レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

名作~推理小説編9『ヘルたん』愛川晶~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii322号

2012-07-26 | 左利き
先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』322号のお知らせです。

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第322号(No.322) 2012/7/21「名作の中の左利き~推理小説編9~『ヘルたん』愛川 晶」は、
■名作の中の左利き■~推理小説編9~として

愛川 晶/著『ヘルたん』中央公論新社 (2012/2/24)
を紹介しています。

左利きの主人公、介護ヘルパーの見習いで、かつ探偵の見習い?となる(ヘルパーで探偵だから「ヘルたん」というタイトルになったらしいです!)神原淳青年の物語です。

三つのエピソードからなる連作長編です。
その第二番目、「ミラー・ツイン」が章題にあるように、双子の一方が左利きというミラー・ツインの兄弟に絡む事件で、左利きがポイントになっています。

うまく介護ヘルパーの仕事とを結びつけたトリック及び事件、その解決となっています。
全体としても老人と介護といった問題をうまく取り扱ってストーリーに絡めています。
“職業小説”?としてもよくできていると思います。

左利きという点に絞っていいますと、もう少し工夫できた部分もあったかもしれませんね。
ただ、左利きの人物を扱った小説が増えるのは、うれしい傾向です。

昔のように左利きであることを隠したり、左利きでも右手・右側を使うことを強制されたりした時代ではなく、実際に、左利きらしい仕草を示す人が増えている昨今、この小説のように複数の左利きの人物が登場し、もっと自然に振る舞う姿が描かれる小説が増えてきてもいいという気がします。

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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「週刊ヒッキイhikkii322号」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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