レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

左利き用バイオリン

2007-09-07 | 左利き
先週のわがメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第97号(No.97) 2007/9/1「<左利きQ&A>(11)左利きに有利な楽器」は、左利き講座<左利きQ&A>で「左利きと音楽」の第三弾として、「左利きと音楽・三段目―左利きに有利な楽器」を掲載しました。

 左利きに有利な楽器はあるのでしょうか。

という疑問から、

 音楽人類学の研究者・西岡信雄氏の著書から左利き関係の文章を紹介しました。

この「左利きと音楽」シリーズでは、過去二回左利きの人と音楽、特に楽器について調べてきました。

第一回では―

第84号(No.84) 2007/6/2「<左利きQ&A>(8)左利きと音楽」
 左利き講座<左利きQ&A>(8)左利きと音楽―序の口

「左利きの人は音楽をどのように楽しんでいるのでしょうか。」という疑問から、「左利き用」楽器の色々について。


第二回では―

第89号(No.89) 2007/7/7「<左利きQ&A>(9)鍵盤ハーモニカ」
 左利き講座<左利きQ&A>
 (9)左利きと音楽・序二段―鍵盤ハーモニカ

「左利き用の鍵盤ハーモニカはありますか?」、および「左手だけのピアニスト」について。

 ・・・

この第一回分では、一般に市販されている左利き用楽器としては最もポピュラーなギターから始まり、ピアノ、バイオリン、リコーダー、ホルン等でも左利き用があることを紹介しました。

ただそれらの大半は、個人による特注品であることが多い、と紹介しました。

左利き用ギターのように、一般に市販されている(少なくともカタログ等に掲示されている)ものとはいいがたい、というのが実態であろうと考えていました。


ところが、先日、「左利き用バイオリン」を販売しているサイトに出会いました。

ちゃんと「定価」も示されています。

「e-String」というネット通販サイトです。

トップページ > 楽器 > ・ 左利き用バイオリン
楽器 バイオリン 左用

 バイオリン 左利き用 130,000円(税込)
左利きの方へ朗報。
バイオリン、ギターを特別受注製作いたします。

左利きだから・・・、
と今まで諦めていませんでしたか?

楽器製作工程も、写真入りで紹介されています。

完成品を見ると、確かに左手で弦を弾けるようになっています。

当たり前ですが、ちゃんと左利き用です!


「問い合わせなければならない」特注でなく、「正規の取扱商品」として価格まで示している点が、うれしいではありませんか。

130,000円(税込)が、高いのか安いのかは、門外漢ゆえわかりませんが…。


先に挙げたメルマガの「左利きと音楽」シリーズのなかで、何度も書いている私の言葉があります。

それは、『「利き手」というのは「心」につながっているのではないか。』ということです。

これが最近の私の持論でもあります。

今回この左利き用バイオリンを見て、改めて、楽器は心につながる利き手で演奏するものなんだ、との思いを強くしました。

さもなければ、このような商品広告は出現しないのではないでしょうか。

皆様はいかがお考えでしょうか。



この項を書き上げて、改めて検索してみますと、

2004.12.8の記事、
左利きを右手使いに変えさせる理由

の2006.2.2付で、左手に弓を持つ逆の構えがしっくりする、という方からコメントをいただいていました。

その返事として、私は
利き手っていうのは、心に直結してるものだと思うんですね。
人と話しているときに、ジェスチャーが入る。たいてい利き手ですよね。利き手が知らないうちに動いてる。

そういう意味では、楽器は利き手で演奏するのがベストだと思います。
なぜ右利きの人が右手で弦を弾くのか。
そのほうが心が伝わりやすいから、じゃないのかな? 
それなら左利きは左手でいいじゃないか!
そう思いますね。

と答えています。


※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「左利き用バイオリン」を転載したものです。

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