Entchenssee

「プリンセスチュチュ」ファンページ

吉田都さんのスーパーバレエレッスン再放送

2010-09-30 01:19:19 | その他
NHK教育で以前放送してた吉田都さんのスーパーバレエレッスンが再放送されるみたいですね。

毎週金曜日22:25-22:50 NHK教育
スーパーバレエレッスン ロイヤル・バレエの精華 吉田都

9/24が第1回目で、「“ジゼル”第1幕から バリエーション」でした。
(再放送の)再放送は、金曜日の5:35-6:00で、10/1が上記の第1回目の再放送になります。
ちなみにレッスン内容は全14回で、

ジゼル 第1幕からバリエーション
ラ・フィーユ・マル・ガルデ 第1幕からバリエーション
              第2幕からマイム
シンデレラ 第1幕からバリエーション
眠りの森の美女 第3幕からバリエーション
ドン・キホーテ 第3幕からバリエーション
コッペリア 第1幕からバリエーション
くるみ割り人形 第2幕パ・ド・ドゥからアダージョ
ロメオとジュリエット 第1幕 ジュリエットの部屋
           第2幕 バルコニーのパ・ド・ドゥ

前回見逃された方、もう1回御覧になりたい方はどうぞ。
今回は放送時間が夜なので(前回は真昼間だった)、晩御飯食べながら見れるかな...
自分でバレエをやるわけじゃなくても、バレエを観る時の注目どころが分かっておもしろいですね。

↓について、

2010-09-26 00:03:17 | ドイツ語強化月間(笑)
「愛の死」は、番組中で流れたのは、ほとんど終わりの方だけ("Soll ich schluerfen, untertauchen,(ue=uウムラウト)" 以降)でしたね。
まあ、この曲を聴かれる機会は多いかと思いますので、その時に下記を参考にしていただければ...
今回の演奏は、最初の「愛の憧憬」のモチーフ(またはイゾルデのモチーフ ←この音型は、ワーグナーの他のオペラでも、イゾルデを表すモチーフとして出てきたりするんですよね)で、いきなりアングレがカスってたりヾ(^o^;)とか、色々やらかしてましたから、もっとちゃんとしたのを聴かれた方がいいでしょうし(笑)

ついでに、イゾルデの歌の後のオーケストラによる演奏部分(ディカプリオ&デーンズの「ロミオとジュリエット」のエンディングで使われてた...)に書かれているト書きを御紹介しときます。
(ちなみにオペラ台本もワーグナー自身が書いてます。最近の演出ではほとんど無視されてますが ( ̄▽ ̄;)
おおざっぱに単語の意味を載せときますので、訳してみて下さいね(笑)
動詞は3人称単数の形になってますので御注意。
ちなみにBrangaeneはイゾルデの侍女、Markeはコーンウォール王で、トリスタンの伯父で主君&イゾルデの夫です。

Isolde sinkt, wie verklaert, (ae=aウムラウト)
in Brangaenes Armen (ae=aウムラウト)
sanft auf Tristans Leiche.
Ruehrung und Entrueckheit (ue=uウムラウト)
unter den Umstehenden.
Marke segnet die Leichen.
Der Vorhang faellt langsam. (ae=aウムラウト)

sinken 沈む
verklaert 神聖な光明に満ちた
Armen Arm(腕)の複数形3格
sanft もの柔らかな
auf ~の上に
Leiche(複数形Leichen) 遺骸
Ruehrung 感動
Entrueckheit 現実離れした感覚
unter ~のもとに
Umstehenden 周りを取り囲む人々(複数形のみ)
segnen 神の恵みを祈る
Vorhang 幕
fallen 下りる
langsam ゆっくりと

ドイツ語強化月間(笑)...か?

2010-09-20 06:29:05 | ドイツ語強化月間(笑)
御参考までに。
たぶん、「愛の死」の歌詞の日本語字幕は出るだろうと思いますが、全部は放送しないかもしれませんし、それにここを御覧の皆様はドイツ語をお聴きになりたいでしょうから(笑)、一応、下記に歌詞を載せておきますね。
Lop Norによる便宜的ドイツ語発音表記(実際の発音とは微妙に違います。さらに、歌う時のドイツ語と普段しゃべる時のドイツ語では、特にrの発音が違います)と、怪しい日本語訳(文学的表現より、忠実な訳を重視しました 笑)付き。
原文では韻が踏まれてることに御注意下さい。

ちなみにこの部分の歌詞には「Liebestod 愛の死」(←”性的興奮の絶頂”を表す隠語らしいです)という言葉は出てきません。
それが出てくるのは第2幕のトリスタンとイゾルデの2重唱の方です。
(過去ログ「映画「トリスタンとイゾルデ」感想」を御参照下さい)


Mild und leise ミルト ウント ライゼ
wie er laechelt, (ae=aウムラウト) ヴィー エル レ(ッ)ヒェルト
穏やかにかすかに彼がほほえむのが

wie das Auge ヴィー ダス アオゲ
hold er oeffnet, (oe=oウムラウト) ホルト エル エフネ(ッ)ト
彼がその瞳を優しく開くのが

seht ihr's, Freunde, ゼーェト イールス、フロインデ
見えるでしょう、ねぇ(みんな)、

seht ihr's nicht? (ae=aウムラウト) ゼーェト イールス ニヒト?
見えないの?

Immer lichter イマル リヒタル
wie er leuchtet, ヴィー エル ロイヒテ(ッ)ト
ますます明るく彼が輝くのが

sternumstrahlet シュテルンウムシュトラーレ(ッ)ト
hoch sich hebt? ホ(ッ)ホ ジ(ッ)ヒ ヘプト?
天高く星の光に取り巻かれているのが?

Seht ihr's nicht? ゼーェト イールス ニヒト?
あなたたちには見えないの?

Wie das Herz ihm  ヴィー ダス ヘルツ イーム
mutig schwillt, ムーティ(ッ)ヒ シュヴィルト
彼の心臓が勇ましくふくらみ

voll und hehr フォル ウント ヘーァ
im Busen ihm quillt? イム ブーゼン イーム クヴィルト?
はちきれんばかりに気高く彼の懐に湧き出でるのが?

Wie den Lippen, ヴィー デン リ(ッ)ペン
wonnig mild, ヴォーニ(ッ)ヒ ミルト
その唇が、喜ばしく穏やかに

suesser Atem sanft entweht. (ue=uウムラウト) ジューサー アーテム ザンフト エントヴェーェト
さらに甘美な呼吸を柔らかく息吹かせるのを。

Freunde! Seht! フロインデ! ゼーェト!
ねぇ(みんな)! 見て!

Fuehlt und seht ihr's nicht? (ue=uウムラウト) フュールト ウント ゼーェト イールス ニヒト?
それを感じ、見ることができない?

Hoere ich nur diese Weise, (oe=oウムラウト) ヘーレ イ(ッ)ヒ ヌール ディーゼ ヴァイゼ
私だけがこの調べを聴いているの?

die so wundervoll und leise, ディー ゾー ヴンダーフォル ウント ライゼ
とても素晴らしくそしてかすかな、

Wonne klagend, ヴォーネ クラーゲント
喜びが嘆かれ

Alles sagend, アレス ザーゲント
全てが語られ

mild versoehnend (oe=oウムラウト) ミルト フェルゼーネント
穏やかに融和され

aus ihm toenend, (oe=oウムラウト) アオス イーム テ-ネント
彼から響いて

in mich dringet, イン ミ(ッ)ヒ ドリンゲ(ッ)ト
私の中に突き通り

auf sich schwinget, アオフ ジ(ッ)ヒ シュヴィンゲ(ッ)ト
上へと翻って

hold erhallend ホールト エルハレント
優しく鳴り渡り

um mich klinget? ウム ミ(ッ)ヒ クリンゲ(ッ)ト
私を包んで響く(この調べを)?

Heller schallend, ヘラル シャレント
さらに朗々と鳴り響き

mich umwallend, ミ(ッ)ヒ ウムヴァレント?
私を囲んで沸き立つ

sind es Wellen sanfter Luefte? (ue=uウムラウト) ジント エス ヴェレン ザンフタル リュフテ?
それは柔らかなそよ風のうねり?

Sind es Wogen wonniger Duefte? (ue=uウムラウト) ジント エス ヴォーゲン ヴォニガル デュフテ?
それは喜びの香気の大波?

Wie sie schwellen, ヴィー ジー シュヴェレン
それらがふくらんで

mich umrauschen, ミ(ッ)ヒ ウムラオシェン
私を囲んでざわめくのを

soll ich atmen? ゾル イ(ッ)ヒ アトメン?
私は呼吸するべき?

soll ich lauschen? ゾル イ(ッ)ヒ ラオシェン
私はそっと耳を澄ますべき?

Soll ich schluerfen, (ue=uウムラウト) ゾル イ(ッ)ヒ シュリュルフェン
私はゆっくりと飲むべき?

untertauchen, ウンタルタオヘン
沈み込むべき?

suess in Dueften (ue=uウムラウト) ジュース イン デュフテン
mich verhauchen? (ue=uウムラウト) ミ(ッ)ヒ フェルハオヘン
芳しい香気の中に甘く息を放ち切って?

In dem wogenden Schwall, イン デム ヴォーゲンデン シュヴァル
うねる高波の中へ

in dem toenendem Schall, (oe=oウムラウト) イン デム テーネンデム シャル
響き渡る音の中へ

in des Welt-Atems wehendem All イン デス ヴェルト-アテムス ヴェーエンデム アル
宇宙に行き渡る世界の呼吸の中へ

ertrinken, エルトリンケン
おぼれ

versinken, フェルジンケン
沈み

unbewusst, ウンベヴ(ッ)スト
無意識になる

hoechste Lust! (oe=oウムラウト) ヘヒステ ルスト!
至高の悦楽!

トリスタン登場

2010-09-19 19:53:25 | その他
明日ですが。
例の「名曲探偵アマデウス」で、楽劇『トリスタンとイゾルデ』の「前奏曲と愛の死」が取り上げられます。

2010/9/20(月)19:00-19:45 NHK BShi
2010/9/21(火) 8:15-9:00 NHK BShi
2010/9/23(木)【22日深夜】0:00-0:45 NHK BShi
2010/9/26(日)18:00-18:45 NHK BS2
「名曲探偵アマデウス」 事件ファイル#74
お抱え運転手 禁断のドライブ~ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ 前奏曲と愛の死」

拙作"Die alte..." 25.「愛の死」のテーマ曲で、このブログにも何回も登場してるので、御覧いただいてる皆様には既にお馴染みかと...

あらためて言及するまでも無いですが、このオペラはワーグナーが自分の不倫体験(のうちの一つ 笑)を元に書き上げ、その不倫相手に捧げたようなものなので、心揺さぶられるリアルな臨場感(笑)がありますね。
そしてもちろん、作曲技法の上でも、現代音楽に至る一つの流れが確立された、音楽史上の一大転換点と言える記念碑的作品。
私自身は、そういう、音楽界への影響力という意味で、ワーグナーの楽曲中の最高傑作だと思っています。

「前奏曲と愛の死」は、コンサートピースとして、オペラの最初の「第1幕への前奏曲」と、最後の第3幕の終わりにイゾルデが歌う「愛の死」をつなげて、作曲者自身が編曲したものです。
なので、4時間あるオペラを、17分でざっと概観できるっていうか(笑)
普通のコンサートでは、管弦楽曲として歌無しで演奏されることが多いですが、この番組中で使われる録音では、オペラと同じようにイゾルデ(ソプラノ;メゾソプラノが歌うこともありますが)の歌付きで演奏されたようです。
まあ、歌無しでもいい曲なんですが、やっぱり、歌を含めて本当に完成する曲だと思うので、歌付きなのは嬉しいですね(演奏自体がどうだったかはさておき 笑)

ビールの秋?

2010-09-15 22:36:44 | その他
関東もようやく朝晩は涼しくなってきましたね。
今年の夏はおそらく全国的にビールの消費量が多かったんじゃないかと思われますが、ドイツ(バイエルン)ではこれからがビールのハイシーズンv(年中飲んでますが 笑)
かのミュンヘンのオクトーバーフェストは、今週末かららしいです(基本的には丸2週間+土日)。
今年は現在地での開催が始まってから(第1回はバイエルン王子の結婚祝いだったらしい)200周年ってことですから、特に派手に催されたりするのかな?

日本のビールは、夏に飲むことを想定してるためか、あるいは単に日本人の好み?なのか、異様に炭酸が強い(「キレ」重視)ですが、ヨーロッパのビールは「コク」系で、味も豊富ですね。(注:アメリカのビールは私的には論外 笑)
まあ、ビール文化の(歴史の)違いなんでしょうが。
いろいろ飲み比べて、好きなビールを見つけるのも楽しいもの。
そういえば、日本のビールでも、ぬるくして炭酸を抜いて飲むとちょっとドイツのビールに近い味になるものがあることに、こないだ気がつきました。

あー、書いてたらビール飲みたくなってきた...(笑)

まだ夏は終わってない感じですが...

2010-09-03 00:12:40 | その他
クラシック業界は9月から新シーズン開幕。
初っ端から英国ロイヤル・オペラ来日公演(プロダクションとしては新しいものではないですが)があったりして、今年も予算との戦いになりそう...(笑)
最近は(?)オーケストラ・コンサートでもプログラム等に趣向を凝らして、集客を上げようと頑張ってるようですね。

バレエに関しては、2-3年前(たぶん 笑)にも行われたボリショイ・バレエとマリインスキー・バレエの合同ガラ公演とか、ルジマトフ&レニングラード国立バレエの名作バレエ・コレクション(笑)とか、あれこれありますね。(レニングラード国立バレエは、1/3に「ニューイヤー・バレエ・ワルツの祭典」てのもやるらしい...御苦労様です 笑)

面白そうだなと思ったのが、11/3、4のズービン・メータ×イスラエル・フィル×モーリス・ベジャール・バレエ団×東京バレエ団<奇跡の響演>(長いタイトル... 笑)。
演目は全てベジャール振付で、「春の祭典」(モーリス・ベジャール・バレエ団&東京バレエ団)、「愛が私に語りかけるもの」(モーリス・ベジャール・バレエ団)、「ペトルーシュカ」(東京バレエ団)の3本立て。
「春の祭典」は本当に混合メンバーで、キャスト予定表を見る限り、主役の生贄役(ベジャール振付版では男女2人)も、モーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーと東京バレエ団のダンサーの組み合わせ(日替わり)で踊るみたいです。スゴイ。

2番目の演目はマーラーの交響曲第3番の第4、5、6楽章に振付けたものらしいです。
(蛇足とは存じますが、「愛が私に語りかける『こと』」(Was mir die Liebe erzaehlt、ae=aウムラウト)というのは、マーラーが交響曲第3番の『第6楽章』に当初つけていたタイトルで、第4楽章は「人が私に語りかけること」(Was mir der Mensch erzaehlt)、第5楽章は「天使達が私に語りかけること」(Was mir die Engel erzaehlen)というタイトルがつけられてました)
第4、5楽章でソロを歌う藤村実穂子さんは、こないだバイロイトでフリッカ(ヴォータンの正妻)を歌ってた人です。
さらに、(ベジャール振付の演目は許可された人だけが公演で踊れるので)「愛が私に語りかけるもの」はモーリス・ベジャール・バレエ団のみ、「ペトルーシュカ」は東京バレエ団のみ上演可能なんだとか。
そこまで言われちゃうとなぁ...でも予算の限界が...(笑)

それはさておき、他の日本のバレエ団も、色々と新しい試みをしたりして頑張ってるようで、これから楽しみですね。