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「プリンセスチュチュ」ファンページ

白鳥(?)二題

2014-02-22 10:00:05 | その他
マリインスキーの「白鳥の湖」は、そこそこ良かったですね。
群舞がキレイでした。
(私は第一幕終わり近くの『ランタン』の踊りが気に入りました(≡^∇^≡)
主役2人は上手だし綺麗なんですが、なんというか、あまり情緒が無い...
動きがきっちり決まりすぎてるってのもあると思いますが、ちょっとした動きや表情に、『白鳥』の幻想的な悲劇性(ふわっと溶ける雪のような柔らかさとか儚さとか)が感じられないんですよね。
(「とびきりの悲劇を聞かせておくれ」? 笑))
まあ、若手なので、まだこれから、って感じでしょうか。
第2幕のパ・ド・ドゥは、脳内で13Aktラストのチュチュとみゅうとと重ねながら見てましたv(そういやあれも人形っぽかったな)
演奏がわりと好みだったので(踊りの構成を優先したのか、けっこう音楽的にはありえない編曲(曲の構成)になってましたが ^^;)、私としては満足です♪



ところで今週末のNHK BSプレミアムシアターでは、ミラノ・スカラ座2008年のプッチーニ三部作(「外套」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」;これも再放送でしたっけ?)の後、チョン・ミョンフン指揮/フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団の「動物の謝肉祭」と「ムソルグスキー・オン・ザ・ロック」の(3回目くらいの)再放送があります。

2014/2/24(月)【2/23(日)深夜】 4:06-5:30 NHK BSプレミアム
1.組曲「動物の謝肉祭」(サン・サーンス)
出演: スマイン(父親)/ラヤーヌ・フェルーズ(息子)
監督: アンディ・ゾマー/ゴードン
2.組曲「展覧会の絵」(ムソルグスキー)
出演: ロジェ・ムラロ(ピアノ)/DEMAGO(ロックバンド)
監督: アンディ・ゾマー
[収録:2009年4月/サル・プレイエル]

特に「動物の謝肉祭」はチュチュ・ファンの方にオススメv
ファンシーな「動物」ワールドが展開されます。
『瀕死の白鳥』でない「白鳥」もいいですよ。

鉄は熱いうちに...

2014-02-15 01:47:30 | その他
じゃなくて、ネタは新鮮なうちに?(笑)
今年のPrix de Lausanneで入賞した日本人3人の(だけの)ファイナルでの演技(クラシック、コンテンポラリーとも)が速攻でTV放送されるみたいですね。

「世界に挑む 若き日本人ダンサーたち
~第42回ローザンヌ国際バレエコンクール~」
2014/2/16(日) 16:00-16:30 NHK Eテレ
2014/2/22(土) 10:50-11:20 NHK総合 【再放送】 ※一部の地域を除く

NHKのHPにいわく、「入賞者のインタビューと現役のトップダンサーの話を紹介しながら、将来性を見出された若い日本人ダンサーたちの無限の可能性と、バレエ芸術を極めるために果てしなく続く厳しい鍛錬の道のりを見つめます」だそうです。
…つまり、「これといって目新しい内容ではない」ってことですね ( ̄▽ ̄;)
でも、3人のぶんだけでも、どんなだったのか見れるのは嬉しいですv
いつもやってるファイナル全部の放送は、やっぱりGW頃かな?



それから来週月曜日に、映画「リトル・ダンサー」(Billy Elliot)が放送されるようです(2/17 21:00~10:51 NHK BSプレミアム)。
放送予定自体はずっと前から決まってたんでしょうが、なんかちょっとタイムリー?な感じになりましたね(笑)



あと、日曜深夜はいよいよ(?)マリインスキー・バレエの「白鳥の湖」そのほか。
2/17(月)【2/16(日)深夜】 NHK BSプレミアム
0:30:00~2:39:30
マリインスキー・バレエ公演 『白鳥の湖』
 オデット/オディール: エカテリーナ・コンダウーロワ
 ジークフリート: ティムール・アスケロフ
 ロットバルト: アンドレイ・エルマコフ
[収録:2013年6月6日 マリインスキー劇場]

当然ながらプティパ/イワノフ版です。
こないだ「ららら♪クラシック」でちらっと見た限りでは、「それなりに」って感じだったかな?
その後、モンテカルロ・バレエの『ダフニスとクロエ』(2:41:00~3:15:30)と『シェエラザード』(3:15:30~3:53:30)の再放送がありますが、どちらも官能的な魅力たっぷりの名演だったと記憶してます。
モンテカルロ・バレエには、フランスのバレエともちょっと違う独特の艶(つや)がある気がしますね。

もひとつオリンピックネタ(?)

2014-02-09 00:00:11 | その他
中継は全然見てないんですが(^^;)、ちらっとTVに映った聖火台への点火のシーンで、BGMが「火の鳥」(ストラヴィンスキー)のフィナーレでしたね。
ロシアにはいっぱい有名な作曲家がいますが、これを選んだのはやっぱり『火』つながりだから?
ゲルギエフあたりがアドヴァイスしたのかなぁ...
中継を見てればもしかしてその辺の事情とか解説されてたんでしょうか。
どなたか詳しく御存知の方は教えて下さいませ♪

開会式ではバレエっぽい踊りもあったようで、さすがは『バレエ大国・ロシア』と感じました。

実は(と言うほどでもないか)ローザンヌはオリンピックの街

2014-02-08 00:53:30 | その他
まあ、単に、オリンピック委員会の本部がある、ってだけですが...


さて、今年のPrix de Lausanneでも日本から出場された方達が高評価を得られたみたいですね!
私は残念ながらニュース映像で見ただけ(ネット中継は見てない)なんですが、特に二山君は、音楽にノって楽しそうに踊ってて、なかなかイイ感じvと思いました。
身長の制約があるので海外で王子様役はきびしいかと思いますが、たとえば岩田さんみたいな、観客から愛されるダンサーに育ってほしいな♪


ところで、なぜかローザンヌの結果は日本でちょっとしたニュースになるようで。
あちこちで取り上げられるのは悪いことではないんでしょうが(でも、高校生なのに帰国時からもずっと張り付かれてるのはちょっと気の毒...)、「日本はバレエが強い!」(←意味不明)⇒「真央ちゃんもバレエをやってたから、オリンピックできっといい成績を出せる!」みたいな報道に至っては...( ̄△ ̄;)エェ...?

某『国営』TVのニュース番組ではわざわざ「なぜ日本はバレエが強いのか?」なんて特集をやってて(一応見た  ̄▽ ̄;)、熊川氏が「若い子の体つきが欧米化した」「日本の子はコンクール慣れしてる(注:日本ではふだんの劇場公演が少ない分、商業的コンクールが多いんだそうです)」「日本人の勤勉さ(?)」etc.という話をしてました。
そこまではまあ良かったんですが、(おそらくN○Kが勝手に考えたと思われる→)「日本では、他の国のように厳しいオーディションのあるバレエ学校ではなく、町のバレエ教室で誰でもバレエを学べるので、すそ野が広く、結果として優秀な人材が出てくる」という暴論でまとめられてて、再び( ゜Д゜)あんぐり...

私設のバレエ教室なんかに通って、さらに発表会だのコンクールだの出れるのは、基本的に、経済的余裕のある家庭の子。
もちろん、才能も将来性も無くてもバレエに親しめるというのはいいいことでしょうし、バレエ人口が多ければ『バレエ文化』の振興には役立つとは思います。
でもそれは、逆に言えば、才能が有ってもお金が無ければ学べないということ。
『優秀な人材をみつけ、育てる』ということに関していうなら、思いっきり的外れなんじゃないですかね?

公的なバレエ学校が無く、公的なバレエ団は一つだけ、優秀なダンサーがいてもバレエ団の公演だけで生計が成り立つ人はほとんどいない、という日本の現状を正当化しようとしてるのか?(だととしたら、なんともお粗末な... ^~^;)
むしろ国の文化政策の低さにもかかわらず、がんばって才能を開花させた彼らを、褒めてあげるべきなんじゃないかと思いました。
そもそも国内にちゃんとバレエ研修のできる場所があれば、ローザンヌのコンクールなんて出る必要ないわけだし。
「ローザンヌ」で「日本人が強い」のは、それが一番の理由なんじゃないでしょうか。
(「モスクワ」とかはまた別の話になりますが...)


今年の決勝もまたそのうち(GWくらい?)にTV放送されるでしょうね。
忘れずに録画予約しないとな!(たぶん直には見れない...)