飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

「宮村」に帰ってきましたー

2016-04-08 00:43:24 | できごと

年度末の忙しさ、新年度に入ってのバタバタが続き、全然アップできませんでした・・・

4月から、職場が高山市一之宮町(旧、宮村!)に変わり、平成17年2月1日の市町村合併以来離れていた(職場として、という意味で)地元に帰ってきましたー

これで、村時代にやっていたこと、やりたかったことに再び携われることになり、楽しみ!です。

徐々にペースをつかんでいき、ブログも地元ネタを中心にマメにアップできるようになる、かもしれません。

先ずは帰還報告ということで。

あ、そういえば、今年は雪が少ない冬で、春の訪れも早そうです。臥龍桜が10日ころにはさき始めちゃうかも。咲く前にはレポします。


神渕神社(天王山)のお祭りに

2012-04-21 23:26:54 | できごと
 (ちょっと前ですが・・・)4月15日(日)、故郷の神渕神社のお祭り(例大祭)に行ってきました。今年は実家のある地区が当番で、兄や甥、姪が祭りに出るということで、カメラマンとして久しぶりにふるさとの祭りを見てきました。

 神渕は「かぶち」と読みます。昔は神淵と表記していました。別名「天王山(てんのやま)の祭り」とも呼ばれます。
 神渕神社は、集落から離れた山奥にあり、細い林道を車で登った終点にあります。子供のころは、山の中に歩道があり、そこを歩いて登っていた記憶があります。

 神社一帯は、杉の大木があちこちに生え、特に大きい一本が「神渕神社の大杉」として国の天然記念物に指定されています。




 子供のころは、祭りになるとやってくる屋台(売店)が楽しみで、少ないお小遣いを握り締めて、にぎやかな屋台をうろうろした思い出しかありません。小学生の時に祭りに出た時は、祭屋台(山車:やま)に乗って小鼓を打ちました(かすかな記憶しかありませんが・・・)。
 ということで、我ながら意外でしたが、祭り全体を通して見たのは今回が初めてだったかもしれません。

 構成としては、昼から社殿で祭典が行われ、その後鳥居から祭行列が本殿に神様を迎えにいき、御神輿を伴った祭行列が鳥居近くのお旅所まで戻り、神事を終えたら御神輿が本殿に帰ります。最後に祭屋台で太鼓や鼓の演奏、天狗とオカメの舞、とまあ、ざっとこんな構成でした。


神様を迎えにいく行列(その1)


神様を迎えにいく行列(その2、笛)


御神輿を伴った祭り行列の獅子舞(先導する人の持つ榊をめがけて獅子頭が動き回ります。十数人が獅子を動かすのであっちこっちに暴れまわります)


お旅所に入った神様の前で神事


祭屋台の上での太鼓、鼓の演奏


祭りの最後を締めくくる餅まき


 どこに行くかわからない獅子舞や、子供たちがササを持って鬼を打つところ、巫女さんが神饌を捧げるときの所作、断片的な記憶が改めてつながって、生き生きとした天王山の祭りの全体像が見えました。

 おそらく人口が減って、また人々の意識が変わる中、祭りを支える人も減り(見物人も昔と比べて少ない印象を受けました)、これだけの祭りを毎年継続していくのは大変なことだろうと思いました。久しぶりに会った親類の方も、あり方を変えていかないとあと10年もしたらやっていけなくなるだろうとおっしゃっていたのが印象的です。

 ただ、これだけの歴史ある祭りなので、地域の方の誇りになるような、または充実感が得られるような仕掛けを加えることで、もっと多くの方が自ら支える地域の祭りにできる可能性もあるのでは、と思いました。(外からの無責任な思いでしかありませんが・・・)


 最後になりましたが、今日はハーフの距離(21km)走り、今月は週30~40kmのペースで走っています。

 月末には、飛騨高山ウルトラマラソン愛好会(?)のメンバーで、雪で通れないところを除き、試走する予定です。そこで初めてフルマラソンの距離を超え、60kmほど走る(歩く?)予定なので、うまくいけばそれで今月も200kmを達成しそうです。獲らぬ狸の皮算用という言葉もあるので、どうなりますやら・・・
 


大学のサークル(生物科学研究会)OB会に参加してきました。

2012-01-19 00:43:48 | できごと
 14日(土)、大学時代に所属していたサークルである生物科学研究会(略称:生研)のOB会に参加してきました。名前は厳めしいですが、要は生物部ですね。

 ふつうOB会というと、お酒を飲んで懐かしい話をして終わりって感じでしょうが、生研のOB会はここ数年、夜の飲み会に先立つ午後、1時から5時位の間、何人かが発表を行うことになっています。

 その発表っていうのがなかなかのもので、学生当時の趣味である生物観察などを50代、60代になっても続けている猛者が、日ごろたまった(?)思いをこのときとばかりに放出するような、聞き応えのあるものが多くあります。



 ある方は、はるかネパールまで蝶(日本名がまだついていない種類)の生態を探りに調査旅行をし、またある方はハチクマという猛禽類の鳥の渡りの様子を撮影しに長崎県五島列島に渡って、その様子を写真を交えて発表してくださいました。また、ふつうは嫌われる「蛾」の仲間で、カトカラ類(名前の最後に~シタバとつく蛾で、ふだん上羽に隠れている下羽に、蛾らしからぬきれいな模様がついている)の蛾たちを観察対象としている方は、日本中にいる31種(だったかな)を観察(採取)した話をされ、蛾に対する印象(今度見たら下羽を観察してみよう!)が変わりました。

 なかでも印象に残った話は、日本にもともと住んでいるニホンミツバチをつかまえて巣箱に入れ、養殖して蜂蜜を採ったり蜜蝋を採取している方のお話。けっこうふつうにニホンミツバチがすんでいて、その生態を知って捕まえれば、おいしい蜂蜜が手に入るとのお話でしたが、きっといろんな試行錯誤をしながら今の手法にたどり着いたんだろうなぁ・・・と思いました。高山市内でも何人かミツバチを趣味で飼っている人を知っていて、ちょっと興味はあったけど、手をつけずにいました。面白くなってのめりこみそうだったので・・・。これ以上趣味が増えたら、日常生活がますます困難になってしまうような気がします。

 でも、次の春、梅の花が咲いたらニホンミツバチを探しに行きそうな自分がいます。

 それにしても、いくつになっても学生時代の趣味を引きずって、いやいや継続して仕事以外にも他人に発表できる成果を残していけるっていうのは、うらやましいですね。私もそんなおじさん目指して、いろいろ面白いことを続けたいものです!


最近のことなど

2010-04-04 23:13:46 | できごと
 年度末のばたばたで更新ができませんでしたが、最近の様子などをちょっとアップします。

 4月3日(土)は、飛騨一宮水無神社で飛騨に遅い春の訪れを告げる「生きびな祭」が開催されました。
 

朝は晴れ間が出て良い天気かなと思ったら雪や雨が降るなど、ちょっと変な天気でした。私は、地元のそばの会で手打ちそばの店を出した手伝いをしていました(そのため行きびな様の行列の写真を撮るひまがありませんでした・・・)。平安装束に身を包んだ女性を中心とした行列は、晴れ間を縫って行なわれ、さいごは雛餅まきで幕をとじました。
 帰りに神社近くの桜の木を見ると、まだまだと思っていた桜の芽が膨らんでいました。このまま暖かい日が続けば、4月半ばくらいに咲きはじめるでしょうか?


 三重県ではもう桜が満開とのお知らせ&画像を、三重県の知人が送ってくれましたが、飛騨にも早く桜が咲く日が来ますように!

 4月4日(日)は、町内会の組ごとに行なわれる環境整備の日でした。天気は良かったのですが、朝は冷え込んで、田んぼの水たまりには氷が張っていました!


 私は水門の土砂よけの担当で、スコップと鋤簾を持って集合。日ごろ使わない筋肉を総動員して、ぼちぼち貢献してきました。水門は、川の水を引き込んで、農地へ送る水路に水を供給する役目をもっています。土砂が水路に流れ込まないように、土砂排出用の管も設置されています。





 けっこうな肉体労働ですが、何とか役目を果たすことが出来ました。皆様お疲れ様でした!

アニマルトレッキングとジビエ料理試食体験ツアー、スタッフ参加しました。

2010-02-21 21:51:04 | できごと
 昨日と今日は、冷え込みもそれほどでなく穏やかな天気でした。20日(土)には、前回ちょっと書きましたが、表題の行事が開催され、スタッフとして参加しました。

 この行事は、飛騨の森に関わるいろんな人の集まりである「飛騨の未来の森づくりネットワーク(代表:伊藤栄一氏)」主催の、森を知るツアーの第3弾で、森と動物をテーマに開催されました。



 午前中は、森づくりNPOの理事であり、猟友会員、そして有害鳥獣捕獲にも従事しておられる田中氏を講師にした講演会がありました。自分が仕留め、自分が作った剥製などの標本類を用いたわかりやすくためになるお話でした。


 その後はジビエ料理試食。田中さん提供のイノシシ、シカなどの肉を、塩こしょうなどで味わいました。イノシシやエゾシカのソーセージ、イノシシ汁なども好評でした。

 イノシシの肉。焼肉が意外とおいしいことが判明!


 エゾシカ&イノシシのソーセージ。ビールがほしくなりました・・・。


 あったかイノシシ汁。皆さんおかわりをしていました。


 シカ肉のジンギスカン風味。私は他の仕事に従事していてこれは食べれませんでした・・・。残念!

 午後は、かんじきをはいて近くの林をアニマルトレッキング。短時間でしたが、カモシカ、テン、キツネの足跡が発見できました。


 以上、盛りだくさんの内容でした。参加者の皆さんが、森と動物について楽しみながら考えるきっかけになったとしたら、スタッフとしてうれしいですねー。ちょっと疲れましたけど・・・。