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「プリンセスチュチュ」ファンページ

放送開始10周年プレ祝い

2012-01-28 23:38:09 | その他

...と言うか何と言うか。
ず~~~いぶん前に書いたものの、作者の都合(笑)により封印されていた話を本館の方にupしました。
そろそろバレンタイン・シーズンでもありますしね(意味不明)

ただし今回放出分は、お話の序章にあたる部分のみです。
...そして、それだけで終わる可能性大...

詳細はPBBSにて。

ベルリンの火の鳥vs.ウィーンのこうもり

2012-01-19 23:01:34 | その他
大晦日対決?(笑)

日本でも、ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートの次くらいに有名になった(?)ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート。
...の昨年の演奏会の模様がNHK BSプレミアムで放送されます。
コンサートのテーマは今回イマイチ不明ですが(笑)、拙作"Die alte..."で、メインBGMだった(?)「火の鳥」も演奏されたようです。
ただし、作曲者本人による編曲が何ヴァージョンかあるので、それによってかなりイメージは違うかと...

グリーグの交響的舞曲第2番ていうのは一般的には全く有名でないと思いますが、ピアコンの方は、みなさまお馴染みでしょうね(出だしがメチャ有名な曲です)。
「道化師の朝の歌」は、某クラシック音楽漫画/ドラマのおかげで、(元々の)ピアノ曲として御存知の方も多いかも。

「サロメの踊り」っていうのは、「七つのヴェイルの踊り」のこと(だと思います)で、基本的には、サロメ役の歌手が身にまとったヴェイル(または衣装)を踊りながら次々に脱ぎ捨てていき、この曲の最後の音で素っ裸になるという、由緒有る歌劇場にあるまじき前代未聞のストリップ・ショーを繰り広げてくれるシーン(注:演出によっては脱がないのもあります)の音楽。
(まぁ、最近ではオペラの舞台で裸も珍しくないですが)
で、曲の方もそれにふさわしい、官能的かつ退廃的な雰囲気ですね。
この間、歌手は歌わず、踊るだけ。
つまりオーケストラだけの曲なので、よくコンサート・ピースとして演奏されますね。


2012/1/21(土) 23:30-04:30 NHK BSプレミアム
プレミアムシアター

◇<速報!>ベルリン・フィル ジルヴェスターコンサート2011
 スラブ舞曲 第1番(ドボルザーク)
 交響的舞曲 第2番(グリーグ)
 ピアノ協奏曲 イ短調(グリーグ)
 道化師の朝の歌(ラヴェル)
 楽劇「サロメ」から「サロメの踊り」(リヒャルト・シュトラウス)
 バレエ組曲「火の鳥」から (ストラヴィンスキー)
 ハンガリー舞曲 第1番(ブラームス)
(ピアノ)エフゲーニ・キーシン
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(指 揮)サイモン・ラトル
[2011年12月31日 ベルリン・フィルハーモニー]

◇<速報!>ウィーン国立歌劇場2011年大晦日公演
喜歌劇 「こうもり」 (ヨハン・シュトラウス)
 クルト・シュトライト
 ミヒャエラ・カウネ
 ゾリャーナ・クシュプラー
 ライナー・トロスト
 ダニエラ・ファリー
 マルクス・アイヒェ
 ペーター・シモニシェク
(合 唱)ウィーン国立歌劇場合唱団
(管弦楽)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
(指 揮)フランツ・ウェルザー・メスト
[2011年12月31日 ウィーン国立歌劇場]


ウィーンってのは良くも悪くも伝統にこだわるとこで(そのくせ妙に新しモノ好きだったりする)、大晦日の「こうもり」もお約束。
バレエにもなってて、そちらもオシャレでイイですが、こちらのオペレッタが原曲で、耳慣れた楽しい曲が次々に出てきますので、「オペラはちょっと...」という方にもお楽しみいただけるんじゃないでしょうか。
話の内容は...ある意味、吉○新喜劇みたいな感じ?でしょうかね(笑)
バレエとはちょっと違いますが、基本は機転の利く妻が夫の浮気癖を懲らしめる話です。
久しぶりのオーストリア人音楽監督となったウェルザー・メストの指揮ですので、『ウィーンらしい』こうもりだったんじゃないかな?と思います。

ルグリ先生&ウィーン国立バレエ in 東京

2012-01-11 23:34:34 | その他
4月下旬に来日予定のウィーン国立バレエ団。
...のチケットがそろそろ動き出したようです。
本日2012/1/11(水) 10:00~1/20(金) 18:00、NBS WEBチケットで先行抽選予約受付(S・A・B席)やってます。
チケットぴあ(Web)での先行抽選「プレリザーブ」は2012/1/19(木) 11:00 ~ 2012/1/25(水) 11:00。
一般発売は2012/1/28(土) 10:00~です。
公演概要はおおよそ下記のような感じ。
詳細はNBSのサイト↓を御覧下さいませ。
http://www.nbs.or.jp/stages/1205_wienerstaatsballett/index.html


ウィーン国立バレエ団2012年日本公演(東京文化会館)

<ウィンナー・ガラ>
「イン・ザ・ナイト」「白鳥の王」「ライモンダ」よりグラン・パ・ド・ドゥ ほか
 4月24日(火) 6:30p.m.
 4月25日(水) 6:30p.m.

「こうもり」全2幕
 4月28日(土)6:00p.m.
 ベラ:オルガ・エシナ/ヨハン:キリル・クルラーエフ/ウルリック:エノ・ペシ
 4月29日(日)1:30p.m.
 ベラ:マリア・ヤコヴレワ/ヨハン:ロマン・ラツィク/ウルリック:マニュエル・ルグリ
 4月29日(日)6:00p.m.
 ベラ:イリーナ・ツィンバル/ヨハン:ウラジーミル・シショフ/ウルリック:デニス・チェリェヴィチコ
 4月30日(月・祝)3:00p.m.
 ベラ:オルガ・エシナ/ヨハン:キリル・クルラーエフ/ウルリック:マニュエル・ルグリ


ナゼか監督のルグリ先生も踊るらしく(笑)、先生の出演日はチケットが高くなってます。
まぁ、たぶん、ウィーンでは先生自身が出演することはあまりないでしょうから、希少価値は高いかな?(もしかしたら日本まで見に来る人もいるかも...)
ソリストには、ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートで見かけた顔ぶれも。
もしかしたら(特にルグリ先生出演日は)結構な競争率になるかもしれませんので、観覧御予定の方はお早めに。
...私は行けませんけどね。

本当は夏に開催されるコンサートですが(笑)

2012-01-06 23:33:50 | その他
まあ、夏とは言っても、野外会場のお客さん達は皆コートを着てるくらい、寒いですけどね(笑)
昨年のBBCプロムスのラスト・ナイト・コンサートの模様が(やっと)放送されます。
このお祭り騒ぎの雰囲気が、日本のお正月にはよく合う...のか?

2012/1/7(土) 23:30-03:00 NHK BSプレミアム
プレミアムシアター◇プロムス2011から ラスト・ナイト!
 バレエ組曲「中国の不思議な役人」(バルトーク)
 楽劇「神々のたそがれ」から ブリュンヒルデの自己犠牲の場面(ワーグナー)
 ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調(リスト)
 行進曲「威風堂々」第1番(エルガー) ほか

(ピアノ)ラン・ラン
(ソプラノ)スーザン・バロック
BBC交響合唱団/BBC交響楽団/(指揮)エドワード・ガードナー
[2011年9月10日 ロイヤル・アルバート・ホール]

チュチュで使われてた曲はありませんが、「中国の不思議な役人」はバレエファンのみなさまにはお馴染み?でしょうか。

「ブリュンヒルデの自己犠牲」(個人的にはこの日本語訳はイマイチと思いますが)は、御存知ニーベルングの指輪シリーズ最後を飾る、ド派手な炎上シーン(ジークフリートの荼毘の火にブリュンヒルデが愛馬ごと身投げ→悪役の滅亡→炎がヴァルハルを焼き尽くす)の音楽。
『ヴァルキューレ』や『魔法の火(ローゲ)』、それに『ジークリンデのブリュンヒルデ礼賛(または 愛による救済)』etc.のライトモチーフが複雑に絡み合って(ちょっとやり過ぎなくらい)圧倒的な音楽的陶酔の境地へとなだれ込みます。
ブリュンヒルデが歌う「Fliegt heim, ihr Raben!(飛んでお帰り、汝カラス達よ!)」( ←注:カラスはヴォータンの遣い)は、ブリュンヒルデ最大の聴かせ所かな。

それから、ラン・ランは最近あちこちでリストのピアコンを弾いてますが、その都度(当然ながら)ちょっとずつ違うんで、聴き比べてみるのもいいかもしれません。
あと、上記の曲の他にも、ショパンの「華麗なる大ポロネーズ」や、ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」、ミュージカル音楽の「すべての山に登れ(サウンド・オブ・ミュージック)」や「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン(回転木馬)」なども演奏されました。

コンサートの終わりはお決まりの愛国ソング(威風堂々、ルール・ブリタニア、エルサレム、イギリス国歌&ほたるの光)で〆。
お好み(と状況 笑)に合わせて、肩組んで歌うなり、笛を吹くなり、旗を振るなり、聴衆と一緒にお楽しみ下さいませ(笑)

今年のウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートは良かった

2012-01-04 20:42:01 | その他
1/1夜にNHK Eテレで生中継されましたが、みなさま御覧になられたでしょうか?
いつもは何週間か前に曲目が発表されるのに、今年は全然サイト(ウィーン・フィルの)に出なくて、どうなってるんだろう?と思ってたんですが、なかなか面白いプログラムで楽しかったです。

会場に飾られた花の今年のテーマ・カラーは、赤と白のオーストリア色。
曲の方も愛国的というか、オーストリアに関わるものを中心に(所詮メインはシュトラウス・ファミリーなんで、どれもそうだと言えばそうなんですが)、EUの議長国になったデンマークと、指揮者のヤンソンスと関係の深いロシア(番組ではヤンソンスの出身地と言ってましたが、ヤンソンスはラトヴィアの出身です)絡みのものも少々。
チュチュ・ファンにはお馴染みの「眠りの森の美女」(「パノラマ」:→3Akt、「ワルツ」:→6Akt)はニュー・イヤー・コンサート初登場で、正直言ってびっくりでした(全然曲のカラーが違うので)。
あと、過去の人気曲のメロディーを使った『二次創作』ものが幾つもあったのが印象的でしたね。

ヤンソンスらしい、表情豊かな演奏で、私の中では、92年のカルロス・クライバーに並ぶ名演だったかな?(そういえば選曲も被ってる...)
久々にニュー・イヤー・コンサートに登場したウィーン少年合唱団の歌声(「トリッチ・トラッチ・ポルカ」、「鍛冶屋のポルカ」)も素晴らしく、これならCDを買ってもいいかな、と思える演奏でした(笑)


バレエに関してですが、今年もウイーン国立歌劇場バレエが、第2部~アンコールで3曲(ワルツ「人生を楽しめ」、ポルカ「燃える恋」、それからお約束のワルツ「美しく青きドナウ」)を踊ってましたね。

踊ってた場所はウィーン市内のベルヴェデーレ宮殿(の上宮)で、美術館として有名なとこなんで、行かれた方も多いのでは。
1曲目で絵画の部屋を周ってた時、クリムトの「接吻」が出てこなかったので、有名過ぎるせいか?と思ってたら、2曲目は思いっきりそれをモチーフにした振付でしたね...
つーか、そっち(クリムトの絵の方)を元にした選曲だったのか?

振付はダヴィデ・ボンバナという人だそうで、私は知らないんですが、昨シーズンにウイーン国立歌劇場バレエの新作カルメンを振付けた人らしいです(と、ルグリ先生がインタビューの中で言ってました)。
ルグリ先生は(クラシック・バレエとは違う)コンテンポラリー・バレエの”現代的な趣”というのを強調してましたが、動きとしてはそんなに新奇な感じはしなかったですね。
まあ、以前ノイマイヤーが大不評を買ったので、あんまり冒険はしなかった、てことかもしれませんが...
ちょっと踊り込みが足りないかな、というところはありましたが(時間的にしょうがない)、衣装を含め、全体的にウィーンらしい上品かつ洒落た感じで良かったと思いました。

御興味のある方は、再放送があるようですので、ぜひ御覧になってみて下さい。

2012/1/7(土)15:30-17:30 NHK 総合 (第2部中心に抜粋)
   1/9(月) 9:00-11:30 NHK BSプレミアム

一応、プログラムを下記に載せておきます。


Das Programm

Johann und Joseph Strauß: „Vaterländischer Marsch“ (「祖国行進曲」)
Johann Strauß: „Rathausball-Tänze“, Walzer, op. 438 (ワルツ「市庁舎舞踏会でのダンス」)
Johann Strauß: „Entweder – oder!“, Polka schnell op. 403 (ポルカ・シュネル「あれか、これか」)
Johann Strauß: „Tritsch-Tratsch“, Polka, op. 214 (ポルカ「トリッチ・トラッチ」)
Carl Michael Ziehrer: „Wiener Bürger“, Walzer, op. 419 (ワルツ「ウィーンの市民」)
Johann Strauß: „Albion Polka“, op. 102 (「アルビオン・ポルカ」)
Joseph Strauß: „Jokey Polka“, Polka schnell, op. 278 (ポルカ・シュネル「騎手ポルカ」)

- Pause -

Joseph Hellmesberger d.J.: Danse Diabolique (「悪魔の踊り」)
Joseph Strauß: „Künstler-Gruß“, Polka française, op. 274 (ポルカ・フランセーズ「芸術家のあいさつ」)
Johann Strauß: „Freuet euch des Lebens“, Walzer, op. 340 (ワルツ「人生を楽しめ」)
Johann Strauß Vater: „Sperl Galopp“, op. 42 (「シュペール・ギャロップ」)
Hans Christian Lumbye: „Kopenhagener Eisenbahn Dampf Galopp“ (「コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ」)
Joseph Strauß: „Feuerfest“, Polka française, op. 269 (ポルカ・フランセーズ「鍛冶屋のポルカ」) ←原題は”耐火性の”という意味
Eduard Strauß: „Carmen-Quadrille“, op. 134 (「カルメン・カドリーユ」)
Peter I. Tschaikowsky: „Panorama“ aus dem Ballet „Dornröschen“, op. 66 (バレエ“眠りの森の美女”から「パノラマ」)
Peter I. Tschaikowsky: „Walzer“ aus dem Ballet „Dornröschen“, op. 66 (バレエ“眠りの森の美女”から「ワルツ」)
Johann und Joseph Strauß: „Pizzicato Polka“ (「ピチカート・ポルカ」)
Johann Strauß: „Persischer Marsch“, op. 289 (「ペルシャ行進曲」)
Joseph Strauß: „Brennende Liebe“, Polka Mazur, op. 129 (ポルカ・マズルカ「燃える恋」)
Joseph Strauß: „Delirien“, Walzer, op. 212 (ワルツ「うわごと」)
Johann Strauß: „Unter Donner und Blitz“, Polka schnell, op. 324 (ポルカ・シュネル「雷鳴と電光」)

Johann Strauß: „Tik-Tak“, Polka schnell, op. 365 (ポルカ・シュネル「チック・タック」)
Johann Strauß: „An der schönen blauen Donau“, Walzer, op. 314 (ワルツ「美しく青きドナウ」)
Johann Strauß Vater: „Radetzky-Marsch“, op. 228 (「ラデツキー行進曲」)