光文社発行の女性週刊誌『女性自身』2008年8月12日号 (7月29日発売)2363号で、
「女性で左利き」という生き方-8月13日は「左利きの日」!
~意外に知られていない「専用グッズ」から、「素朴な疑問」まで~
(表紙惹句■伊達公子 木村カエラ 「女で左利き」という“才能”→内容とは無関係、なぜ?)
という左利き記事が出ました。
来る8月13日の国際版の「左利きの日」にちなむ左利き関連記事というわけです。
この企画の仕掛けには、左利き仲間の神奈川県の左利きグッズ常設展示販売店「菊屋浦上商事・浦上裕生(ひろお)」さんが絡んでおり、
(グッズの問合せ先の一つに名前が挙がっています。ついでに書いておきますと、もう一軒はカタログ販売のフェリシモ・左ききカタログさん。)
わが左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』も話題に上るかも、という淡~い期待があったのですが、残念ながら、今回は夢のまた夢ということで…。
内容そのものは、
冒頭、坂野登教授(あの『かくれた左利きと右脳』など指組み・腕組み・利き脳の研究の先生)の、左利き度の測定法を紹介して始まります。
(いわゆる「利き手テスト」のミニ版―5項目に渡ってその実際に使う手を確認し、点数化する。)
二ページ目は、
1.左手・左利き用品の紹介
―写真入りで、左右どちらも使える定規・ピーラー・トランプ・電卓、左手専用の急須・レードル・うどんおたま・出刃庖丁・缶切り・ハサミ・彫刻刀・マウス・カッターナイフ・書道教本。
三ページ目は、
2.左利き筆法の紹介
―テレビ「世界一受けたい授業」や国際的なパフォーマンスでも有名な書道家・武田双雲氏による左手書道の実践。その方法と説明。
武田双雲先生も元々左利きです。実際に左手で持つこともあると著書『書愉道 双雲流自由書入門』にもありました。
左手でも「この筆法ならばスムーズに書けるのではないでしょうか。なによりも書いていて面白いのがスゴイです」という感想です。
基本的には、右手でうまく書ける人は左手でもうまく書けるものです。
森大衛先生の左手の書もそうでした。
多少の左手の素養と、書道家としての眼と腕(たとえ右手・右腕のものであっても)があれば、右手左手の違いは問題ないということでしょう。
四ページから五ページ目は、
3.「不便とか言うとキリがない“左利き”女性座談会」
―30代お二人(カメラマンとイラストレーター)と60代(ドレスのパタンナー)の女性三人。
世代間による生育環境の違い(偏見など)といったものはありますが、不便は不便、反面左手用の道具が色々出てきて便利にはなっているといった様子です。
少数派に付き物の苦労はあるが、利点を見つけて楽しく生活を、という言葉は、印象に残りました。
五ページ目の残り半分では、
4.職業と左利き
―左利き度「0」のソムリエ氏、左利き度「8」の料理研究家がそれぞれの仕事上での左利きについて語っています。
職業特有の技術が必要という点では、右利き左利きはあまり関係ないといった感じがしました。
六ページ目は、
5.もし子供が左利きだったら…などの疑問への回答
―神経内科の米山公啓先生、冒頭の利き手度の測定を紹介した坂野教授のご両人の科学的な回答。
そして悩み相談に対しては、このお二人と武田先生のお話。
「将来を悲観するのは親のエゴ」、いずれは自分で決められるようになる、という結び。
以上、6ページながらなかなかの読みでがありました。
色々いいたい気持ちはもちろんあります。
もっとこうして欲しかった、この辺を突っ込んで欲しかったなど、言えばキリがありません。
しかし、最後の記者さんによる「将来を悲観するのは親のエゴ」の言葉が、特に心に残りました。
これはこれで、よかったのでは、という気がします。
このように、左利き仲間があちこちで活動し始めています。
左利きの輪が確実に広がっています。
私の目指す「右利きだけでなく左利きにも優しい左右共存共生の社会の実現」は確実に近づいている、と思います。
これからも応援をよろしく!
この週末発行のメルマガ『週刊ヒッキイ』でも、この記事について報告しておきます。
発行部数300超の、日本で唯一の“現役”左利きメルマガです。
ぜひ、この機会に、こちらのメルマガもよろしくお願い致します。
※ 参照:
・『女性自身』2008年8月12日号 (7月29日発売)2363号
「女性で左利き」という生き方-8月13日は「左利きの日」!
<武田双雲と左手書字>関連記事:
・『お茶でっせ』2007.10.25
左ききでは書道は無理ですか?:武田双雲『書愉道 双雲流自由書入門』から
・『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第51号(No.51) 2006/10/14「左手で字を書くために(7)」
第31号(No.31)2006/5/27「字は右手で書くものか?(5)」
・『左組通信』
左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―
・『お茶でっせ』2008.02.21
書道家・森大衛、左手で手本を書く
・『レフティやすおの本屋』
左利きの本棚/研究書2
1.『ヒトはなぜ指を組むのか 脳とこころのメカニズム』坂野登/著 青木書店
2.『かくれた左利きと右脳』坂野登/著 青木書店
※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「『女性自身』2008年8月12日号で左利き記事」を転載したものです。
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*『R25』ランキンレビュー「右利きが左利きより多いのはなぜ?」でコメントが紹介されました!
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~意外に知られていない「専用グッズ」から、「素朴な疑問」まで~
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(グッズの問合せ先の一つに名前が挙がっています。ついでに書いておきますと、もう一軒はカタログ販売のフェリシモ・左ききカタログさん。)
わが左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』も話題に上るかも、という淡~い期待があったのですが、残念ながら、今回は夢のまた夢ということで…。
内容そのものは、
冒頭、坂野登教授(あの『かくれた左利きと右脳』など指組み・腕組み・利き脳の研究の先生)の、左利き度の測定法を紹介して始まります。
(いわゆる「利き手テスト」のミニ版―5項目に渡ってその実際に使う手を確認し、点数化する。)
二ページ目は、
1.左手・左利き用品の紹介
―写真入りで、左右どちらも使える定規・ピーラー・トランプ・電卓、左手専用の急須・レードル・うどんおたま・出刃庖丁・缶切り・ハサミ・彫刻刀・マウス・カッターナイフ・書道教本。
三ページ目は、
2.左利き筆法の紹介
―テレビ「世界一受けたい授業」や国際的なパフォーマンスでも有名な書道家・武田双雲氏による左手書道の実践。その方法と説明。
武田双雲先生も元々左利きです。実際に左手で持つこともあると著書『書愉道 双雲流自由書入門』にもありました。
左手でも「この筆法ならばスムーズに書けるのではないでしょうか。なによりも書いていて面白いのがスゴイです」という感想です。
基本的には、右手でうまく書ける人は左手でもうまく書けるものです。
森大衛先生の左手の書もそうでした。
多少の左手の素養と、書道家としての眼と腕(たとえ右手・右腕のものであっても)があれば、右手左手の違いは問題ないということでしょう。
四ページから五ページ目は、
3.「不便とか言うとキリがない“左利き”女性座談会」
―30代お二人(カメラマンとイラストレーター)と60代(ドレスのパタンナー)の女性三人。
世代間による生育環境の違い(偏見など)といったものはありますが、不便は不便、反面左手用の道具が色々出てきて便利にはなっているといった様子です。
少数派に付き物の苦労はあるが、利点を見つけて楽しく生活を、という言葉は、印象に残りました。
五ページ目の残り半分では、
4.職業と左利き
―左利き度「0」のソムリエ氏、左利き度「8」の料理研究家がそれぞれの仕事上での左利きについて語っています。
職業特有の技術が必要という点では、右利き左利きはあまり関係ないといった感じがしました。
六ページ目は、
5.もし子供が左利きだったら…などの疑問への回答
―神経内科の米山公啓先生、冒頭の利き手度の測定を紹介した坂野教授のご両人の科学的な回答。
そして悩み相談に対しては、このお二人と武田先生のお話。
「将来を悲観するのは親のエゴ」、いずれは自分で決められるようになる、という結び。
以上、6ページながらなかなかの読みでがありました。
色々いいたい気持ちはもちろんあります。
もっとこうして欲しかった、この辺を突っ込んで欲しかったなど、言えばキリがありません。
しかし、最後の記者さんによる「将来を悲観するのは親のエゴ」の言葉が、特に心に残りました。
これはこれで、よかったのでは、という気がします。
このように、左利き仲間があちこちで活動し始めています。
左利きの輪が確実に広がっています。
私の目指す「右利きだけでなく左利きにも優しい左右共存共生の社会の実現」は確実に近づいている、と思います。
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発行部数300超の、日本で唯一の“現役”左利きメルマガです。
ぜひ、この機会に、こちらのメルマガもよろしくお願い致します。
※ 参照:
・『女性自身』2008年8月12日号 (7月29日発売)2363号
「女性で左利き」という生き方-8月13日は「左利きの日」!
<武田双雲と左手書字>関連記事:
・『お茶でっせ』2007.10.25
左ききでは書道は無理ですか?:武田双雲『書愉道 双雲流自由書入門』から
・『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第51号(No.51) 2006/10/14「左手で字を書くために(7)」
第31号(No.31)2006/5/27「字は右手で書くものか?(5)」
・『左組通信』
左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―
・『お茶でっせ』2008.02.21
書道家・森大衛、左手で手本を書く
・『レフティやすおの本屋』
左利きの本棚/研究書2
1.『ヒトはなぜ指を組むのか 脳とこころのメカニズム』坂野登/著 青木書店
2.『かくれた左利きと右脳』坂野登/著 青木書店
※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「『女性自身』2008年8月12日号で左利き記事」を転載したものです。
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* 親野智可等・発行「親力で決まる子供の将来」No913 2007/12/26号で紹介されました!
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