ルグリ先生と仲間たち（笑）

東京のオペラの森2013（東京・春・音楽祭）のストラヴィンスキー・シリーズで、ド・バナ振付『アポロ』とベジャール振付『春の祭典』をやるらしいんですが、出演が「東京バレエ団/ウィーン国立バレエ団メンバー」になってて、ちょっと(^w^)ぷぷっ
たぶんルグリ先生が「やるやる！ウチも一緒に！」って言ったんでしょうね。
あの人は、ほんとバレエが好きなんだなぁ...
ちなみにこちらのチケットはもう発売中です。

お仲間とのガラ公演「マニュエル・ルグリの新しき世界III」（2013年4月）も先行抽選予約受付中（NBS WEBチケット：～2012/11/29(木) 18：00まで／一般発売は12/8（土）10:00～）で、今年は「ルートヴィッヒ2世─白鳥の王」（Aプロ）とか「こうもり」（Bプロ）とかやるみたいですね。
http://www.nbs.or.jp/stages/1304_legris/index.html
ルグリ先生とオレリー・デュポンはともかく（笑）、シルヴィア・アッツォーニとアレクサンドル・リアプコはちょっと観たい気がする...

ところでパリ・オペラ座では、来年2月にイリ・キリアン振付の「KAGUYAHIMÉ」を再演するみたいですね。
日本伝統芸能風のエキゾチックな振付・演出に加えて、音楽的にも和と洋が融合された（和太鼓とか）面白い作品らしいのですが、私は観たことありません。
これも観に行きたいけど、たぶんムリだろうな...

もう冬です...

昨日（あ、もう一昨日か）から小寒（二十四節気の）で、東京は手袋とマフラーが欲しいような寒さでしたが、今週末のプレミアムシアターは、イングリッシュ・サマーの終わりを彩る例のコンサート。
皆様おなじみのBBCの今年のプロムスから、最終夜のお祭り騒ぎ（笑）の模様が放送されます。

2012/11/26（月）【25日（日）深夜】　NHK BSプレミアム
プロムス2012から「ラスト・ナイト！」
　（前半）0:20:00～1:48:41
　（後半）1:49:11～3:19:00

今年の指揮は、BBC交響楽団主席指揮者のイルジー（イジー）・ビェロフラーヴェク、ゲストはヴァイオリンのニコラ・ベネデッティとテノールのジョセフ・カレヤ（余談：Callejaの名前は元々スペイン由来だと思うので、カリェハまたはカジェハと書くのが近いような気がするんですが...あるいは普通に英語読みしてカレジャか）。

前半ではブルッフのヴァイオリン・コンチェルト第1番の他、有名どころのオペラ・アリアを幾つかやってます。
「トスカ」の「星はきらめき」とか、「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」はやっぱり大人気ですよね。
ただ、私の好みとしては、「誰も寝てはならぬ」は彼の声にはあまり合ってないように思いますが...オリンピックつながり（→パヴァロッティ＠トリノオリンピック）だったのか？
「仮面舞踏会」の「おそらく彼女は到着している～永久に君を失えば」や、 「ウェルテル」の「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」もいい曲で、こういうセンチメンタル（？）な曲の方が彼は得意なんじゃないかな...という気がします。

後半は、オリンピック直後のロンドンということで、「オリンピック・ファンファーレとテーマ」に、ビェロフラーヴェク十八番のドボルザーク（ドゥヴォジャーク）の序曲「謝肉祭」。賑やか（笑）
「回転木馬」の「人生一人ではない」（`You'll never walk alone'）はなんだかLast Night of the Promsの定番になっちゃったみたいですね。
そして、そこから後はお決まりのどんちゃん騒ぎ（笑）

プロムスは他にも色々と面白いコンサートがあるので、日本でも放送してくれたらいいのにな...

3Dくるみ割り人形

...と言うと、フィギュアか何かみたい？（いや、もともと人形か　笑）

で、何の話かと言いますと、ワレリー・ゲルギエフが来年、マリインスキー劇場の芸術監督就任25周年になるのを記念するプロジェクトの一環として、『くるみ割り人形』の3D映画版を制作したそうで。
マリインスキー劇場で『くるみ割り人形』が初演（1892年）されてから120年の記念の意味もあるようですね。
なぜか（ロシアではなく）USAの映画館で公開予定で、日本での公開は未定。
ちょっと調べてみたところ、どうやらアリーナ・ソーモワとウラディーミル・シクリャーロフが踊った映像で、2012年12月3日（この日のみ？）公開のようです。
DVDは出るみたいですが、発売日等は分かりません。
もっとも私は3Dで見ると酔うので、どっちにしてもたぶん見ませんが...
おもちゃが飛び出してきたりとか？するんでしょうか？
確かに、バレエの名作の中では一番、3Dにすると面白そうな演目かもしれませんね。

ゲルギエフは同じく就任25周年プロジェクトで、ワーグナーの『ニーベルングの指環』の全曲録音も制作中。
私はゲルギエフはあんまりワーグナーというイメージは無かったんですが、この間聴いたローエングリンは結構良かったので、期待していますｖ

シンデレラ？

マリインスキー歌劇場オケのコンサートで、プレトークをした奥田佳道氏（音楽評論家）が、（コンサートのメインの）プロコフィエフの交響曲第5番と、バレエ「シンデレラ」（チュチュファンの皆様は10Aktを御参照　笑）が同じ頃に作曲された、としきりに強調してたので、そういう意識で聴いてみたんですが...
どっちかと言うとむしろ、その前に書かれた「ロメオとジュリエット」（同 8 & 25Akt参照）に似てるんじゃないでしょうか？
滑稽なくらい大げさで重々しい曲調もあれば、どことなく皮肉っぽいコミカルな箇所もあり、かと思えばやけにロマンティックなところもあって...
それに比べて「シンデレラ」は、全体にもっとドライで軽い感じな気がします。
まあ、所詮、どれも『プロコフィエフな曲』なんですけどね（笑）

このコンサートは他の曲もなかなか面白くて、大変おトクなコンサートでしたｖ
アンコールも豪勢で（普通、アンコールでローエングリンはやらない　笑）、奥田さんが「普通のコンサートの1.5倍位のボリュームがある」と言ってたワケが良く分かりました（笑）
そのうちNHK BSで放送される予定なので、近づいたらまた記事うｐします。

マリインスキー

もうすぐマリインスキー・バレエの日本公演始まりますね。
私は、バレエじゃなく、マリインスキー歌劇場管弦楽団の演奏会の方へ行く予定ですが...（笑）

そういえば、光文社古典新訳文庫の「アンナ・カレーニナ」は、帯にマリインスキー・バレエの「アンナ・カレーニナ」の写真が使われてるみたいですね。
新作映画の原作本で、帯に映画の写真が使われてたりするのはよく有りますが、バレエは珍しい？かも。
でもキーラ・ナイトレイの「アンナ・カレーニナ」（映画）が公開されたら、取って代わられるかもな...（笑）
マリインスキー・バレエを観に行かれる皆様、バレエ鑑賞前におひとつ（全4巻ありますが　；）いかがですか？


ところで先日、NHK BSの某世界街歩き番組（ほぼタイトルそのもの...　笑）のサンクトペテルブルクの回を見てたら、ちょうどマリインスキー劇場の裏の通りで舞台セットのチームが公演の準備をしてて、ぶらぶら出てきたダンサーさんが、そのチーフらしき人とおしゃべりしてました。
「うち（のバレエ団）を代表するソリストだよ」と紹介されてましたが、スッピンだったせいか、誰だかよく分からなかった（笑）
日本語で「どういたしまして」って答えてたところを見ると、たぶん日本にも来たことあるダンサーさんだと思うんですが...
御覧になった方、いらっしゃいます？

NYは大変だったようで

私は地球が「大気中CO2濃度の影響で」温暖化してるとは考えてませんが、最近は、日本とか、中・高緯度地方での嵐の被害が多くなった感じですね。
昨日朝のニュースでもまだ停電してる地域があるみたいなことを言ってたけど、どうなったかな...
メトロポリタン・オペラ・ハウスでも予定されていた催しが中止になったりしたようです。
まあ、ダウンタウンやスタテン島の状況を考えれば（Metはアップタウンですが）当然ですけど。

NYといえば、先日（だいぶ前）アメリカンバレエシアターから「2013春シーズン」のお知らせ（蛇足とは存じますが、Metは5月にオペラのシーズンが終わってからバレエのシーズン、というふうに分かれてます）メールが来てました。
それによると、今季の目玉はラトマンスキー振付の新作（世界初演）とアシュトンの”A Month in the Country”のABT初演、それに『海賊』の新プロダクションだそうで。
『海賊』はどうやらマルセロ・ゴメスの出演が予定されてるみたいですね。
その他古典は、白鳥の湖、ロミオとジュリエット、シルヴィア、ドン・キホーテというラインナップ。
あんまり冒険はしてない？かな...
ただ、Metはオペラ内バレエ（たいていABTやNYCBのダンサーが踊ってます）も結構見応えが有ったりするので、そっちも楽しめますよね。

そういえばABTのダニール・シムキン中心のガラ公演（11/22～25　ゆうぽうとホール）のプログラムが発表されてました。
ABTからは他にジュリー・ケントetc.が出演予定で、それ以外にもSFBのマリア・コチェトコワやNYCBのホアキン・デ・ルースなど。
あと、吉田都さんがロベルト・ボッレと（いずれも特別出演）ロミジュリ（マクミラン版）を踊るらしいです。
うーん、その身長差はどうなんだろう...（笑）