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「プリンセスチュチュ」ファンページ

1Akt

2005-09-24 01:18:22 | チュチュ感想文
そしてかなり後になって見た第1話。
正直に言ってもいいですかね?
初めてDVDでこの回を見た時には仰け反りました。
その衝撃は、ビートルズの後期の作品を聴いた後で初期の作品を聴くのに
匹敵すると言ってもいいでしょう。

あひる、うるさっっ!
全体にバタバタしてて落ち着きが無いし、必殺技の出方もとってつけたよう。
猫先生もちょっと違う感じですね。結婚行進曲の流れ方もこの後とは違ってますし。
他の音楽の使われ方も今一つぎこちない感じ。
初っ端に王子様はいきなり裸で御登場だし・・・いやそれは予想範囲内か・・・

でも光の使い方とかはさすがに効果的だし、綺麗です。
物語っぽいちょっとアヤシゲな雰囲気、さらに決して楽ではない今後の展開を
窺わせる暗い予感のようなものも当初からちゃんと出ていたというのはスゴイです。
(後から見たからそう思うのかもしれませんが)

萌え的には、一番萌えは、一見ふぁきあの言葉を素直に聞いてるように見えて、
実は全然従う気のないみゅうと様。最高です。ふぁきあの苦労が偲ばれます (笑)

25Akt-2

2005-09-18 23:15:06 | チュチュ感想文
その他雑感。

誰もが気になるふぁきあの出血、いったいどの程度ぐっさりいってるのか?
ペーパーナイフで刺して血が出るほどってことは、鋭利な刃物で刺すより
ひどいことになってそうな気がするんですが・・・
ナイフの柄の鳥は・・・やっぱりカラスですかね?あんまりそうは見えないけど。

でも一番気になるのは、ふぁきあが(右手を押さえてた)左手で掴んだあおとあのタイ。
教育的配慮なのか、ふぁきあが手を放した後も血がついてませんでしたが、
実際には血まみれになっていたはず。
『秘密のお部屋』の惨状も含め、後で親に何て説明したんだろうと心配してしまいます。

ちなみにぶっ刺す直前にふぁきあが書いていた文章は、読めるところから判断すると
「・・・命を投げ打つしかない。彼女は絶望の湖に沈んだ。・・・」というくだり。
その後にも続きがあるんですが、ふぁきあの手が邪魔で読めません(「さあ」だけは分かる)。
お分かりになった方がいらしたら是非教えてください。

あと、アッサムにダージリンをブレンドするのはいかがなものかと思います。
せっかくのアッサムのコクが台無しなのでは?
私はやっぱり紅茶は濃いアッサムに濃いミルクたっぷりが最高だと思います。
(んなことどうでもいいって・・・)


ドロッセルマイヤーがなんでわざわざあひるちゃんの物語をふぁきあに書かせて
「ふぁきあが書いたお話が現実になる」ことを証明してやったのか謎ですが、
(ふぁきあの話の方があひるちゃんを動かす力がある?それとも単なるいやがらせ?)
それはともかく「ふぁきあに」絶望の湖に沈められたあひるちゃん、なんだかんだの末、
今回はエデルさんならぬ、うずらちゃんに導かれて地上に帰還。
そして「夫」と「子供」に見送られて戦場へ。(そうとしか見えないですよね)

「白鳥の女王の踊り」はエデル&うずらの「心の揺れ」の主題として使われてるようですね。
そうして「ジークフリート牧歌」をバックに王子復活。ここで王子の本名が明らかに?
この曲は本来、ワーグナーが長男ジークフリート誕生の喜びを込めて妻の誕生日に贈った
優しい曲なんですが、妙に緊迫してます。(ちなみに長女の名はイゾルデ)
さらに「エグモント序曲」で白鳥の剣を召還。断頭台の露と消えたオランダ独立の英雄
エグモント伯の悲劇がちらつく中、王子は自由を勝ち取れるのか?というところで最終回へ。

25Akt

2005-09-17 23:37:41 | チュチュ感想文
実を言うと、チュチュ初見は湖の底のパ・ド・ドゥだったんです。いやホントに。
チャンネル変えてる途中で偶然目に入って、手が止まっちゃって。
で、音楽はロメオとジュリエットだし、あからさまにカップルな雰囲気で踊ってるのに、
話を聴くとどうもそうじゃないらしいこの二人はいったい何なんだろうと。
もの凄い興味を惹かれたんですが、その時は事情があってそこしか見られず、
当然最終回も見ずにそれっきり。

その後、再び偶然にも雛の途中をやってるのを見かけてそこから見始め、さらに卵の途中から見て、
最後にDVDで初めから見たという、とんでもなく変則的な見方をしたせいで、
念頭には最初っからふぁきあxあひるのカップリング、しかも思いっきりネタばれ状態で見ることに・・・
それでも面白かったですけどね。
初見時は衝撃、見直した時はパズルのピースをみつけるような面白さ、でしょうか。
演奏もいいので、本当に何度見てもいいですね。


さて、絶望の湖の底に沈んでいるるうちゃんをあっさり見捨てるふぁきあ、
13Aktでおいてけぼりにされた意趣返しか?
でもそれははっきり言って八つ当たり。ふぁきあ、君を置いてったのは君の大好きなみゅうととあひる。
まあ、るうちゃんには今までさんざんコケにされた度重なる恨みがあるんだろうけど。
最終回でみゅうととるうを祝福して見送ったふぁきあですが、それはたぶんみゅうとのためであって、
るうちゃんとふぁきあが和解したとは、私には到底思えません・・・

オススメくるみ割り人形(26 Akt)

2005-09-04 01:31:48 | その他
26 Aktタイトル曲。チュチュのメインテーマと言ってもいいですね。
数限りなく演奏されてきた曲ですが、それだけに俗っぽくなってしまいがち。
でもこれは違います。

バレエ<くるみ割り人形> 作品71(全曲)
指揮 ワレリー・ゲルギエフ
サンクトペテルブルグ・キーロフ歌劇場管弦楽団と合唱団
PHILIPS PHCP11132 (¥3,059)

私はこれを聞いて、くるみ割り人形ってこんなに生き生きとした面白い曲だったのかと見直しました。
踊るには速すぎるという意見もあるようですが、それは本末転倒だと私は思います。
音楽は「時間の美」なので、バレエでよくやられるように不自然に伸ばされたり止まったりされると
曲が死んでしまいます。

演奏会形式で演奏される時にはさすがにそんなことはないですが、この演奏はさらに、
伝統的な曲解釈に捉われず、曲自体の魅力を最大限に引き出していると言えます。
軽快に飛ばすべきところは飛ばし、ゆったりと歌うべきところは歌い、全てが適切であると
感じられます。

これからくるみ割り人形のCDを買おう!という方(そんな人いないか・・・)
にはイチオシです。1枚で全曲入ってますし。