飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

冬の川上岳に、ようやく登れましたー 20170225

2017-03-02 03:41:24 | 宮笠で登山

 何年も前から一度行ってみたかった冬の川上岳に、ようやく行くことができました。

 宮村時代に「冬の川上岳は遠いけど、春先の「かってこ(雪が固く凍って上を歩いても沈み込まない状態を指す飛騨のことば)」の時期なら日帰りができる」と聞いたことがあり、そのタイミングを狙っていたところ、数日前の暖かい雨の後の冷え込みがあり、これなら、と前夜に決行を決めました。

 朝、モンデウススキー場の駐車場には夜明け前に到着。

 準備をして、朝焼けのゲレンデを登ります。ゲレンデはツボ足で、登山道に入ってからは輪かんじきを装着して登高。

(朝日を浴びて、久々野町の無数河川の川面が光っています)


 予想通り、雪面は固く締まって歩きやすい状態。ただ、かんじきがないと時々ズボるので、かんじきはずっと使いました。

 位山には2時間ほどで到着。先は長いので、ちょっと休んで川上岳を目指します。


 川上岳方面の通称ナベツル尾根に入ると地図とコンパスを使い、コースを確認しながら進みます。実は先週も挑戦したのですが、さんざん夏に歩いたので行けると思い、地図もコンパスも持たずに挑戦し、途中で尾根を間違えて敗退した苦い経験がありました・・・


 樹林帯、雪の平原(下はたぶんササ原)など変化するコースですが、ほぼ全域クラストしており、進むにつれ川上岳が徐々に大きくなってきました。

 時折カチカチに凍って輪かんの爪が刺さらないところはヒヤヒヤしながら慎重に通過。でも、ピッケルの出番があるほどではありませんでした。

(凍っているので、かんじきの爪が途中までしか刺さりませんでした)


 徐々に川上岳が近づいてきますが、なかなか手ごわい。アップダウンで体力は奪われてきます。そんな時は冬の森を眺めながら休憩し、また歩き出します。



 ようやく昼ごろに川上岳山頂に到着。遠くの山の多くは雲の中でしたが、白い御岳は目の前にあり、雄大な景色を独り占め。トレースは見当たらず、ほかに最近来た方はなさそうでした。

 

 飛騨位山トレイルのの早すぎる下見(?)を兼ねた今回の山行、川上岳山頂の先、山之口分岐あたりまで足を伸ばし、ササの下りのコースの写真を撮りに行きました。

(↑山スキーなら楽しめそうな白きたおやかな峰でした)

(↑山之口分岐あたりから川上岳を振り返ります。)


 しばらく景色を堪能したのち、位山方面に戻ります。途中、位山からの山スキー登山者とすれ違いました。クラストした斜面に手を焼いたとのことでかなり疲れていました。今日見かけた登山者はこの方だけでした。

 位山方面は、下山とはいいながらもアップダウンが結構あり、疲労が徐々にたまってきます。

 位山では、山頂手前から右に折れて、冬も涸れない水場に立ち寄り給水。冷たい水にリフレッシュできました。


 スキー場まで下る途中も、疲労でペースが上がらず、5時過ぎにようやくたどり着いたリフトが止まったスキー場にはスキーヤーもいませんでした。 

 かんじきを外し、無人のゲレンデを下って長い一日が終了しました。

 たくさんの充実感と、たくさんの疲労が残る一日となりました・・・。

<データ>モンデウス駐車場(6:20)→位山(816)→川上岳(1144~山之口分岐等偵察~1220)→位山水場(1544)→モンデウス駐車場(1730




最新の画像もっと見る

コメントを投稿