飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

穂高~槍ヶ岳登山 その5 北穂高岳まで

2008-12-23 21:32:28 | 宮笠で登山
 昨日はあったかい一日でしたが、今日はうって変わってさむーい冬らしい日になりました。オープン日が延期された、地元のスキー場では、急ピッチで雪作りをしているようです。

 さて、季節は冬ですが、この山行はまだ道半ば。早く下山せねば遭難?しかねません。
 9月15日正午ごろ、日本で3番目に高い奥穂高岳山頂(3190m)に別れを告げ、北へ向かいました。正面には、とんがった槍ヶ岳が見えています。やがて下り勾配が急になると、下方に穂高岳山荘の赤い屋根が見えてきました。

小屋に近づくにつれ傾斜は急になります。所々ハシゴ場もあり、下から来る登山者を見ながらタイミングをはかって降りていきます。途中、赤いシミがありましたが、これは昨日滑落した人が下にいた登山者を直撃し、大けがを負ったときの血痕だとのこと。ちょっと背筋に冷たいものが走りました。
 穂高岳山荘前には数名の登山者がくつろいでいました。私は、ちょっと疲労がたまってきた感じで、小休止をとりながらこの先どこまで行こうか思案していました。今の時間、このペースなら北穂高小屋か、うまくいけば南岳小屋まで行けそうです。体の具合を自分でモニターしながらぼちぼち行くことにしました。

 穂高岳山荘前の、一昨年テントを張った辺りを横目に北へ向かうと、15分ほどで涸沢岳(3103.1m?3110m?)のピークに到着しました。

 ここから大キレットまでは、結構険しいところが続き、気を緩めることができません。(今日午前中のところよりは多少は容易かもしれませんが) 3年前に逆コースをたどっているものの、あまり記憶がなく、細心の注意で臨みました。
 涸沢岳からの下降中、槍ヶ岳方面を見ると、手前下方に滝谷の岩場が見えました。いつか行ってみたいような、行きたくないような・・・。明日はその源頭部を縁取る大キレット越えです。


 最低コルを越えて北穂への登りが始まりました。途中、ザイルでガイドに確保されながらゆっくり進む登山者とすれ違いました。どうしても行きたいけど一人では不安、という気持ちからでしょうか。チャレンジ精神をすごいと思う一方、自分が年をとったら、高い山には行かず、裏山辺りをうろうろするんだろうなぁとも思ったり・・・。
 やがて、涸沢方面への南稜ルートとの分岐に到着。ここが北穂高小屋のテン場のようです。今回はツェルトを新調して臨んだ山行でしたが、結構疲れがたまっていました。それに小屋までまだ結構ありそうで、手続きなど小屋の往復が大変そうです。さらに天気予報は雨。疲労からちょっと意欲が減退していたこともあり、今日はリッチに小屋泊まりすることにしました。重い足を動かし、なんとか北穂高岳山頂に到着(3106m)。小屋は山頂のすぐ下にありました。 


 山行はテントが中心だったので、山小屋泊まりはかなり久しぶり。とはいっても、食料はあるので素泊まりにしました(6,000円也)。この北穂高小屋はこじんまりとしてとっても雰囲気のいい小屋で、おいしいコーヒーを飲んでいてちょっと話した登山者の方は、毎年この時期にこの小屋に泊まりに来る、とのことでした。アルファ米の夕食をとっているときに、中ではおいしそうな夕食の匂いがしていました。1泊2食で8800円、いつか来てみてもいいかなぁと思いました。
 

 <参考コースタイム>
  奥穂高岳(12:00) → 穂高岳山荘(12:30) → 北穂高岳(14:55) → 北穂高小屋

久々の記事更新です

2008-12-22 01:46:09 | できごと
かーなーり、間が空いてしまいました。久々の記事更新です。
 仕事がバタバタしたり(最近ひとつの成果が完成しました!)、地元の山岳会に入ったりと、記事に事欠かなかったのですが、いかんせん時間が取れませんでした。ちょっとした記事を掲載すればいいのでしょうが、つい欲張って長い記事にしようとすると、今度は時間が取れない、という悪循環に陥ってしまってました。
 ようやく一段落(といっても、もう年末ですね・・・)したので、ぼちぼち短い記事からリハビリ投稿しようと思います。

 ということで、今回は先日行った御岳の画像です。写っているのは、長野県側から見た御岳と他の登山者たちです。詳しい内容は、また後日(たぶん)ということで・・・。