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「プリンセスチュチュ」ファンページ

6Akt訂正

2007-02-21 22:41:07 | チュチュ感想文
前回の記事を書いた後、CDで確認したんですが(書く前に確認しろよ...)、
「プロローグのリラの精の主題」と書いたのは、本当はパ・ド・シスのアダージョでした。
リラの精とその他の妖精達が出てくるところなんで...

カラボスの主題とリラの精の主題が(最初に)出てくるのは、プロローグの前の序奏ですね。
だから6Aktのテーマ曲タイトルが『プロローグ』になってるのは、厳密にはちょっと違うかも。
(CDによってはプロローグに含められてるかもしれませんが、楽譜上は序奏のはずです)

あれ、それとも「恐れる心」捕獲時の音楽はプロローグの終曲(の中のリラの精の主題)なのかな。
これはやったことないから、編曲されてるとどこがどうつながれてるのかよくわからない...

6Akt

2007-02-18 20:51:45 | チュチュ感想文
話(テーマ)的にはこの回が一番好きかな。
チュチュの話はどれも奥が深いですが、他の話はともかく、これは子供向けの話じゃない気がします。
つまりパウラモニやパウロの心情は10代では絶対わからない。つーか、わかったら不幸でしょう。
やっぱり若いうち(20代位まで)は、「ダメかも」とか考えずにがむしゃらに突っ走る勢いでないと、叶う夢も叶わなくなっちゃうよ。と私は思います。別の夢を探すのはそれからでも遅くない。
いや勿論、自分の適性を見極めるのは大切なことですけどね。

「好きこそものの上手なれ」って言うけど、あれは、ただ、好きだったら練習するから上手になれるって意味じゃなくて、どんなに才能のある人でも、それを開花させるまでには、挫折したり自分の才能に疑問を持ったりっていう苦しい時期を必ず乗り越えなきゃならなくて、好きでもなきゃそこまでできない(あるいはそれを辛いと思わない人だけが成功できる)って意味なんじゃないかなぁ。
と思う今日この頃。

ま、それはともかく、チュチュ登場人物の中で一番イイ男&イイ女と思うのがこのパウロ&パウラモニ夫妻。
他の人々がわりと旧態然とした「役割」を演じてるのに比べて、この二人はかなり現代的な思考と行動(力)の持ち主ですね。(『外』の人間だから?)
つき合いが長いのか、それともよほど波長が合っているのか、お互いへの信頼も、心が通じ合っている点も、
(この時点の)ふぁきあとあひるに比べて桁違いです。
猫先生の結婚ドリームをあっさり踏み潰しただけのことはある(笑)
しかも劇場一個分の電力を自家発電してしまうふざけた団長(「エレキ座」ってのは団長の名前なのか?)
に絡んで、さりげなく物語の鍵になるセリフを口にしてしまう(それもやっぱり『外』の人間だからか)
というスマートさ。あっぱれです。
ここの他愛ない会話に被って、劇場近くの『門』が出てくるとこが6Aktで一番好きなシーンv
(あひるとふぁきあの珍妙な初パ・ド・ドゥよりも 笑)


チャイコフスキーの三大バレエはどれもワルツが秀逸ですね。
「眠りの森の美女」の第一幕のワルツ(パウラモニさんがビラ撒きしてる時のBGM)も、無邪気な華やかさがあってきれいです。
(もっとも私はプロローグのリラの精の主題と第3幕のグラン・パ・ド・ドゥが一番好きですが)

あひるとふぁきあのパ・ド・ドゥの曲が、オーロラ姫とデジレ王子のパ・ド・ドゥでないどころか、
他の求婚者とのダンス(パ・ダクシオンの通称ローズ・アダージョ)ですらなく、
プロローグのカラボス(悪い魔法使い)の主題なのがなんとも(笑)
おまけにふぁきあ君は自分でパートナーに立候補しておきながら、見事なまでの気の無さとズサンさ(笑)
後で猫先生に「感情が表現されていませんね」とがっつり絞られたに違いない。
まああひるちゃんだけはそれでも気持ち良~くなってたみたいだからいいけど(笑)

にしてもあひるちゃん、みゅうとのことでからかわれた時はたいして取り乱しもしなかったのに、
(みゅうととふぁきあと)「ほんとはどっちが好きなの?」と訊かれただけでその動揺っぷりは何?(笑)

絵と音楽

2007-02-12 02:23:01 | その他
今日(すでに昨日ですが)、晩ごはんを食べながらとある音楽番組を見ていたら、
「音楽のある絵、絵のある音楽」と題して音楽をモチーフに描かれた絵(クリムトの「ベートーベン・フリーズ」とか)や
絵からインスパイアされて書かれた曲(ドビュッシーの「海」とか)が紹介されていました。
で、まあ当然と言うか「展覧会の絵」の話も出てきて、ハルトマンの絵もばっちり画面に出てきました。
今週忙しくて、番組内容を全然予めチェックしてなかった...
ゲストの高階秀爾さん(大原美術館館長)が、『音楽は宇宙の定理』という言葉を引いて解説してらしたのが
印象的でした。

バレエを通してつながっている音楽と絵についての話もありました。
そういえば「チュチュ」もある意味「音楽のある絵」であり且つ「絵のある音楽」ですね。