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「プリンセスチュチュ」ファンページ

ロミジュリといえば

2010-05-29 23:20:14 | その他
来週のNHK「芸術劇場」で、今年3月のニーナ・アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエの来日公演の模様が放送されるようです。

6/4(金)23:00-25:25 (公演コーナーは23:12から) NHK教育

情報コーナー 「ロシア・バレエの名花 アナニアシヴィリ」
公演コーナー 「アナニアシヴィリの『ロメオとジュリエット』」

バレエ「ロメオとジュリエット」[全3幕](プロコフィエフ)
 ジュリエット:ニーナ・アナニアシヴィリ
 ロメオ:アンドレイ・ウヴァーロフ
 ティボルト:ワシル・アフメテリ
 マキューシオ:岩田守弘 ほか
2010年3月12日、14日 ゆうぽうとホール(東京・五反田)

ボリショイ・バレエでのパートナー、ウヴァーロフとの黄金ペアですね。
同じくボリショイ・バレエの岩田さんがマキューシオ役という、なかなか興味深いキャスト。

個人的にはジュリエットは可愛い系のダンサーがいいですが(美人系じゃなくて)。
フェリは良かったですね。吉田さんもそうかな。アナニアシヴィリは...どっちでしょうね?美人猫な感じ?
まあそういうわけで、るうちゃんよりはあひるちゃんに、りりえよりはぴけにジュリエットを踊って欲しいです。
てゆーか、りりえのジュリエットだと、自分でティボルトとかパリスとか毒殺しちゃいそう...(笑)

実物は「青」くはないんですが(笑)

2010-05-23 18:51:57 | その他
おなじみ「名曲探偵アマデウス」の今週のテーマは、7Aktタイトル曲の「美しく青きドナウ An der schönen blauen Donau(直訳すると、美しく青きドナウ『にて』とか『に寄せて』という意味)」(ヨハン・シュトラウス二世)です。

5/24(月) 19:00-19:45 NHK BShi
5/30(日) 18:00-18:45 NHK BS2
「名曲探偵アマデウス」事件ファイル#65
カーテンコールはワルツの調べ ~ヨハン・シュトラウス「美しく青きドナウ」

入水(?)王子と涙のチュチュの、ヤケに能天気なBGM(笑)
つか、そもそも金冠町の小川にしては大袈裟過ぎる曲な気が...
まあこの曲は、敗戦に沈む人々を元気づける意味合いで書かれた、って背景もあるので、ここから「再出発(心のカケラ集めを)」ってことなんですかね。

ちなみに再来週(6/7(月)19:00- NHK BShi、6/13(日)18:00- NHK BS2)は、拙作"Die alte..."5.或る日 のBGMだった「パガニーニの主題による狂詩曲」(ラフマニノフ)みたいです。

吉田都さんラストステージ@コヴェント・ガーデン

2010-05-17 23:59:49 | その他
ロイヤル・オペラ・ハウスからのメールマガジンに、吉田都さんの、英国ロイヤル・バレエにおける、ロンドンでのラスト・ステージ(4/23 シンデレラ)に関する記事が載ってました。

吉田さんは26年以上ロイヤル・バレエに所属していらしたそうで(1988年からプリンシパル)、カーテン・コールでは、退団を惜しむ花束が雨霰と降り注いだ(笑)そうです。
やっぱりポスターになるだけあって、人気有ったんですねぇ。
トニー・ホール氏(ロイヤル・オペラ・ハウスのエグゼクティブ・ディレクター)から、功労賞?として銀メダルが贈られ、さらに日本大使館では、彼女の栄誉を称えてディナーが催されたとか。

吉田さんの英国ロイヤル・バレエとの最終舞台は、日本でのロミジュリですね。
くー、チケット取れた方が羨ましい~

フォルクスオーパーのくるみ割り人形

2010-05-10 22:34:49 | その他
先日フォルクスオーパー@ウィーンで「くるみ割り人形」を観てきました。
演奏もそれなりに良かったですが(「雪の国」の少年少女合唱が無かったけど...)、バレエも面白かったです。
子供向けバレエ?だからってこともあるんでしょうが、演出は現代的ながらオーソドックスな線を外しておらず、分かりやすくて素直に楽しめました。

第1幕の衣装は20世紀後半~現代の雰囲気。
ちょっとフォーマルなホームパーティーな感じで、女の子たちは可愛いAラインのワンピース、男の子たちは上品なお呼ばれスタイル(?)。
特に、女性招待客たちのロングドレス(+後でストールが加わる)が、それぞれ単色のシンプルな型で、それが大人たちの踊りの時にはくっきりとカラフルに映えて、とてもきれいでした。
あと、メイド&執事っぽい人たちと、車椅子に乗った『おばあさま』もいたな。

ドロッセルマイヤーはスキンヘッドに派手なフロックコートで、やたら踊りの上手い、イカしたオッサンでした(笑)
そしてどうやらゲーム・プログラマーらしく、子供たちに聞かせるお話は、お姫様と王子様と『クリーピーマン(Creepyman;這い虫男?)』なるアメコミっぽい悪役の出てくるゲーム画面。
最近の子にとっては、お伽噺=ゲームなんですね(笑)
で、後でくるみ割り人形が戦う相手も、ネズミじゃなくて『クリーピーマン』でした。
動物愛護という教育的配慮なのか、それとも単に最近の家にはあんまりネズミがいないからなのか。
まあ確かに、物がネズミに齧られて被害に遭うっていうのも、最近の子にはピンとこないんでしょうね。

マリア(バレエでは『クララ』のことが多いですが、ここでは『マリア』でした)は、現実の女の子のマリアと、夢の中の『プリンセス・マリア(Prinzessin Maria)』の二人一役(?)仕立て。
くるみ割り人形は、人形→人間が演じる『人形』(戦闘時)→くるみ割り人形王子(Prinz Nussknacker)の三形態(笑)で、グラン・パ・ド・ドゥはプリンセス・マリアとくるみ割り王子が踊ってました。
『人形』役の男の子はおっとっと、って感じだったので、『王子』に変わった時はほっとしましたが、女の子のマリアを踊った女の子はすごく上手くて、この子にそのまま「クリスマス・ツリーの下でのパ・ド・ドゥ」以降も踊らせてもいいんじゃないかと思ったくらい。
でも実際には、振付上(原振付はワイノーネン版)、大人のダンサーじゃないとムリなんでしょうけどね。
ヴァリアシオン(各国ダンス)は、まあ、普通に面白かったです。「花のワルツ」で寝かけましたが(笑)

舞台があまり広くない(「雪の国」のシーンで一斉に14人も踊ってるといっぱいいっぱい 笑)こともあって、セットは基本的に簡素でしたが、子供たちにとっては、想像力で補えるから充分かな?
フォルクスオパーはシュターツオパーより庶民的(とは言ってもシュターツオパーも日本で観るのに比べれば断然安いんですけどね)で、おめかしした子供たちもたくさん来てましたが、子供が観て楽しめるものだったと思います。
5月なのに、すっかりクリスマスみたいな気分になってしまいました(笑)