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「プリンセスチュチュ」ファンページ

ボリショイ・バレエはやっぱり豪華

2012-02-24 00:21:56 | その他
演出もですが、何と言っても人材が豊富ですね。ロシアはバレエ人口(専門にやっている人)全体の層も厚いんでしょうけど...
登場人物(群舞以外の役)の多い「眠りの森の美女」みたいなバレエを、自前のダンサーでちゃんとしたキャスティングができるってとこがスゴイと思いました。
社会主義体制崩壊後、厳しくなった経済条件の中でも世界最高水準の舞台を(紆余曲折を経つつ)保ってきたのはたいしたものだと、しみじみ感慨に浸りつつ観ました。
(もちろん日本よりはバレエに対する社会的認知度は格段に高いでしょうし、『ボリショイ・バレエ』というブランドの世界的名声もあったとはいえ)

ザハロワとホールバーグは格調高く美しい王女と王子でしたね。
逆に言えば、あんまり初々しい乙女(/若者)という感じではなかったですが。
動きが華やかで綺麗で、いちいちキマってて、おとぎ話のお姫様・王子様らしい、優雅で高貴な雰囲気でした。
(踊り終わった時のドヤ顔が... 笑)
音楽がすっかり体に入ってるようで(もう何百回?も踊ってるんでしょうから、当然かもしれませんが)、踊りが自然に感じられたのも良かったです。
他のキャストも素晴らしかったですが、特に第1幕のワルツで出てきた子供達が可愛かったな。(上手だったし)


ところで、バレエとは全然関係ありませんが、当時、王家のお姫様で16歳にもなってまだ嫁入り先が決まってないってのは、よっぽど何か問題が(容姿とか性格とか財政状況とか)あったんじゃないかって気がするんですが...(笑)

シュツットガルト・バレエ来日

2012-02-17 23:04:47 | その他
NBS WEBチケットで、シュツットガルト・バレエ団2012年日本公演(東京文化会館)のWEB先行抽選予約受付中(2012/2/17(金) 10:00~3/2(金) 18:00)。
4年ぶりの来日で、ジョン・クランコ振付の「じゃじゃ馬馴らし」(2012/6/1(金)~2(土))と「白鳥の湖」(2012/6/5(火)~6(水))の2演目をやるようです。

私は観たことありませんが、「じゃじゃ馬馴らし」(音楽はスカルラッティ ←バロック音楽)は、原作のドタバタ喜劇の雰囲気をうまく表現したオモシロオカシイ作品みたいですね。
日本で上演されるのは10年ぶりだそうです。

「白鳥の湖」はド悲劇な結末(笑)の演出。
私は、チャイコフスキーの曲(終結部で長調に転調)的には、『愛の死による救済』で終わるのが一番合ってると思いますが、救いの無い悲劇で終わるってのがモダンな演出なんでしょうね。(話としてはそっちの方が面白い 笑)

マリア・アイシュヴァルトやアリシア・アマトリアン、フリーデマン・フォーゲルらが出演予定。
詳細はNBSのサイトにて↓

http://www.nbs.or.jp/stages/1206_stuttgart/index.html

一般発売は2012/3/10(土) 10:00~。
西宮(兵庫県立芸術文化センター「じゃじゃ馬馴らし」)と大津(びわ湖ホール「白鳥の湖」)でも公演するようですので(チケットは発売中)、お近くの方はチェックなさってみては?


あと、東京バレエ団の『子どものためのバレエ』「ねむれる森の美女」は、大好評のため追加公演が決まり、それも全席売り切れたため、さらに『オーケストラピット席』を設けたらしいです。
オケピをつぶして作る(たぶん)席ですから、当然、舞台が観にくいわけで、「オケピット席に限り、10歳以上の方を対象に発売させていただきます」だそうです(笑)
こちらは2/15から発売になってるのでもう売り切れてるかもしれませんが、御興味のある方はNBSチケットセンターにお問い合わせになってみて下さい。

ホフマン物語なコッペリア

2012-02-14 23:05:12 | その他
パトリス・バール版「コッペリア」(@パリ・オペラ座)は、私は初めて観た(たぶん)んですが、ちょっと変わってましたね。
スパランツァーニが出てきたりして、オペラの「ホフマン物語」(というかE.T.A.ホフマンの原作)に近いテイストにしようと努力してみた感じ?でしょうか。
私は面白いと思いましたが、一般ウケするかどうかは...
フランスやドイツではもしかしたらウケるのかもしれませんが、オペラや原作の方にたぶんあまり馴染みの無い日本人(そして多分アメリカ人にも)には、ちょっと取っ付きにくいんじゃないかな?という気がしました。
(ちなみに原作といわれてる小説は、御存知かと思いますが、また全然別の話です)

ドリーブの音楽も当然ながら元々のバレエ台本(コメディ)に合わせて作られてるんで、いまいち振付にムリクリ感が否めない部分もありましたが、全体としては上手に作り換えられてたんじゃないでしょうか。
コッペリウスにエトワール(この年に退団したジョゼ・マルティネス ←いつも思うんですが、この読み方はフランス語読み・スペイン語読み混交)を充ててたりして、何となく、ロートバルトが踊りまくる「白鳥の湖」や、ドロッセルマイヤーが踊りまくる「くるみ割り人形」とかと同じ傾向?
マルティネスはもちろんですが、ジルベールやエイマンも安定したきれいな動きを見せてくれてて、良かったと思います。


ベジャールの「火の鳥」は、やっぱり組曲(1919年版;よくコンサートで演奏される版)の音楽を使ってましたね。
いつもながらバンジャマン・ペッシュの踊りは力強くて正確で、見応え十分。
筋肉の付き方もちょっと体操選手っぽく(?)て、ニコラ・ル・リッシュとはまた違う筋肉美☆(セクハラ? 笑)
ボレロは最初から音が大き過ぎたので音楽の盛り上がりがイマイチでしたが、ソロ楽器の音がすごく良かったです。(フランスのオケにありがち...)
それから、私はドビュッシーは(一部の曲を除いて)実はそんなに好きじゃないんですが、ルグリ先生のパ・ド・ドゥはさすがにキレイでした。


今週末はボリショイ・バレエの「眠りの森の美女」と「パリの炎」の放送(「パリの炎」は再放送?)。
豪華正統派眠りの森の美女らしいです。
「チュチュ」でも多用されてますから、必見?ですかね。

バレンタイン企画その2?

2012-02-11 19:43:25 | その他
バレンタインなので結婚式シリーズ(?)
とあるリクエストから生まれ出た、「『美女と熊』の結婚式("Wie die Turteltauben"付録)」を本館にupしました。
全然チュチュじゃなくなってますが(辛うじて最後に一瞬だけ...)、らぶらぶ強化期間(何それ 笑)ってことで、御容赦下さいませ。

追加情報アリ

2012-02-10 23:41:36 | その他
明日NHK BSで放送されるパリ・オペラ座バレエ公演について、出演者情報が追加されてましたのでお知らせ。
後半のベジャール&キリアン プログラムのソリストですが、

「火の鳥」
 バンジャマン・ペッシュ
 カール・パケット
「ヌアージュ」
 ドロテ・ジルベール
 マニュエル・ルグリ
「ボレロ」
 ニコラ・ル・リッシュ

だそうです。
やっぱり「ボレロ」はル・リッシュでした(まぁ、他にいませんが)。
ベジャール振付の「火の鳥」は、全曲版じゃないんじゃないかな?確か「春の祭典」もそうだったし。
前半・古典の名作(コッペリア)vs.後半・バリバリ コンテンポラリー、て感じのプログラムですね(笑)

今年は2月がバレエ月間らしい

2012-02-04 19:42:01 | その他
去年は3月でしたが、吹っ飛んじゃいましたからね...

NHK BSプレミアムのプレミアムシアターで、また、バレエ集中放送があるようです。
パリ・オペラ座バレエのほか、ボリショイ・バレエとニューヨーク・シティ・バレエも。
ボリショイの「眠りの森の美女」は昨年11月の公演の録画です。

そういやドロテ・ジルベール↓(『Love from Paris エトワール~フランス・バレエのエレガンス~』で来日してました)は、先日、仙台と石巻で、子供達のためのバレエ教室をやったらしいですね。
(イザベル・シアラヴォラやバンジャマン・ペッシュも行ったらしい)
「ボレロ」のソロはニコラ・ル・リッシュ。(たぶん)

2012/2/11(土) 23:45-03:45
23:45:00~1:23:30
◇パリ・オペラ座バレエ公演 「コッペリア」(レオ・ドリーブ)
 振付・演出:パトリス・バール
 ドロテ・ジルベール(スワニルダ)
 ジョゼ・マルティネス(コッペリウス)
 マティアス・エイマン(フランツ)
[収 録:2011年3月22,24,28日 パリ・オペラ座ガルニエ宮]

1:26:00~2:21:30
◇ベジャール&キリアン・アット・オペラ・バスティーユ
「火の鳥」(イーゴリ・ストラヴィンスキー)
 振付:モーリス・ベジャール
「ヌアージュ」(クロード・ドビュッシー)
 振付:イリ・キリアン
「ボレロ」(モーリス・ラヴェル)
 振付:モーリス・ベジャール
<出 演>パリ・オペラ座バレエ
[収録:2008年 パリ・オペラ座バスティーユ]

2012/2/19(日)【18(土)深夜】 00:30-04:30
◇ボリショイ劇場公演 「眠りの森の美女」(チャイコフスキー)
 原振付:マリウス・プティパ
 改定振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
 スヴェトラーナ・ザハロワ(オーロラ姫)
 デーヴィッド・ホールバーグ(デジレ王子)
[収録:2011年11月16、20日 ボリショイ劇場(モスクワ)]

◇ボリショイ・バレエ団公演 「パリの炎」(ボリス・アサフィエフ)
 ナターリャ・オシポワ(ジャンヌ)
 イワン・ワシリエフ(フィリップ)
 振付:アレクセイ・ラトマンスキー
[収録:2010年3月24日、29日、31日 新ボリショイ劇場(モスクワ)]

2012/2/26(日)【25(土)深夜】 01:40-05:40
◇パリ・オペラ座バレエ公演 「ジェローム・ロビンスへのオマージュ」
「イン・G・メジャー」(ラヴェル)
 振付:ジェローム・ロビンス
「イン・ザ・ナイト」(ショパン)
 振付:ジェローム・ロビンス
「コンサート」(ショパン)
 振付:ジェローム・ロビンス
「トライアド」(ニコ・ムーリ)
 振付:バンジャマン・ミルピエ
[収録:2008年 パリ・オペラ座]

◇「ニューヨーク・エクスポート:オーパス・ジャズ」(ロバート・プリンス)
 振付:ジェローム・ロビンス
<出 演>
ニューヨーク・シティ・バレエ
[収録:2009年]