(前編からの続き・・・前編は こちら )
さて、50kmを過ぎてコースは登り基調になります。難所(名所?)となっている馬越峠まで約30kmののぼりです。休憩したのと、そばのおかげか、まだ足は残っていて、ゆっくりですが走って進みました。
54kmのエイドを過ぎると、交差点があり、北相木村役場までの折り返しルートに入ります。ここからも登りのコースで足に響きますし、さらに心なしかウキウキ走っている折り返してきたランナーとすれ違うことで、ちょっと心にもダメージ(?)を負いながら走ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/c3/3e55256bd91115e14a6a5e5511c55bce.jpg)
折り返し点の北相木村役場エイドは着替えポイントとなっておりにぎわっていました。私は着替えの用意が無いため、おにぎり、味噌汁などを頂き、休息後に出発。
登りが続いていたこともあり、けっこう疲れがたまってきましたが、折り返し分岐まではやや下りが続いたため、なんとか走り続けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a0/449a272e5fa28ea11b28d6029d68caba.jpg)
分岐からはまた、登り基調。歩きを入れているランナーも増えてきましたが、私はなんとか走り続けます。とはいっても、早歩きとあまりスピードが変わらないような走り・・・。私設エイドが見つかるとこまめに立ち寄って、休息をとりつつ進みました。
ふと視界の端に「坂下」というバス停(だったかな・・・)標識が見えました。坂の下ということは、その先に登り坂があるのでは・・・と思ったら、まさにその先に一段と急な登りが見えました。ここでとうとう心が折れて、歩きを入れちゃいました・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/6b/209b5cc2ff21387f741f5571f421f44f.jpg)
そこからは、坂がゆるいところはちょっと走り、急なところは歩きをいれて進みました。
そして見えてみた第3関門の滝見の湯。到着は14:16。関門閉鎖までの余裕は1時間ほど。ここは71kmコースのゴールともなっており、人でにぎわっていました。とはいえ、エイドは関門の手前にあったようで、関門に気を取られて進んでしまった私は、エイドに寄りそびれてしまいました・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/78/e126991d17801917643414cd6ee0f3ac.jpg)
ふとその先に、人が並んでいるテントを発見!マッサージをするサービスのようです。この先いよいよ馬越峠の核心部に向かうので、その前に疲労回復できれば、と、藁にもすがるつもりで、並んで待ちました。
ジェルを塗って太ももとふくらはぎをマッサージしていただき、コリがほぐれたような気がしました。ありがとうございました!こういうのは、やはり気持ちが大事ですね。エイドに寄れなかったことも忘れて、先に進むことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/96/a0be3679a64b14e84eee94e21d9fdd71.jpg)
そこからは、ちょっと走れる少しゆるいのぼりが続き、右折したらいよいよ峠です。ここからはほとんど歩き。というか、早歩きをするのも厳しい斜度でしたが、黙々と峠の頂上を目指しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/83/a9cfcd0cf09d9c7b439fd8caece20225.jpg)
念願の峠の頂上付近になると、傾斜はゆるくなりますが、なかなか歩きから走りに気持ちが切り替わりません。でも、かなり気が楽にはなりました。峠のエイドでは、しばらく座り込んで休息。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/04/93d6290a76c1b7f20873bdf250229b86.jpg)
峠の先は、けっこうな下り坂。ゴールまではもうあまり下りは無いので、多少ヒザに無理をかけても大丈夫かな、と思い、ブレーキをあまりかけずに下ります。しばらく使っていなかった下りの筋肉は、なかなかがんばってくれて、けっこういいペースで下れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/74/d8e975a927a7f6da8cc64c2d19093bac.jpg)
急な下りが終わると、千曲川(だったと思います…)沿いの走りやすい道になります。川からはオオヨシキリの”ギョギョシ、ギョギョシ”というにぎやかな声が響き(他のランナーはまったく関心を寄せていないようでしたが・・・)、ちょっとだけ元気をもらいました。
しばらく下ってけっこう疲れてきた頃、誘導員の方が「あと300mでエイドですよー」と叫んでいます。細い道を入ると87kmの原公民館のエイドがありました。ここで16:39。関門まで余裕が50分。またゴールまでは、2時間20分で13km行けばいい計算です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c4/76fdb9bcc4c411ac4af3935847ecf933.jpg)
うどんコーナーには人が並んでいたので、あきらめて早めに出発しようかな、とも思いましたが、かなり疲労がたまっていたこともあり、早いタイムよりは時間内完走を目指す(帰りの車を運転する気力も残しておかなければ・・・)ということで、休みがてらうどんの列に並びました。そういえば、去年の飛騨高山ウルトラマラソンの72kmコースしか、ウルトラのコースを走ったことの無い私は、すでに87kmという未知の世界に到達していたのです。そりゃー疲れるわけだ・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/68/f0142b8980ffcf4b9f49c325887d5fd5.jpg)
さあ、あと13km。走り出してはみたものの、早々に自販機が目に付いて、コーラを購入。炭酸に涙目になりながらも、リフレッシュして(気分だけ?)走りました。
このあたりは商店街で、ところどころに応援の方がおられて、元気をいただきました。ただ、買い物のおばさんとかが怪しい集団に目を向けずに(?)歩いていて、19回を迎えた歴史ある大会(地元では、当たり前の風景になっている?)ならではの風景のように感じました。
平坦なコースを進むと、やがて左手に上り坂が見えてきました。ずっと遠くまで、ランナーが進んでいるのが見えます。登りの直前までは走りましたが、上り坂は歩き。もう、時間内完走だけが目標になっています・・・。
その先は平坦なところとゆるいのぼりが続き、走ったり歩いたりを繰り返して進みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/86/10e5295692d05df2b892e38042d016af.jpg)
93kmのエイドを過ぎ、95kmの表示までが長かったこと・・・。だだっ広い農地の中を、よれよれになったランナーたちが進みます。時々力のある走りのランナーが追い抜いていきますが、大方のランナーは走ったり歩いたり。おそらくみんな、時間内完走が見えてきたので、まあこれくらいでいいかー、と思っていたと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/67/06728411d0f5c5af6a4e259068ca1891.jpg)
あと残り3km位になると、いったんゴール地点に近づき、ゴールを報じるアナウンスの声が響いてきます。そしてその声はやがて小さく。
その頃になるとだんだん日暮れになり、周りがうす暗くなって、小雨も降ってきました。
カウントダウンの距離表示を見ながら、残り1kmからは走りました。疲労はたまり、足の筋肉も悲鳴を上げ始めていました。でもあと1km、となるとなんとかがんばれるもので、交差点を右に曲がって応援の人々が目に入ると、疲れも忘れ、いいペースで走っていきました。
ハイタッチ、ゴールポスト、ゴールテープ切りを待つランナーの列、そして、長かった1日、13:52が終わりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/16/805256f0d55b4ca4fa1ffb72820b6475.jpg)
ゴールして、メダルを首に掛けていただいてからは疲れが(眠気も)一気に出て、荷物回収をした体育館内で1時間近くうとうとしながら休みました。
ふと気づくと人が少なくなっており、駐車場行きの最終シャトルバスの時間が近づいていました。体育館を出ると、けっこうな雨が降っていました。意を決して雨中に走りだし(たぶんキロ9分ペース?)、シャトルバスに乗り込み、駐車場へ運ばれました。
帰路は、疲れと眠気で、何度か仮眠を取り、家に着いたのは明け方4時でした。あ・・・、午前中だけでも休暇をとっておけばよかったな・・・。
長文になってしまいましたが、初めての100kmの挑戦の記録を記してみました。
もうすぐ飛騨高山ウルトラマラソンも近づき、次の土曜には試走も予定しています。
地元ということで、知り合いも応援に来てくれるでしょうし、エイドのスタッフにも知った方がたくさんおられます。
まずは完走を目指しますが、今回のように「時間内完走」ではなく、いい走りで完走できるようにがんばりたいと思います。野辺山のように帰りの車の心配はいりませんから、あとはちょっと無理しても大丈夫なように、翌日の休暇を取得しておこうっと。
さて、50kmを過ぎてコースは登り基調になります。難所(名所?)となっている馬越峠まで約30kmののぼりです。休憩したのと、そばのおかげか、まだ足は残っていて、ゆっくりですが走って進みました。
54kmのエイドを過ぎると、交差点があり、北相木村役場までの折り返しルートに入ります。ここからも登りのコースで足に響きますし、さらに心なしかウキウキ走っている折り返してきたランナーとすれ違うことで、ちょっと心にもダメージ(?)を負いながら走ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/c3/3e55256bd91115e14a6a5e5511c55bce.jpg)
折り返し点の北相木村役場エイドは着替えポイントとなっておりにぎわっていました。私は着替えの用意が無いため、おにぎり、味噌汁などを頂き、休息後に出発。
登りが続いていたこともあり、けっこう疲れがたまってきましたが、折り返し分岐まではやや下りが続いたため、なんとか走り続けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a0/449a272e5fa28ea11b28d6029d68caba.jpg)
分岐からはまた、登り基調。歩きを入れているランナーも増えてきましたが、私はなんとか走り続けます。とはいっても、早歩きとあまりスピードが変わらないような走り・・・。私設エイドが見つかるとこまめに立ち寄って、休息をとりつつ進みました。
ふと視界の端に「坂下」というバス停(だったかな・・・)標識が見えました。坂の下ということは、その先に登り坂があるのでは・・・と思ったら、まさにその先に一段と急な登りが見えました。ここでとうとう心が折れて、歩きを入れちゃいました・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/6b/209b5cc2ff21387f741f5571f421f44f.jpg)
そこからは、坂がゆるいところはちょっと走り、急なところは歩きをいれて進みました。
そして見えてみた第3関門の滝見の湯。到着は14:16。関門閉鎖までの余裕は1時間ほど。ここは71kmコースのゴールともなっており、人でにぎわっていました。とはいえ、エイドは関門の手前にあったようで、関門に気を取られて進んでしまった私は、エイドに寄りそびれてしまいました・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/78/e126991d17801917643414cd6ee0f3ac.jpg)
ふとその先に、人が並んでいるテントを発見!マッサージをするサービスのようです。この先いよいよ馬越峠の核心部に向かうので、その前に疲労回復できれば、と、藁にもすがるつもりで、並んで待ちました。
ジェルを塗って太ももとふくらはぎをマッサージしていただき、コリがほぐれたような気がしました。ありがとうございました!こういうのは、やはり気持ちが大事ですね。エイドに寄れなかったことも忘れて、先に進むことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/96/a0be3679a64b14e84eee94e21d9fdd71.jpg)
そこからは、ちょっと走れる少しゆるいのぼりが続き、右折したらいよいよ峠です。ここからはほとんど歩き。というか、早歩きをするのも厳しい斜度でしたが、黙々と峠の頂上を目指しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/83/a9cfcd0cf09d9c7b439fd8caece20225.jpg)
念願の峠の頂上付近になると、傾斜はゆるくなりますが、なかなか歩きから走りに気持ちが切り替わりません。でも、かなり気が楽にはなりました。峠のエイドでは、しばらく座り込んで休息。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/04/93d6290a76c1b7f20873bdf250229b86.jpg)
峠の先は、けっこうな下り坂。ゴールまではもうあまり下りは無いので、多少ヒザに無理をかけても大丈夫かな、と思い、ブレーキをあまりかけずに下ります。しばらく使っていなかった下りの筋肉は、なかなかがんばってくれて、けっこういいペースで下れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/74/d8e975a927a7f6da8cc64c2d19093bac.jpg)
急な下りが終わると、千曲川(だったと思います…)沿いの走りやすい道になります。川からはオオヨシキリの”ギョギョシ、ギョギョシ”というにぎやかな声が響き(他のランナーはまったく関心を寄せていないようでしたが・・・)、ちょっとだけ元気をもらいました。
しばらく下ってけっこう疲れてきた頃、誘導員の方が「あと300mでエイドですよー」と叫んでいます。細い道を入ると87kmの原公民館のエイドがありました。ここで16:39。関門まで余裕が50分。またゴールまでは、2時間20分で13km行けばいい計算です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c4/76fdb9bcc4c411ac4af3935847ecf933.jpg)
うどんコーナーには人が並んでいたので、あきらめて早めに出発しようかな、とも思いましたが、かなり疲労がたまっていたこともあり、早いタイムよりは時間内完走を目指す(帰りの車を運転する気力も残しておかなければ・・・)ということで、休みがてらうどんの列に並びました。そういえば、去年の飛騨高山ウルトラマラソンの72kmコースしか、ウルトラのコースを走ったことの無い私は、すでに87kmという未知の世界に到達していたのです。そりゃー疲れるわけだ・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/68/f0142b8980ffcf4b9f49c325887d5fd5.jpg)
さあ、あと13km。走り出してはみたものの、早々に自販機が目に付いて、コーラを購入。炭酸に涙目になりながらも、リフレッシュして(気分だけ?)走りました。
このあたりは商店街で、ところどころに応援の方がおられて、元気をいただきました。ただ、買い物のおばさんとかが怪しい集団に目を向けずに(?)歩いていて、19回を迎えた歴史ある大会(地元では、当たり前の風景になっている?)ならではの風景のように感じました。
平坦なコースを進むと、やがて左手に上り坂が見えてきました。ずっと遠くまで、ランナーが進んでいるのが見えます。登りの直前までは走りましたが、上り坂は歩き。もう、時間内完走だけが目標になっています・・・。
その先は平坦なところとゆるいのぼりが続き、走ったり歩いたりを繰り返して進みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/86/10e5295692d05df2b892e38042d016af.jpg)
93kmのエイドを過ぎ、95kmの表示までが長かったこと・・・。だだっ広い農地の中を、よれよれになったランナーたちが進みます。時々力のある走りのランナーが追い抜いていきますが、大方のランナーは走ったり歩いたり。おそらくみんな、時間内完走が見えてきたので、まあこれくらいでいいかー、と思っていたと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/67/06728411d0f5c5af6a4e259068ca1891.jpg)
あと残り3km位になると、いったんゴール地点に近づき、ゴールを報じるアナウンスの声が響いてきます。そしてその声はやがて小さく。
その頃になるとだんだん日暮れになり、周りがうす暗くなって、小雨も降ってきました。
カウントダウンの距離表示を見ながら、残り1kmからは走りました。疲労はたまり、足の筋肉も悲鳴を上げ始めていました。でもあと1km、となるとなんとかがんばれるもので、交差点を右に曲がって応援の人々が目に入ると、疲れも忘れ、いいペースで走っていきました。
ハイタッチ、ゴールポスト、ゴールテープ切りを待つランナーの列、そして、長かった1日、13:52が終わりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/16/805256f0d55b4ca4fa1ffb72820b6475.jpg)
ゴールして、メダルを首に掛けていただいてからは疲れが(眠気も)一気に出て、荷物回収をした体育館内で1時間近くうとうとしながら休みました。
ふと気づくと人が少なくなっており、駐車場行きの最終シャトルバスの時間が近づいていました。体育館を出ると、けっこうな雨が降っていました。意を決して雨中に走りだし(たぶんキロ9分ペース?)、シャトルバスに乗り込み、駐車場へ運ばれました。
帰路は、疲れと眠気で、何度か仮眠を取り、家に着いたのは明け方4時でした。あ・・・、午前中だけでも休暇をとっておけばよかったな・・・。
長文になってしまいましたが、初めての100kmの挑戦の記録を記してみました。
もうすぐ飛騨高山ウルトラマラソンも近づき、次の土曜には試走も予定しています。
地元ということで、知り合いも応援に来てくれるでしょうし、エイドのスタッフにも知った方がたくさんおられます。
まずは完走を目指しますが、今回のように「時間内完走」ではなく、いい走りで完走できるようにがんばりたいと思います。野辺山のように帰りの車の心配はいりませんから、あとはちょっと無理しても大丈夫なように、翌日の休暇を取得しておこうっと。