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「プリンセスチュチュ」ファンページ

バザール

2009-05-30 17:25:02 | その他
作者様からお許しいただいたので(?)、調子に乗って中東系騎士様絶賛プッシュ企画その2(笑)

イスタンブールのカパル・チャルシュ(「屋根付き市場」という意味らしい。通称グランド・バザール)の内部です。トプカプ宮殿からはちょっと離れてますが、歩いて行けない距離じゃないです。でも、「寵姫」なら輿に乗って御忍びで行くべきかもしれませんね(笑)。まあ、どっちにしても本来はハレムからは出れないわけですが。それともうずらちゃんなら抜け道を知ってるかな?

グランドというだけあってバカでかいです。まじめにウィンドー・ショッピングしてたら日が暮れます(笑)。
バザールに出入りする道(門)も幾つもあって、中の区割りはなんとなく格子状っぽくはなってるんですが、あまりにもごちゃごちゃしてるせいで、どこにいるのかすぐに分からなくなります。
貴金属の店が並んでるところとか、衣料品の店が集まってるところとか、幾つかのブロックに分けられるみたいで、内部の装飾とか雰囲気とかも場所によって違いました。

イスタンブールには他にもムスル・チャルシュス(通称エジプシャン・バザール)てとこもあって、こちらは香辛料とかお菓子とかが中心の、わりと庶民的?な感じのバザールでした。

えーと;

2009-05-25 01:27:30 | その他
ブラウザによっては文字化けするみたいですので一応補足しておきますと、Yıldız(ユルドゥズ、星)の2番目と5番目の文字はトルコ語の特殊アルファベットで、iの上の点が無いものです。発音はゥ(小さいウ)みたいな感じ?の母音です。有名なトプカプ・サライ(トプカプ宮殿)Topkapı Sarayıのそれぞれ最後の文字も、同じアルファベットです(なので「トプカピ」と読むのは間違いです)。
ちゃんと見えなかった方、申し訳ありません...

写真はトプカプ宮殿のジオラマです。
右上の、建物がごちゃごちゃっとある辺りがハレムになります。

アイ・ユルドゥズ

2009-05-23 19:11:23 | その他
5月というのに7月の暑さ...
というわけで(もありませんが 笑)、某所の中東系騎士様勝手に応援企画v

写真はイスタンブールのスルタン・アフメット・ジャーミィ(通称ブルー・モスク)の前庭(だったと思います 笑)です。
トルコの国の花チューリップが、トルコ国旗のアイ ・ユルドゥズ Ay Yıldız(三日月と星)のデザインの花壇に植わってました。
あひるちゃんて、チューリップ似合いますよね。パンツのせい?(笑)
親指姫サイズで花の中に入ってそうです。さしずめふぁきあはツバメ...いやヒキガエルか?(笑)

ジークフリート牧歌

2009-05-10 23:19:46 | その他
今さらですが、今日の「名曲探偵アマデウス」は王子みゅうとのテーマ?「ジークフリート牧歌」でした。
御興味がお有りの方もいらっしゃるかもしれないので、一応、再放送予定を。

「名曲探偵アマデウス」事件ファイル#35 
誘拐犯からのメッセージ~ワーグナー「ジークフリート牧歌」
 NHK BS2 5/15(金) 8:15-9:00
 NHK総合 6/12(金) 15:15-16:00

最初の主題を「平和のモチーフ」とは、私は思わないですけどね...

お話の都合上、ワーグナーの妻と息子への愛(娘たちは無視されてた 笑)が強調されてましたが、念のため補足しときますと、ワーグナーの不倫癖はコジマとの結婚後も治ったわけじゃないです。ワーグナーの死因についても、実は、招待されたお屋敷でメイドさん相手に腹上死した、ってウワサもあるくらいなんで ;)
でも何と言うか、コジマとワーグナーは、彼という人間が創り出す音楽への支持において強く結びついてたんじゃないかと思いますよ。

ま、それはともかく、話はそれなりに面白かったです(オチがね... 笑)

英国ロイヤル・バレエ団『マノン』

2009-05-07 23:19:15 | その他
以前にも御紹介しましたが、2008年11月にロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで収録された英国ロイヤル・バレエ団の『マノン』の放送があります。

5/8(金) 22:30-24:45 NHK教育 「芸術劇場」
バレエ「マノン」全3幕
 マノン:タマラ・ロホ
 デ・グリュー:カルロス・アコスタ
 レスコー:ホセ・マルタン
 ムッシューG.M.:クリストファー・サンダース
 レスコーの愛人:ラウラ・モレラ
 看守:トマス・ホワイトヘッド
 マダム:ジェネシア・ロサート ほか

 管弦楽:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
 指 揮:マーティン・イェーツ
 振 付:ケネス・マクミラン

公演コーナー(たぶん22:47頃~)の前に、タマラ・ロホへのインタビューなんかもあるみたいです。
GWを楽しまれた方も、家で鬱々とされてた方も、「休みなんか無かった!」という方も、英国ロイヤルの『芸達者』なバレエで、一時現実から離れ、夢の世界に遊んでみる(笑)のはいかがでしょう?
(ちなみに私はどこにも(余暇としては)行ってません。職場で『海外渡航自粛令』が出ちゃったんで、どっちにしろどこにも行けませんでしたが 笑)


そういえばそろそろ今秋~冬のシーズンの公演も続々発売になってますね。
マリインスキー・バレエの「イワンと仔馬」(アリーナ・ソーモワ/レオニード・サラファーノフ、ゲルギエフがマリインスキー歌劇場管弦楽団を振る日)にはかなり興味を惹かれたんですが、平日の19時に東京文化会館に行けるかと言うとちょっと...

ドイツ語強化月間(笑)23

2009-05-05 16:19:01 | その他
だいぶ間が空いちゃったんで(なかなか更新できなくてスミマセン...)もうほとんど忘れられてることとは思いますが、「実際の文章は(主に動詞が)どうなってるか」って話の続き...

以前(←このシリーズの20回目)、動詞の《過去》が過去のことを表すのに使われるとは限らない、と書きましたが、覚えておいででしょうか?
実は日常会話などの『普通のドイツ語』では、過去のことを表すのに《過去》形を使うことはあんまりない
らしいんですよね。《過去》形を使うのは、"sein"(~がある、~である)、"haben"(持っている)の2大基本動詞と、助動詞だけ。たいていは《現在完了》を使うようです。

  ①Sie hat mich veraendert. 《ae=aウムラウト》
   ジー ハ(ッ)ト ミ(ッ)ヒ フェルエンデルト
   (veraendert=veraendern;変化させる の過去分詞)
   「あいつ(彼女)が俺を変えた」

  ②Er ist schon laengst gestorben. 《ae=aウムラウト》
   エァ イスト ショーン レングスト ゲシュトルベン
   (schon=もう laengst=とっくに gestorben=sterben;死ぬ の過去分詞)
   「(彼は)もうとっくの昔に死んでるよ」

①はhabenの現在+過去分詞という形の現在完了、
②はseinの現在+過去分詞という形の現在完了 ですね。
(一応念のため書いときますと、haben/seinは頭から2番目の文節にあって、人称変化し、過去分詞の方は文末に行くわけです。過去分詞は2番目の文節にくることは絶対無いので、人称変化しません)

①の方は英語の現在完了(have+過去分詞)と似てるんで、まぁそんなもんか(?)って感じですが、②は?(←英語で言うとbe動詞+過去分詞。でも受動態じゃなくて完了形 笑)
何で2種類あって、どう使い分けるのか?

ええと、↑の例からもなんとなく想像つくと思いますが、おおざっぱに言って完了形にsein(~がある、~である)を使うのは、gehen(行く)とかfallen(落ちる)とかsterben(死ぬ)とか、『場所の移動』や『状態の変化』を表す自動詞の場合...ということになってます。(辞書をひけば、自動詞(i)のとこには、h(habenを使う)とかs(seinを使う)とか載ってます)
「ということになってる」というのは、どっちにするか微妙な自動詞(笑)の場合、地方によって違ってたり、例えば「走ってどこかへ行った」という文章では

  Sie ist zur Schule gelaufen.
  ジー イスト ツーァ シューレ ゲラオフェン
  (zur=zu ~へ+der 女性名詞の冠詞3格 Schule=学校 gelaufen=laufen;走る の過去分詞)
  「彼女は学園に走って行った」

ていうふうにseinを使うけど、ただ「走ってた」というだけなら

  Sie hat immer gelaufen, so schnell sie konnte.
  ジー ハ(ッ)ト イマー ゲラオフェン、ゾー シュネル ジー コンテ
  (immer=いつも schnell=速い konnte=koennen《oe=oウムラウト》;できる の過去・三人称単数)
  「彼女はいつも全速力で走っていた」

て具合にhabenを使う、というような使い分けをしてたりするからです。(辞書に"i (s,h)"と書いてあったら、普通はseinを使うけど場合によってhabenを使う自動詞、という意味です)

まあ、seinとhabenを使い間違ったとしても、「あ、間違ってる」と思われる(あるいは指摘される 笑)だけで意味が通じなくなることはあんまりない?と思われるので、そんなに神経質になる必要は無いんじゃないでしょうか(たぶん 笑)。


じゃあ、なんで使わないのに《過去》形があるのか?
実は、このシリーズでこれまでに出てきた《過去》形を御覧になってお気づきかもしれませんが、物語や日記なんかの『書き言葉』では、どの動詞も《過去》形を使うんですね。

  Prinzessin Tutu lief, um den letzten Splitter des Herzens dem Prinzen zurueckzugeben.
  プリンツェシン トゥートゥ リーフ、ウム デン レ(ッ)ツテン シュプリ(ッ)ター デス ヘルツェンス デム プリンツェン ツリュ(ッ)クツーゲーベン
  (lief=laufen;走る の過去・三人称単数 um=~のために letzt=最後の Splitter=かけら Herzens=心臓(2格) zurueckzugeben=zurueckgeben;返す のzu不定詞)
  「プリンセスチュチュは、王子に最後の心のかけらを返すために走った」

なんでそんなややこしい(?)ことになってるのか本当のところは知りませんが、私の想像では、たぶん昔はすべての動詞において《過去》形を使ってたんじゃないかなぁ、と。それが時代とともに言葉が変化して(たいていの場合、婉曲的な言い回しになる 笑)、次第に使われなくなったけど、書き言葉にだけはその名残がある...ってところじゃないでしょうか。

ちなみに動詞の《過去》形は、実は、過去でない別の構文(「~だったらなぁ」みたいなの)で使うんですが、まあ、それについては説明するかどうか分からないので、とりあえず、そんなのでも使うよ、てことでスルーして下さい(笑)


ついでに、《過去完了》の作り方は基本的には《現在完了》と同じ。ただhaben/seinが《過去》形になるだけです。

  Er war aus der Erzaehlung hinausgekommen, dann hat er sein Herz zerbrochen, um den grossen Rabe zu siegeln. 《ss=エスツェット》
  エァ ヴァール アオス デァ エァツェールング ヒナウスゲコメン、ダン ハット エァ ザイン ヘルツ ツェルブローヒェン、ウム デン グローセン ラーベ ツー ジーゲルン
  (aus=~から外へ Erzaehlung=物語 hinausgekommen=hinauskommen;出て来る の過去分詞 dann=それから sein Herz=彼の心臓(4格) zerbrochen=zerbrechen;砕く の過去分詞 den grossen Rabe=大烏(4格) siegeln=封じる)
  「彼はお話から出て、大烏を封じるために心臓を砕いた」

《過去完了》は、過去のある時点に対して更に過去のことを表すので、たいていは、過去のある時点を示す副詞句(gestern=昨日、[am] letzten Sonntag=先週の日曜日、等々)や文節(過去形または現在完了の文章)などと一緒に使われるようです。


軽くまとめると(笑)、ドイツ語の《完了形》は、『ある時点までに終わっていたこと(ちょうど終わっちゃったトコ、っていうのも含みます)』ですね。意味としては『≒過去』だと思っていただいてほぼ間違いないです。
『過去に始まって、現在も継続していること』は、英語だと《現在完了》だったりしますが、ドイツ語では《現在》形。ついでに付け加えとくと、『現在進行中のこと』も《現在》形で、さらには(次回?また書きますが)『未来のこと』も《現在》形だったりします。でも、いつのことかってのは話の流れでだいたい分かりますし、たいていは『いつ』っていう副詞句やなんかが付いてて、考えなくても分かるようになってます(笑)

つまりドイツ語では、『時』は動詞の時制よりも、一緒に使う副詞などで表す傾向があるってことですね。このやり方は、時制が構文でガッチリ決まってる英語よりも、日本語の方に近いかな?

よけい混乱しちゃいました?(笑)