飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

大雨で敗退、西鎌経由槍ヶ岳。

2014-08-24 23:49:30 | 宮笠で登山
先日、8月の16~18日の予定で、西鎌尾根経由槍ヶ岳の計画を、職場の仲間と立てていました。

結果は、途中、大雨など荒天のため敗退。帰ってみると、右俣滝谷出合で登山者が3名流されたとか、高山市内は大雨洪水警報で避難勧告があちこちで出されたりと、大変な状況になっていました。それもあり、アップが遅くなったのですが…

15日に出された大雨警報は朝6時に解除。雨は小降りになりそうだと期待して登りはじめ、最初のうちは小雨でしたが、途中から本降りになり、断続的に強い雨が。
秩父沢は橋は健在でしたが、結構増水していました。


その後、下山してくる登山者に「この先3か所くらい増水してやばいところがある。」とうかがい、どれくらいかな、と思いつつ補助ロープの用意をして登っていきました。
進むにつれ、雨も強くなり、道がちょっとした沢のように。
そして、3か所位、やばそうなところがありました。


鏡平が近づいても水量が多く、一時は沢登り?と思うような登山道もあり、靴の中はもちろん、全身びしょ濡れになりながら、やっとのことで鏡平に到着しました。


ここで今日は泊まろうか、と心の中で思いましたが、他のメンバーは予定通り双六小屋を目指そう!ということで、なんとかかんとか双六小屋に向かいました。
途中、弓折乗越では晴れ間ものぞき、槍穂が見えるひと時も。


双六小屋に到着し、干し物をしてからは宴会モードに突入。でも私は夕食後、お疲れモードですぐに寝てしまいました・・・

翌朝、いろいろな情報を考慮して、下山することに。下山時は昨日のような増水はほとんどなく、狐につままれたような心持で下山しました。
そして、下界の大雨の状況を聞き、温泉どころか着替える間もなく急いで職場に直行。災害対策に当たることになったのでした・・・


あれから一週間がたち、まだ被災されて生活が元に戻っていない方もあります。今日も、ボランティアさんと一緒に被災された地域に出向いて対応を。明日以降もまだまだ、というかしばらくずっと対応が続きそうです。私の夏休みはどこ行ったんだろう・・・

位山三山トレイルランニング、60kmコース下見。途中までで敗退・・・

2014-08-06 00:19:28 | 走る!
 8月2日、有志でトレイルランニング大会の企画を検討しようという取り組みの第2回目の下見に行ってきました。
 このコースは、飛騨の名峰『位山』『川上岳』『船山』という位山三山をたどるもので、全長60㎞、累積標高差4,000mの難コースで、UTMFの獲得ポイントでいうと「2」ポイントになりそうな(これで分かる人にはわかる?)ハードなコースということでした。

 朝6:30、モンデウススキー場を出発。ダナ平林道を進み、終点の駐車場に約1時間で到達しました。


 そこからの登山道沿いには巨石が並び、それぞれに名前が付けられています。登り切って天岩戸。そこから右に進路を変え、8時に山頂展望台に到着。白山がまだ雪をちょっと乗せた姿で視界に入ってきました。


 位山山頂には行かず、手前で右に曲がり川上岳を目指します。そこからは本州の分水嶺でもある長い長い尾根を、アップダウンを繰り返し進んでいきます。森に囲まれた楽しいシングルトラックを歩いたり走ったり。
 やがて、宮の大イチイへの下り道(後ほどそこを登ってくることになるのでしたが。)との分岐が見えてきました


 森を抜けて見通しの良いササ原が現れると、今回のコースで最高地点の川上岳(かおれだけ)頂上(1,625m)に9:55到着。しばし休憩。先ほどの白山や飛騨山脈、御嶽、乗鞍が見渡せます。


 川上岳を後にし、宮の大イチイへのループコースに。ササ原の気持ちいい道を駆け下り、爽快な気分に。
 やがて尾根から急な下りに入り、30分ほどで林道に出ます。そこから林道を下り、宮の大イチイ入口に到着。ここはきれいな川があり、顔を洗ったり飲んだり(自己責任ですが…)できます。リフレッシュできました!


 川を渡ると、宮の大イチイ。樹齢二千年といわれ、堂々たる風格です。周りもヒノキやミズナラの原生林でうっそうとしており、心癒されました。でも、その後の激登りで、心身とも痛めつけられることに・・・


 2度目の川上岳頂上は12:15。600mの下り登りで2時間ちょいのループコースでした。このころには遠くの山は雲に隠れて、展望がきかなくなっていました。


 そこから下呂市山之口方面に下ります。はじめのうちは緩い下りでしたが、やがて九十九折の急な下りに。700m一気に下り、川を渡ります。13:40、ここもリフレッシュポイント。冷たい水が気持ちよかったー。


 そこからは林道を下り、山之口の集落へ向かいます。本日初めての集落&自販機で、飲み物をゲット。だいぶ疲労がたまり、リフレッシュできません…ここが今回の最低標高地点(600m)で、ここまで一気に1,000m下ったことになります。疲れるわけですねー
 そこから北上し、岐阜大学の演習林にある島脇谷山に向かいます。入山届は事前提出が基本とのことでしたが、今回は時間がなく、当日演習林の事務所で記入して提出させていただくことができました。ありがとうございました。実は私も卒業生で、学生時代に実習で泊まったことのある宿舎、なつかしかったー。ここで15:05。


 カクラ谷に沿って林道と歩道をつないで登り、疲労がピークに達したころ、山頂手前の展望台に到着。御嶽や剣岳が見えるとのことでしたが、雲で見えず・・・。


 展望台から尾根を進み、島脇谷山山頂(1,324.8m)。16:35。このころ、疲労と明日の予定(地域行事)のこともあり、船山と位山の登りは次回下見第二弾にすることとし、切り上げるよう方針変更を決めていましたので、あとは下りだけ!


 真之俣谷の林道を下り、県道に出て、車のデポ地点の位山官道入口に到着。17:30.本日の下見はこれにて終了。
 距離は約42㎞、累積標高差は2,700mでした。お疲れ様でした…。  


 残りは位山峠を経由して船山に登り、アララギ湖に降りて位山に登り、モンデウススキー場に下ります。このコースで、距離60㎞、累積標高差4,000m位の、なかなかハードで楽しいコースになりそうです。

 GPSの軌跡を表示させたマップです。ぐるっと回って元に戻る下見を、またぜひっやってみたいです。


 あと途中までではありますが、GPSウォッチのデータを載せておきます。いい感じのアップダウンですねー
 ぜひ、いろんな方に、このコースをたどってみていただき、感想を聞いてみたいですね!