レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

(再配信)2005.10.15第3号から-左利きで生きるには週刊ヒッキイ第556号

2019-11-09 | 左利き
―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第556号 別冊編集後記

第556号(No.556) 2019/11/2
「(再配信)2005.10.15 第3号から」



今回は「再配信」号ですので、その部分のみ全文掲載、公開します。

現時点での「追記」文は、本誌でご確認をお願いいたします。
(やっぱり毎号定期購読してほしいですから。)


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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
  に変更しました。
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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第556号(No.556) 2019/11/2
「(再配信)2005.10.15 第3号から」
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(再配信)2005.10.15 第3号から
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以下の文章は、
2005年10月15日にアップしたメルマガ創刊第3号です。

本文「レフティやすおの左利き実用講座」と、
「レフティやすおの左組通信」<左利きプチ・アンケート>
 第20回「利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」と
「フェリシモの本『左ききでいこう!』のこと」
を紹介します。


今回も、表題を含めて。


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左利きで生きるには
(レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
週刊ヒッキイhikkii

世界の片隅で左手と左利きを考える

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    第3号(No.3) 2005.10.15 
          「左利きってなに?」

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左利きで生きる、ってどうなんだろう?
世界の片隅で左利きと左手使いの問題を考えるレフティやすおが、
自らの左利き体験を基に左利きの人の生活の実態を語る、左利きを
メインテーマにしたホームページ『レフティやすおの左組通信』か
ら、左利きで生きるための実用メールマガジンを発行します。
左手や左利き、利き手に興味のある人、左利きの人、左手が利き手
でない人のための、左手・左利き生活にまつわるお話満載のメルマ
ガです。 

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─目次―

・▲レフティやすおの左利き実用講座▲ ―隔号掲載―
  左利きってなに?―利き手調査から考える

・「レフティやすおの左組通信」<左利きプチ・アンケート>
 第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう の紹介

・◆フェリシモの本『左ききでいこう!』のこと◆

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▲レフティやすおの左利き実用講座▲

 第一回 左利きって何?/利き手調査から考える

よく「あっ、あの人は左利きや」とか「左利きちゃう?」などと言
います。あるいは「私は左利きです」などと自己紹介することもあ
ります。

しかしよく考えてみると左利きとはどんなことを言うのか、左利き
とはどんな人を指すのでしょうか。
まずは、ここから考えて見ましょう。

ところが、一口に左利きと言っても、実はこの定義が意外と難しい
のです。
手持ちの辞書、小学館『国語大辞典』にはこう出ています。

「ひだりきき 左利=(「ひだりぎき」とも)
(1)右手よりも左手のよくきくこと。また、その人。左ぎっちょ
う。左ぎっちょ。ぎっちょ。ひだり。
(2)(大工や石工などが左手に「鑿(のみ)を持つ手」であると
ころから「飲み手」にかけたという)好んで酒を飲むこと。酒に強
いこと。また、その人。酒飲み。ひだり。」

要するに、右手より左手が得意なこと、またその人を指す言葉です。

では、具体的にどんなことができれば得意と言えるのでしょうか。
また、利き手について科学者はどういう人を左利きと定義している
のでしょうか。

 * 利き手調査 *

左利きに関する本の中で最も広く読まれているであろう、講談社ブ
ルーバックスから出ていた、前原勝矢著『右利き・左利きの科学』
(1989年刊)の第二章「左利きについて」には、以下のように定義
されています。

利き手は右手利きと左手利きは連続しているので、「便宜上側性係
数(LQ)マイナス30以下」としています。
側性係数(LQ)とは、利き手調査票にある十項目の動作において、実
際に使うのが右・左・両方のいずれであるかを答え、それを計算式
によって数値化したものをいいます。

・<利き手調査票>
いつも使う手はどちらですか、右手か左手のどちらかに○印を記入
して下さい。右手と左手をほとんど同じように使う場合には“両手”
に○印を記入して下さい。

1 文字を書く
2 ハシをつかう
3 絵をかく
4 ボールを投げる
5 ハサミをつかう
6 歯ブラシをつかう
7 スプーンをつかう
8 短いホーキをつかう
9 マッチをする
10 ビンのフタをひねる

・側性係数を求める式 LQ=100×(右-左)÷(右+左+両手)

よって、すべての動作を右でする人は、LQ=プラス100。逆にすべ
てを左でする人はLQ=マイナス100、となります。

14~15歳男性の調査結果によると、すべての動作を右手で行う人が
もっとも多く、全体の49%で、逆にすべてを左手で行う人は約5
%となっています。
その間に、次に多いLQ値がプラス90~81の人がいて、以下漸減して
反対極に左手利きがいるという構図です。

この本では、左利きは日本人男成人男性で3~5%、同じく女性で
2~3%、と書かれています。
傾向としては、年齢が高くなるにつれて右利きが増え、女性より男
性に左利きが多い、となっています。

/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\

 ※ 参照:<左利きプチ・アンケート>
    第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう

 このコーナーのあとに、このアンケートを転載しています。↓

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/

 * 利き手調査の信憑性 *

さて、ここにいくつかの問題があります。
まずひとつは、この調査票の項目が本当に利き手を正しく反映した
ものになっているのか、ということです。

利き手で誤解の原因となるのは、単純に道具を使う手を利き手とみ
なす考え方です。

人から教えられた右手で道具を扱う動作を利き手と解釈すると、教
育的効果が非常に大きなウエートを占めてきます。
また、社会生活上、右利き用の道具や機械およびシステムしかない
状況では、右手を否応なく使わざるを得ないわけです。

これらの動作をすべて右手で行うからといって、それを右利きの判
定要素とみなせば、左利きの人もみな右利きに判定されることにな
りかねません。

文字を書く、ハシをつかうといった項目は、かつては見苦しい無作
法な動作で直すべきであるという考えに基づき、「矯正」と呼ばれ
た、左利きの子供に対する右手使いへの変更指導にとって最大のポ
イントとされた動作でした。
これらの動作に関しては、年齢があがるほど右手使いの割合が高く
なり、当然、それらの人々では、左手利きと判定されなくなる率が
高くなってしまいます。

また、歯ブラシを使うという項目は、両手使用を指導されている場
合もあり、必ずしも判定にふさわしい項目であるとは言えません。

基本的に利き手を判定しようとすると、このような社会的文化的な
外圧を受けやすい要素の含まれる項目は除外した方が無難である、
と考えられます。

しかし、実際に日常何をもって人の利き手を判断するかというと、
最も多いのがこの「字を書く」であったリ、「ハシをつかう」であ
ったりします。

利き手とは本来、そういう社会性のある動作そのものではなく、自
然な状況の中でどちらの手をより多く、よりすばやく、より巧みに
使えるか、といった事柄で判断すべきものでしょう。

この辺に、利き手調査のむずかしい側面があります。

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/

 ※ 参照:<左利きプチ・アンケート>
    第5回 左利き?と思うのはどんな仕草ですか ↓

http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.enq005.html

/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\

 * 利き手調査からわかること *

それでも、やはりこの調査からわかることがあります。

それはひとつの傾向です。
その人の持つ日常的な実際に使う手/側の偏(かたよ)りのおおざ
っぱな傾向が見えてきます。

「日常的な実際に使う手/側」が真に「利き手」を意味するかどう
かは別にして、そこに自分の姿の一端が見えてくるのは事実です。
それを手掛かりにして、自分の利き手もしくはその傾向を知ること
は、利き手の問題を考える上で非常に大切です。

自分の傾向を知ることで、手の使い方を考え直すことができるでし
ょう。
もしなんらかの利き手の問題を感じている人は、解決の糸口を得ら
れるかもしれません。

たとえば、幼児期に右手使いの指導を受けたけれどうまくなじめな
いという意識をお持ちの方は、自分の調査結果の利き手の傾向と比
べてどうなのかを判断できるでしょう。

利き手の度合いが左利きに傾いていれば、やはり右手使いを受け付
けない性質であったと解釈できます。
あるいは、さほど極端に偏りがない場合は、それ以外の動作なら受
け入れられるかもしれません。

さらに、将来において新たな能力開発を考える際の指針になるでし
ょう。
調査結果に大きな偏りがある場合は、これからは利き手中心で努力
すればよいわけです。無理に非利き手を使う必要はないのです。
逆に、さほどの偏りがない場合は、状況によっては非利き手を訓練
してみても良いでしょう。

そういう使い方があると思います。


―次回は、「利き手調査の結果から利き手/側を分類する」
(この「レフティやすおの左利き実用講座」は、隔号掲載です。
次回は第5号に掲載の予定です。)

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●<左利きプチ・アンケート>
   第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう

一口に「左利き」と言っても、実はどう定義するかは非常にむずか
しいものだそうです。
辞書を引いてみるとだいたい、右手より左手が得意なこと、またそ
の人を指すといった解釈が出ています。
では、具体的にどんなことができれば得意と言えるのでしょうか。
また、科学者はどういう人を左利きと定義しているのでしょうか。
前原勝矢著『右利き・左利きの科学』(講談社ブルーバックス
1989年刊)で紹介されている側性係数(LQ)を調べて、あなたの利き
手を確認してみましょう。

この本によりますと、利き手は右または左と二分されるものではな
く、右に近い両手利き、左に近い両手利きというように、右手利き
と左手利きは連続しているものであり、「便宜上側性係数(LQ)マイ
ナス30以下」を「左利き」としています。
側性係数(LQ)とは、利き手調査票にある十項目の動作において、実
際に使うのが右・左・両方のいずれであるかを答え、それを計算式
によって数値化したものをいいます。

・<利き手調査票>―いつも使う手はどちらですか、右手か左手の
どちらかに○印を記入して下さい。右手と左手をほとんど同じよう
に使う場合には“両手”に○印を記入して下さい。

1 文字を書く 
2 ハシをつかう 
3 絵をかく
4 ボールを投げる
5 ハサミをつかう
6 歯ブラシをつかう
7 スプーンをつかう
8 短いホーキをつかう
9 マッチをする
10 ビンのフタをひねる

・側性係数を求める式 LQ=100×(右-左)÷(右+左+両手)
よって、すべての動作を右でする人は、LQ=プラス100。逆にすべ
てを左でする人はLQ=マイナス100、となります。

14~15歳男性の調査結果によると、すべての動作を右手で行う人
(典型的な右利き)がもっとも多く、全体の49%で、逆にすべて
を左手で行う人は約5%となっています。
その間に、次に多いLQ値がプラス90~81の人がいて、以下漸減して
反対極に(典型的な左手利きに当たる)若干の盛り上がりがあると
いう構図です。

では、あなたの側性係数はいくらでしょうか。以下の中で当てはま
る番号に投票してください。

*今回は利き手調査のため、利き手別投票ではありません。(手の
不自由な方は、それぞれの判断で考慮の上、投票に参加不参加を決
定してください。)

*一言言わせて、という方は投票後に表示されます一番下の「ご意
見ボード」をご利用ください。もっと言わせて、という方は掲示板
もご利用ください。貴方のご意見ご感想をお聞かせください

1 90以上~100
2 70以上
3 50以上
4 0以上
5 0
6 0以下
7 -30以下
8 -70以下
9 -90以下~-100

 ※ お手数をおかけしますが、投票は『レフティやすおの左組通
  信』<左利きプチ・アンケート>第20回のページにてお願いい
  たします。↓
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.enq020.html

 ※ 現在の結果を見るのは、こちら↓ 
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=34988

 *このアンケートは、2005.9.4-10.1まで(4週間)に渡って実
  施されました。
  現在も新規の投票を受け付けしています。
  ぜひ投票にご参加ください。
  順次、経過報告を追加してゆきます。

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◆フェリシモの本『左ききでいこう!』のこと◆

左利きの教科書として、私のおすすめナンバーワンだった、

 フェリシモ左きき友の会/大路直哉編著、フェリシモ出版/刊
  『左ききでいこう! 愛すべき21世紀の個性のために』

が、「フェリシモ左ききカタログ」のサイトから消えています。

・左きき必読必携の書 ↓
https://green.felinet.com/dico/shop.asp?KNO=561&KEY1=004

セブンアンドワイ「みんなの書店」のわが「レフティやすおの本屋」
でも、一番にあげているのですが、こちらでも現在は、

  <取扱状況 : 入荷次第メールでお知らせ>

となっています。
この点をフェリシモのカトサンにおたずねしました。

「はい実は完売してしまったんです。重版したいとはおもっている
のですが、」

とのこと。
重版に当たっては、新たに新版を企画されているご様子です。
ただ、なかなかスムーズには行かないようです。

私は「書道教本」のように、編み物、ギター演奏も、別立てのブッ
クレットに仕立てて欲しいなと考えています。

*
今は残念なことに手軽に手に入る「左利きの教科書」的な本が見当
たりません。

唯一この本が、比較的安価で手に入り、しかも実用性も高い教科書
でした。

カトサン、期待しています!!

読者の皆様もぜひカトサンに応援よろしくお願いいたします。

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●レフティやすおの編集後記●

どうやら、二回目の配信にこぎつけました。
引き続き、多数のご登録をいただき、誠にありがとうございます。

メイン・コンテンツ二本がこの号で出そろいました。
いかがでしたか。
お気に召されたでしょうか、それとも、期待はずれだったでしょう
か。

ご意見ご感想等ございましたら、お気軽に下記宛て先まで。
遅くなっても必ずご返事させていただきますので、よろしく!

このあたりまでは創刊前からの原稿もあり、まずは予定通りの配信
ができています。
問題はこれから、というところです・・・。

メルマガ創刊準備期間中、他のブログ等の更新が滞り気味になって
いました。
今週前半はその鬱憤晴らし、といいますか、久しぶりに各ブログで
堪っていた思いを少しは晴らすことができました。
お暇と興味がおありの方は、それぞれのサイト案内からどうぞ!

では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~

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【2019年11月6日 追記】

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以下、「追記」として現在から振り返ってみた印象などを書いています。
そちらの方は、本誌読者だけに許されたお楽しみですので、弊誌をご購読(無料です!)の上、ご確認ください。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

*参照:
『左ききでいこう!!―愛すべき21世紀の個性のために』大路直哉・フェリシモ左きき友の会/編著 フェリシモ出版


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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
(再配信)2005.10.15第3号から-左利きで生きるには週刊ヒッキイ第556号
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