飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

槍ヶ岳~西鎌尾根に行ってきました。長時間行動訓練として・・・

2014-09-28 01:25:51 | 登山
 最近、仕事が忙しくてなかなか山に行けていません。それというのも、職場の仲間と8月中旬に行った山行字工事に大雨が降り、市内各所で災害が発生したことによります。
 先日9月23日に、一日だけ時間がとれそうだったので、夜行日帰りでどこまでいけるだろうかと思い立ち、槍ヶ岳を目指しました。
 
 新穂高温泉の無料駐車場は、夜中0時ころでもかなりふさがっていました。でも何とかとめられて、1時間だけ仮眠を取り、夜中1時過ぎに出発。真っ暗な中、ヘッドランプを頼りに黙々と進みます。白出し出合、槍平を経て、飛騨沢を登っていると、笠ヶ岳に日がさしてきました。


 飛騨沢を登りきると、左手に槍ヶ岳の雄姿がどーんと。


 山頂には8時ちょっとに到着。大パノラマを楽しみます。
 いつかは行ってみたい北鎌尾根が北にのびています。




 下ってからちょっと仮眠。眠かったー。ここからは、個人的に未踏の「西鎌尾根」を行くことに。ずーっと伸びています 


 いい感じの尾根道が続いています。走りたいところですが、もう体力が残っていません・・・


 穏やかな尾根ですがも、ほどほどにアップダウンもありちょっとばててきました。先に見えるはこれから行く樅沢岳。


 双六小屋にあいさつし、いよいよ下界に。今日は槍ヶ岳に来てよかったー。今日は槍ヶ岳見放題でした。


 鏡平の紅葉はまだこれから、って感じでした。


 コースを地図に示すと、こんな感じでした。


 総距離約35㎞、時間は約15時間かかりました。ばてましたー。

宮笠愛好会 9月の例会を行いました。~平笠づくりは難しい!!~

2014-09-16 00:48:45 | 宮笠あれこれ
 今日は、宮笠愛好会の9月の例会がありました。

 先月は、私は豪雨災害対応などで急きょ欠席となったため、他のメンバーの方にフォローしていただいて何とか開催。宮笠のうちでも、平らな形状の「平笠」を作り始めたのでした。

 今回は2回目、ということで、いかだつくり(平面状に編んだもの)から「つじつくり」(立体状にする工程)に入っていきました。

 平らにする工程が皆さんなかなかうまくいかず、四苦八苦していました。やはり講師の問坂さんの手を借りなければいい形になりません。私は今日から作り始めたので、つじつくりにやっとたどり着いたところ。これまでの経験を活かし、問坂さんの手を借りずに形をととのえられたらいいなぁ。

 来月の予定は10月20日(月)です。見学、入会、おまちしています!


位山三山トレイルランニング60㎞コース下見(8月2日の続き)、一通り完歩。

2014-09-07 22:50:55 | 走る!
 なかなか週末にいい天気とならない今日この頃ですが、昨日、M師匠とともに、去る8月2日に行った位山三山トレイルランニングコースの下見の続きを走って(歩いて)きました。
 18㎞ほどを5時間半かけて、秋の自然を愛でながらののんびりトレラン(それってただの登山では…?)でした。

 朝6:30、前回の終了点である下呂市山之口の位山官道入口から登り始めます。ここは、かつて飛騨の工(たくみ)が都へ通った道であり、一部石畳の歩道が復元されています。昨夜の雨で、山肌のところどころから湧水が流れ、石畳を濡らしています。滑りそうになりながら、ひんやりした山道を登ります。 


 歩道は、並行して走る県道に一度出て、県道を歩くことになります。再び歩道に入り、石畳の傾斜が増してくると位山峠にたどり着きます。


 位山峠からは、西に進路をとり、舟山(船山)山頂を目指します。この歩道は、岐阜大学の演習林を通るコースで、「光と風の道」と名付けられた気持ちのいいトレイルです。ブナやミズナラ、ヒノキの巨木の間をグイグイ登っていきます。
 このあたりから、雲が晴れて日差しがさすようになりました。


 舟山の山頂(1,479.5m)は、名前の通り船をひっくり返して伏せたような形で、北東~南西向きの細長い稜線となっています。コースは南西の頂上稜線にたどり着き、そこから自然散策ができるようになっている園地を通って北東の端にある山頂にたどり着きます。8:30。
 山頂はちょっと残念なことに電波塔群の中にあり、あまり趣が感じられません・・・


 山頂のさらに北東には展望台があるということで、ちょっと足を延ばしてみました。途中に船山神社があり、道中の安全を祈願しました。
 展望台は、船山スキー場のリフトの頂上駅があった場所ですが、今は撤去され、展望台が整備されていました。正直あまり期待していませんでしたが、ちょうど晴れてきたこともあり、御嶽、乗鞍、槍穂などの山々が一望できる、とってもいい展望台でした。
 ここからさらに北東方向には、スキー場に向かう歩道があり、厳しいトレランコースを設定するならぜひ入れたいコースですが、今日のところはひとまず山頂に戻ります。


 山頂からは西に下り、アララギ湖を目指します。カラマツやヒノキの林の中をジグザグに下るコースで、傾斜があまりないことから楽しく足が進みます。沢にかかる丸太橋がつるっつるなのが難点で、何度も転びそうになりながら進みました。
 下りきるとアララギ湖。9:20。ここは車道があり自販機もあります。ということでコーラを体に注入。
 ダムの堤体の先には、これから登る、そしてこのコースのメインイベント(?)の位山が目の前に。


 堤体の先からは、電力会社の送電線巡視路の急登を登り、尾根を越えるとトラバース道にはいります。この辺りは間伐などの作業が行われており、その影響であちこち歩道が寸断され、表示の乏しいところでは道がよくわかりません。管理人様にはぜひ手入れをしていただきたいものです。
 造林地を刈りはらってロープで表示された道をたどると、眼前に巨木が現れます。『政板のミズナラ』はミズナラの中では全国で9番目に大きな木とのこと。痛みも目立ちますが、風格のあるその姿にはパワーをいただいた気がしました。


 ミズナラの先の登山道は斜面を登る方向のはずですが、ピンクのマーキングテープがあちこちにあり、どっちが本当か迷ってしまいます(実際、以前来たときは迷って30分くらいロスしました…)。
 何とかロープを探り当て、登っていくと林道に出ます。左に進んで終点から、位山の登山道が始まります。ここからは人工林の中をひたすら登っていきます。
 人工林がなくなって天然林になると、山頂はもうすぐ。立派な水場で水分を補給し、立派なバイオトイレに立ち寄り、ちょっと登ると位山の山頂(1,529m)です。11:00。


 山頂の先には、前回の下見に川上岳に向かった分岐があり、天の岩戸までは同じ道を(逆に)たどります。
 そこからは、本州の中央分水嶺の尾根道をゆったりと下っていきます。天然林の中の気持ちのいいトレイルで、新緑や紅葉の時期だともっと気持ちよく走れ(歩け?)そうです。


 尾根道はやがて開けて、位山スキー場のてっぺんに出ます。ここも舟山展望台と同様、見事な景色が出迎えてくれました。すぐ下には、わがまちも広がっています。ここからは整備された登山道(だいぶ雨で浸食されていますが)を下り、スキー場の駐車場でゴール。12:05。お疲れ様でしたー



 今回のデータです。あくまでも私のGPSウォッチのデータですが。
 



 前回の下見前半では、距離約42㎞、累積標高差約2,700mでした。
 今回は距離約18㎞、累積標高差1,500mで、合わせると距離約60㎞、累積標高差4,200mのタフなコースとなります。制限時間は・・・20時間といったところでしょうか。
 それにしても、山あり谷あり、巨木あり、展望台ありの、魅力的でタフなコースとなりそうですね! 実現に向けて、あちこち忙しくなりそうです。(本業の仕事も最近忙しいので困ってしまうのですが・・・)