会形式）
第1幕：00時55分-01時59分
第2幕：02時02分-03時35分
第3幕：03時39分-04時55分


御説明の必要もないとは思いますが、ワーグナーの長編楽劇シリーズ（なんだそれ）『ニーベルングの指輪』（←全長15時間、クラシックで『指輪（リング）』と言えばコレのこと）の第1夜。（この前に「序夜」の『ラインの黄金』があるので実際には2作目ですが。そしてこの後「第2夜」の『ジークフリート』、「第3夜」の『神々の黄昏』へと続きます）
第3幕冒頭の＜ヴァルキューレの騎行＞（←映画「地獄の黙示録」のテーマ）はやっぱり何度聴いてもぞくぞくします（演るのはげっそりですが　笑）。

ストーリーを御存じない方もおられるかもしれませんのでネタばらしはしませんが、『指輪』の主人公（たぶん）、ジークフリートの両親話です。
はっきり言って（私的には）ジークフリート自身の話より萌えです（笑）
ただし「男女関係の禁忌」とか「不適切な関係」に抵抗が強い方にはちょっとキツイかも。（まあでも神話は大抵そういうのだらけだから...）
ジークフリートとブリュンヒルデの間にそもそもどういう関わりがあったか、という話でもあるかな。


2005年のBBCプロムス（というイギリスの音楽祭...というかお祭り騒ぎ）のプログラムの一つだったらしいですが、4時間あるこの作品を演奏会形式でというのは、相当しんどかった（演奏する方が　笑）のではないかと...（もちろん休憩はありますけどね。幕間に30分ずつくらい）

ジークムント：プラシド・ドミンゴ（←オペラ界の鉄人（笑）。「凛々しいヒーロー」役で右に出る者なし）
ジークリンデ：ワルトラウト・マイア（←素晴らしくドラマチックな声を持つ現代最高のワーグナー歌手の一人）
という超豪華キャスト。
ヴォータン役のブリン・ターフェルも、暗く深みのある声の響きが最高です。


最近、世間が北欧神話づいてますし（笑）、ジークフリートつながりってことで、御興味のある方はどうぞ。

真面目な話

地震の被害に遭われたみなさま、たぶんこんなところは御覧になってないでしょうが、心からお見舞い申し上げさせていただきます。
全てが元通りになることはないかもしれませんが、一日も早く『普通の暮らし』が戻るようにお祈りしております。

先日お昼御飯を食べていた時、近くのOLが「東京でそのうち大きな地震があるって言われてるのがあっちにいったんじゃないか」という話をしていて、たいへん心配になりました（あまりの間違った認識に）。
今回の地震は活断層型なので、これによって他の地域の地震活動に影響が及ぶ可能性は低いと思われますが、日本中のあらゆる場所（残念ながら中越地方を含めて）で、いつ大きな地震が起こってもおかしくない状態であることには変わりありません。どうぞみなさまも、今後も楽しい作品に出会うためにも、十分御用心下さいませ。

ジゼル＆シンデレラ

台風の進路にあたられる皆様（って言っても日本縦断しそうだからな...）どうぞ十分御注意下さい。

さて、またしても直前で申し訳ないです。
今夜、ルグリ先生の「ジゼル」をBSハイビジョンで再放送するみたいですね。
その後は引き続き10話で使われていた「シンデレラ」。
曲は知っててもバレエは見たことないんですが、結構おもしろいらしいです。
（プロコフィエフは、オペラにしろバレエにしろ、動きが付いたほうが曲が生きる気がします）

NHK BSハイビジョン
7月14日(土) 22:00-24:03　東京バレエ団公演 「ジゼル」
7月15日(日) 00:03-01:45　モンテカルロ・バレエ団 「シンデレラ」
（プロ野球中継のため開始時間が変更になる場合があります、だそうです）

停電にならないことを祈りつつ...


ついでに、来週の金曜日(7/20)の同じ時間帯に放映される「きみに読む物語」は私のオススメ映画の一つです。
鳥もいっぱい出ます（笑）


写真はアルハンブラの中で最も古い部分、アルカサバ。ローマの砦の跡に9世紀に築かれたアラブの要塞（の跡）だそうです。（わけあって城シリーズ　笑）

追加補足～

くどいようですが誤解があるかもしれないと思いましたので再度補足。
アルハンブラの陶板細工はよくあるような四角いタイルではないです。
模様になっている一つ一つの色が別々のタイルで、例えば写真だと、文字の中の点もそれぞれ約5mm四方の1個のタイル、さらに白い部分も別のタイルです。
その技術もさることながら、何よりその熱意に感服します。

ついでに

手甲。
拙作「白鳥の歌」でアンリは、こういうのの、もうちょっと原始的なのを付けてます。
「ローエングリン」で手を射られたから？（笑）

ローエングリンの剣？

だいぶ違いますが（笑）
ホテルのサロンの壁に飾ってありました。
写真だとよく見えませんが、柄にあるのはたぶん統一カスティーリャの紋章（カスティーリャ王家とアラゴン王家の紋章のmix）。
ちなみに刃の溝には文字が彫ってありましたが、私には読めませんでした。