飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

双六岳、三俣蓮華岳に行ってきます!

2009-08-26 22:30:31 | 宮笠で登山
 お盆が過ぎたら急に秋めいてきましたね。朝晩は涼しいというより肌寒くなって来ました。

 さて、明日から3日間、山登りに行ってきます。行き先は、双六岳、三俣蓮華岳です。時間が許せば、鷲羽あたりもいって来たいと思っています。といっても仕事で行くので、時間が自由にならないかもしれませんのでどうなるやら・・・。



 写真は、昨夏に登った槍ヶ岳から見た双六~三俣蓮華です。奥に薬師岳、右に水晶岳も見えます。そこまで行きたいなぁ・・・。

 無事帰ってきたら、またご報告をしたいと思います。気長にお待ち下さいませ。

地元のミニ花火大会!

2009-08-19 00:24:32 | できごと
 去る15日、私が住んでいる地区の有志が開催する、毎年夏恒例のミニ花火大会が開始されました。

   

 素人ができる最大規模の花火を集めた、田舎のひと時のイベントに、子ども会の行事も一緒に開催したり、手打ちそば(一部は私が打ちました!おかげさまで完売!無料ですが・・・)や焼き鳥、みだらし団子(飛騨のものはしょうゆ味で香ばしいのです!)の振る舞いなどなど、地元の多くの方でにぎわいました。
 この日は、地元町内会の夏祭りも開催されていましたが、先方がこちらに敬意を表して、花火を上げる15分間だけイベントを中断して頂くなど、一部有志の試みが地域全体に根付いているなぁ、とうれしいばかりでした。

外国から来たヘビ!?シロマダラ

2009-08-11 00:57:39 | できごと
 日付が変わって今は11日ですが、つい数時間前の23時、勤め先のT市役所の宿直の方より電話がありました。
 「市内の材木を扱っているお店の玄関先に、見たこともないヘビがいる。材木に付いて外国のヘビが来たのかもしれない。」とのこと。そろそろ晩酌タイムでしたが、外来生物法がらみだと仕事に関わる可能性もあり、また興味も半分あり出かけました。警察署に行くと、保護されたヘビが、ゴミ袋の中に入れられていました。

 
 そのヘビは案の定、シロマダラでした。このヘビは、本州・四国・九州に生息しています。夜行性でおとなしいヘビです。数が少ないことと、夜行性なのでふだん人目に触れ無いため、たまに見かけると、「外来種だ!」「新種を発見した!」などとちょっとした騒動になることがあります。今回もそうでした・・・。
 高山市のヘビを例にとると、シマヘビ、アオダイショウ、マムシ、ヤマカガシまでは皆さんご存知のことが多いのですが、ジムグリ、ヒバカリ、タカチホヘビあたりは、あまり認知されていないので、新種扱いされることがあるかもしれませんね。たくさんのヘビがいるということは、高山市の自然が健全な状態で維持されているということでしょうね。

乗鞍岳で自然観察。

2009-08-10 00:18:50 | 自然
 今日は、一日雨も降らず晴れもせず、という天気でした。久しぶりのオフの一日ということで、家の外回りの仕事をいろいろと片付けました。といっても草刈と畑仕事です。草刈や草取りはけっこういい運動で、体力作りにもなるなぁ、などと思いながら作業をしました。
 それにしても、草の伸びるたくましさには脱帽します。刈っても刈っても・・・。かといって、借りている畑に雑草が茂っていると申し訳ないので、何とかみっともなくない程度に草刈をしている次第です。

 さて、8日には高山市内にある乗鞍スカイラインを通って、乗鞍岳の自然観察(の引率)に行ってきました。乗鞍スカイラインは日本最高所にある自動車道路で、上の駐車場のある畳平は標高約2,700mあります。これは白山の山頂と同じ高さ。



 写真は畳平周辺です。左のピークは恵比須岳(立ち入り禁止)、右の高みは魔王岳(名前の割りに控えめな高さですが・・・) 
 夏休みの土曜日とあって、けっこうな数のバスと人でにぎわっていました。ちなみにここは平成15年からマイカー規制となっていて、バスやタクシーしか走行できません。駐車場では駐車料金とともに環境保全税が徴収され、自然保護パトロールや案内所の経費に当てられています。
 ちなみに、マイカー規制後、道路沿いでコマクサなどの高山植物が復活したり(以前は車から降りて採っていく人がいたとのこと)、ライチョウの数が増加したりと、自然回復の傾向がみられるようになっています。
 ここまで自動車で来れるのは、いい面もあり、難しい面もありますが、乗鞍スカイラインが無かったら、今回のような日帰りの高山帯の自然観察会は企画できないでしょうね。


 複合火山の乗鞍岳は複数の火口湖などの池があり、これは飲料にも供されている不消池(きえずいけ)です。残雪が遅くまで残るため雪が消えないということで名付けられたとのこと。写真右側にはえん堤が築かれているのが見えます。最近DVDで『グランブルー』というのを見ましたが(名作と聞いていましたが、見たのは今回初めて)、その海の青さにも似た深い青さの水を湛えています。

 ざっと20種の高山植物が観察できましたが、その一部をご紹介します。

 ハイマツ(雄花)です。地味な花ですが、花粉がたくさんこぼれていて気づきました。枝を揺らすとクリーム色の煙のようになって風に漂いました。ハイマツの花粉症の人っているのでしょうか・・・?

 
 ハクサンイチゲは、全体的には花が終わっていましたが、残雪の溶けた周りに残っていました。高山帯にはどこにでもある花ですが、白と黄色のコントラストが好きな花です。 

 

 ヨツバシオガマです。いつも思うのですが、花の色の濃いところ(花冠の上唇)が鳥のツルの頭に見えて仕方ありません。下の色の薄いところ(下唇)は見ようによっては翼にも見えます。アップで見ると、つぼみのときは頭を翼で隠しているように下唇が上唇を包んでいるのがわかります。実におもしろい形です。
 3,026mの剣が峰へは登りませんでしたが、畳平周辺の富士見岳など3つのピークを踏んで、ライチョウと高山植物をじっくり観察できました。気軽に行ける高山帯。皆さんもぜひ足をお運び下さい。ただし、あくまでも高山帯なので、登山の装備(服装など)は万全に。 

虹、それとこの前の部分日食

2009-08-03 00:42:09 | できごと
 雨の日が続きますねー。31日には川の水も水位が多少下がり、濁りもとれてきたと思ったら、8月1日の雨でまた増水&濁りが出ています。川遊びをするのにいい日がなかなか来ません。

 そんな中、8月1日の夕方に雲の切れ間から射した日が、霧雨に反射してできた虹を写真に収めました。木や高圧線に隠れていますが、久しぶりに見た虹で、感動しました。写真の虹の外側にもうっすら二重の虹ができていました(矢印のあたり、よく見ると・・・)



 また、先日の部分日食ですが、カメラのレンズの前に黒いゴミ袋を貼って写したなんちゃって画像ですが、記録としてアップしておきます。手持ちで写したので、ぶれていますが、三日月状態になっているのはなんとなく見えるのではないでしょうか。ちなみに11時9分に写したものです。



 次に日食を見ることができるのは30年ほど先とのこと。元気で長生きするぞー!